カビは戸建て住宅の北側など、
日が当たりにくい場所に発生します。
塗膜が劣化し、防水効果がなくなってきたサインです。
劣化症状がカビのみの場合は、すぐに工事が必要という
高圧洗浄機でカビを除去するか、外壁塗装工事を検討し出すことをお勧めします。
右のお写真は「チョーキング」が発生している外壁です。
チョーキングとは、
手で外壁を触った時に、粉が付着する現象を言います。
塗膜の劣化により、
塗料に含まれる顔料が離脱して発生します。
確認しやすい劣化症状ですので、
ご自分で外壁を触って一度確認してみましょう。
クラックは大きく分けて「構造クラック」と「ヘアークラック」の2種類あります。
構造クラックは幅が0.3mm以上、深さが5mm以上あるクラックで、
ヘアークラックは髪の毛のような細くて浅いクラックです。
クラックを放置するとその部分から雨水が浸入し、戸建て住宅内部の腐食に繋がります
早めの外壁塗装工事をお勧めします。
右のお写真は「塗膜の剥がれ」が発生している状態です。
塗膜の剥がれは、
塗装前の洗浄が不十分、外壁材に塗料が合っていない、
様々な原因から発生します。
適切な下塗り材を使って戸建て住宅の外壁塗装工事を行いましょう。
シーリングは戸建て住宅の外壁目地や窓まわりに使用されており、
年数が経過するとともに外壁同様劣化します。
シーリングの劣化は硬化から始まり、
クラック→剥がれ→剥離となります。
写真は完全に剥離している状態で、雨水がいつ浸入してもおかしくありません。
早急なシーリング工事、外壁塗装工事が必要です。
右のお写真は外壁の「サビ」です。
サビは放置すると広がり、腐食し、外壁に穴があいてしまいます。
下塗り材にサビ止め塗料を使い、早めに外壁塗装工事を行いましょう。
必ず足場の仮設工事を行います。
外壁塗装工事は高所作業になるため、
職人の安全確保や材料置き場として必要です。
組み立てた足場にメッシュシートを取り付け、
洗浄の際の水や、塗料の細かな飛沫が飛び散るのを防ぎます。
玄関ドアや窓、電子機器など、
塗装しない箇所は「養生」を行います。
次に「洗浄」を行います。
塗装面に付着している汚れや剥がれかけの塗膜などを、
高圧洗浄機を使って綺麗に洗い落とします。
塗装面に汚れが残ったまま塗装をすると、
塗膜の早期剥がれなどの原因になるため注意が必要です。
ケレン作業はサンドペーパーや専用の工具を使い、
塗装面のゴミやほこり、
洗浄で落としきれなかった剥がれかけの
ケレンを行うことで、外壁と塗料の密着も良くなります。
次に「下地補修」を行います。
外壁に大きなクラックがある場合は、
専用の材料を使ってクラック補修を行います。
クラック補修を行わずそのまま塗装をしてしまうと、
クラックの跡が出てきてしまったり、
大きなクラックを放置すると戸建住宅の基礎の強度に関わります。
クラックだけでなく、
外壁材の浮きも補修してから塗装をしましょう。
シーリングの打ち替えや増し打ち
シーリング材には様々な種類があり、耐久年数も様々です。
外壁に使用する塗料と同じぐらいの耐久年数のものを選ぶようにしましょう。
弊社がお勧めするシーリング材は、
高耐久シーリング材「ジョイントエンペラー」です。
ジョイントエンペラーは年数が経過しても硬化しづらく、
長期にわたって柔軟なシーリングを維持することができます。
シーリング工事の後は、
外壁の下塗りをしていきます。
下塗りに使用する塗料は、
外壁の素材や状態に合わせて変える必要があります。
塗料選びを間違えると塗膜が剥がれる原因となりますので注意が必要です。
戸建ての外壁塗装工事は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本です。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
同じ塗料を2回重ねて塗ることで塗膜に厚みが出て、
塗料の機能性を保持することができます。
塗り残しや塗りムラを防ぐという役割もあります。
外壁、軒、付帯部の塗装を終えたら、
検査、足場解体、掃除を行い、外壁塗装工事が完工となります。
記事内に記載されている金額は2021年05月24日時点での費用となります。
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