ほとんどの方が気にしないでしょうが、塗料には乾燥した際に硬い塗膜になるものと柔らかい塗膜になるものが存在します。柔らかい塗膜と硬い塗膜、これらが何故存在するかというと、それぞれ用途と必要性があるからです。
まず柔らかい塗膜ですが、これは弾性塗料と呼ばれるものが形成する塗膜です。柔らかいから伸縮性があり、塗られたものに追随して伸びたり、縮んだりすることが可能です。古くなってくるとクラックが入ってしまうモルタルなどに適した塗料です。塗膜の下のモルタルに小さなクラックが発生しても、伸びることらよって覆い隠してくれます。弾性塗料のエラストコートは360%の弾性性能を誇ります。
次に硬い塗膜ですが、これは文字通り、硬いところを塗るのに適しています。お住まいの大部分が硬いじゃないかというツッコミが入りそうですが、確かにその通りです。クラックなどの心配がないサイディングなどの塗装に適しています。シリコン塗料などはこの硬い塗料に入ります。
要は適材適所なのです。ただ、施工には注意が必要で既存のものが柔らかい塗膜の場合、その上に硬い塗膜となる塗料を塗ることはできません。柔軟性がないために割れや剥がれを起こしてしまうからです。逆に硬い塗膜に柔らかい塗膜となる塗料を塗ることはできます。ただし、柔らかい塗膜が通気性を持ったものでないと、膨れの原因なります(エラストコートは通気性も備えております)。
お住まいの塗り替えをするのだったら、外壁材に合わせて塗膜の硬さを選ぶことも忘れないようにしましょう。分からないことは何でも外壁塗装センターにご相談ください。
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