木曽郡大桑村での外壁塗装工事が終わりました。
木目調の柄が入った窯業系サイディングの外壁です。
外壁塗装は通常刷毛やローラーで3回塗りをします。塗り終わるとそこそこ厚い塗膜が完成します。
今の木目調の模様は通常のやり方だと消えないまでも薄くぼやけてしまう可能性がありました。
何とか模様は残してほしいという強いご要望で、職人と相談した結果、ちょっとだけ技術を使ってご要望にお応えしました。
施工前と施工後、ビフォーアフターの写真です。木目調はきれいに出ていると思います。
ちょっとした技術とは、吹き付け塗装です。
吹き付けは一般的に塗装で行われている方法ですが、今回のお施主様のご要望通りの仕上がりにするには、ただ吹き付ければいいというものではありません。
木目が出るようにただ薄く吹き付ければいいというものでもありません。
適正な量を塗布しなければ塗料の性能が発揮されません。
剥がれなどの不具合につながることもあります。
木目が残るギリギリの量を塗布するには技術と経験が必要です。
お風呂のサッシ周りに爆裂が発生して、外壁がボロボロになっていました。簡単な補修ではきれいに直らないので、ボロボロの外壁を撤去して金属サイディングを部分的に張りました。これも色は同じ色を塗ることができますが、がらは金属サイディングのラインナップになければ、目立ってしまうところでした。偶然にも同様の柄のものがあり、補修後はほとんどわからない仕上がりになっています。
お施主様も大変喜んでいただきました。
記事内に記載されている金額は2024年11月02日時点での費用となります。
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