劣化により傷んでいたALC外壁への塗装工事にあたり、塗料が付着してはいけない箇所に対し、あらかじめ養生を行っています。
養生を行っておくことで、塗装工事中に汚してしまうことを気にせず、効率よく施工することが可能となります。
また、窓際などへ施す養生は、そのまま仕上げのラインとなるので、きれいな直線を出して行うことが重要になります。
つまり、養生は、作業の効率性を高めるだけでなく、完成品質の向上を図るうえでもポイントとなる工程なのです。
窓や玄関ドアのほか、ガスやエアコンの配管、インターホン、外部コンセント、給湯器などへの養生が完了しました。
現場調査の際、給湯器の配管や電気配線などを通すため、ALC外壁に開けられた穴は、そのままの状態となっていました。

このような穴をそのままにしておくと、雨水の影響を受ける可能性があるばかりか、虫や小動物が入り込む可能性もあるので、塗装を行う前に補修材を穴に埋めて処理しておきます。

ちなみに、穴埋めに使用したのは、カチオン系の補修材です。
カチオンとは、プラスの電気を帯びた陽イオンのことであり、一方、マイナスの電気を帯びた陽イオンはアニオンといいます。
通常、ALCやモルタル、コンクリートなどの仕上げは、アニオンの状態にあるので、カチオン系の補修材を用いることで、電気的に引き寄せあう結合の力が加わり、強力な付着性が得られるのです。

また、外壁面に露出していた換気ダクトの周辺にもカチオン系補修材を埋めて補修しています。
なお、外壁塗装を行った後には、防虫網付きの換気フードを設置する予定です。
下地処理を適切に行った後は、いよいよ塗装工程となります。
この塗装工程に関する内容は、次回からのブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
記事内に記載されている金額は2024年03月29日時点での費用となります。
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