こんにちは!街の外壁塗装やさん大阪平野店の有持です!(`・ω・´)ゞ
本日は、藤井寺市藤井寺の現場より、塗装工事の要(かなめ)である「屋根塗装」の全工程を詳しくお届けします。
リフォームのチラシなどで「4回塗り、5回塗りで長持ち!」といった言葉を見かけることはありませんか?
「回数が多い方がお得で丈夫そう!」と思われるかもしれませんが、実はこれ、大きな間違いであることも多いんです。
私たちは、その屋根の材質や状態にとって「適切な回数、適切な塗料」こそが、屋根を最も長く守る正解だと確信しています。
本日は、なぜ私たちが「基本」にこだわるのか、そして雨漏りを防ぐための「絶対に必要なひと手間」について、プロの視点で解説します!

1. 塗装の前に!命運を分ける「ひび割れ補修」
「さあ、いよいよ塗装!」といきたいところですが、その前に必ず行うべき作業があります。
それが「下地補修」です。

経年劣化したスレート屋根には、目に見えないような細かいひび割れ(ヘアクラック)や、欠けが発生していることが多いです。
これを無視して上から塗料を塗ってしまうと、そこから雨水が侵入し、雨漏りや屋根材の剥がれにつながってしまいます。
私たちは、どんな小さなひび割れも見逃さず、専用の補修材(シーリング材など)でしっかりと埋めてから塗装に入ります。
「悪いところは直してから塗る」。当たり前のことですが、このひと手間が仕上がりの寿命を大きく左右するんです。
2. 雨漏り防止の決定打!「タスペーサー」設置
それがこちらの「タスペーサー」の設置です。


「屋根塗装をしたら雨漏りした」というトラブルを聞いたことはありませんか?
実は屋根は「毛細管現象」と呼ばれる水の特性により屋根内部に雨水が侵入することがあります。
これを知らずにそのまま塗装だけすると塗料で屋根材同士の隙間が完全に埋まってしまい、入った雨水の逃げ場がなくなることで雨漏りの繋がってしまうことがあるのです(>_<)
これを防ぐために、屋根材の間にあえて隙間を作る作業を「縁切り(えんきり)」と言います。 昔はカッターで一枚一枚切っていましたが、再びくっついてしまうリスクがありました。そこで私たちは「タスペーサー」という専用部材を挿入することで、長期間にわたり均一で確実な排水スペースを確保しています。
地味で見えなくなる部分ですが、お客様の大切なお家を雨漏りから守るためには、絶対に省略できない工程なんです。
3. 痛んだ屋根を蘇らせる「下塗り」の重要性

この工程の役割は、単なる接着剤だけではありません。
経年劣化した屋根は、例えるなら「乾いたスポンジ」のような状態。水分や塗料をぐんぐん吸い込んでしまいます。
もし下塗りを十分に吸わせずに上塗りをすると、塗料の成分が屋根材に吸われてしまい、表面の保護膜がペラペラになって早期剥離の原因になります。
「たっぷりと染み込ませて、下地を固める」。
これにより、屋根材自体の強度を復活させ、この後に塗る仕上げ塗料がしっかりと密着する「強固な土台」を作り上げるのです。
4. 「適切な3回塗り」で仕上げる中塗り・上塗り


ここで冒頭の話に戻りますが、なぜ私たちは「3回塗り」を厳守するのか。
それは、塗料メーカーの仕様書(ルールブック)に「最適な塗膜性能を発揮するのはこの厚み」と科学的に計算されているからです。
必要以上に厚塗りしすぎると、かえって塗膜が割れやすくなったり、乾燥不良を起こしたりするリスクがあります。 大切なのは回数を増やすパフォーマンスではなく、以下の2点を守ることです。
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規定の塗布量(缶数)を使い切る 膜厚0.06㎜~1㎜
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適切な乾燥時間(インターバル)を置く 3時間以上7日以内
「当たり前のことを、誰よりも丁寧にやる」。これが一番確実で、お家を長持ちさせる秘訣です。(`・ω・´)ゞ

施工完了後の屋根をご覧ください! 適切な厚みで形成された塗膜は、肉厚感のある素晴らしい艶を放っています。
これで紫外線や雨からお家をしっかりガードできますね!
明日は、外壁の塗装工程へと進んでいきます。 お家の印象がガラッと変わる瞬間を、次回も楽しみにしていてくださいね!(^^)
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