岡谷市山下町で外壁塗装のお問い合わせをいただき、早速下見、現地調査をさせていただきました。今年は暖冬の影響か塗装のお問い合わせがいつもより1カ月くらい早くいただいています。コロナウイルスの関係で建築業界も少なからず影響を受けていますが、塗料が手に入らない等は今のところありませんので、ご安心いただきお問い合わせくださるようお願いいたします。
さて、今回の物件ですが、岡谷市山下町のパナホームさんのお家で外壁はこのブログでも再三出てきている窯業系サイディングです。

全体的に褪色が進み、くすんだ感じになっています。ベランダ小窓の下の黒いしみはエフロレッセンス(白華現象)といって、コンクリートの水酸化カルシウムが水で溶け出して、空気中の空気中の炭酸ガスに反応して固ま、結晶化したものです。水に溶けだすということで、コンクリート内部に水が回ってしまっていることを意味します。窓下に黒いしみが見えたらこのエフロレッセンスだと思ってください。補修時期のサインです。


お客様が気にされていたチョーキングです。左が壁に触る前、右が壁に触った後です。指先が白く汚れているのがわかるかと思います。これがチョーキングです。紫外線により塗料の中の顔料が表面に浮いて出てくる現象です。これも塗り替えのサインです。


シーリングの劣化です。サイディングボード間の隙間(目地)に打つゴム状の防水材ですが、これも紫外線や雨風によって劣化してしまいます。外壁の塗り替えの際にはこのシーリングの打ち替えもお勧めしています。建物の上から下まである材料なので、メンテナンスには足場が必要です。同じく外壁塗装にも足場が必要なので、1階の足場架設で両方の工事ができて効率的です。


シーリングにもチョーキングが発生します。右の写真の人差し指先が白くなっているのがお分かりかと思います。ベランダ下の横方向に打っているシーリングを触った写真です。


窓の横にクラック(亀裂)が生じていました。あまり見ないところでのクラックで、クラック幅も広いものでした。おそらく水が原因かと思います。サッシ周辺のシーリングの打ち替えが必要だと思われます。

これもお客様が気にされていたベランダの外壁の破損です。シーリングの劣化による雨水の侵入で爆裂したものだと思われます。爆裂は壁内に入った水が冬に凍結して膨張し、中から破裂する現象です。


他にもクラックやエフロなど、補修か所が多く見られました。これ以上被害が大きくならないうちに早めのメンテナンスが必要だと思います。
記事内に記載されている金額は2020年03月03日時点での費用となります。
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