●「美しい配色はたくさんの色を使うことによってできるのではなく、ごく限られた色の使用によって達成できる。」(ルード アメリカの自然学者)
19世紀に活躍した自然学者の言葉です。数多くの自然と風景を見てきたからか含蓄がありますね。これは西欧のオーソドックスな配色理論になっています。そして彼は著書「現代色彩学(モダンクロマチックス)」の中で次のようにも述べています。
●「自然光のもとでの色の見え方には一定の法則があり、同じ色でも光が当たっているところは黄みがかって見え、影の部分は青みがかって見える。」
彼の観察眼には本当に頭が下がります。これは色相の自然連鎖とも呼ばれ、のちにナチュラルハーモニーに発展します。
上の左写真は彼の言葉通りですね。この光の当たり方を参考にした配色をナチュラルハーモニーと呼びます。具体的には黄に近い色を明るく、青紫に近い色を暗くする方法です。色合いが近いものでしか組み合わせることができません。自然界から学んだ配色理論ですから、この通りに外壁塗装すればお住まいも景色と調和しやすいでしょう。1階と2階、テラスやバルコニーを塗り分ける外壁塗装を検討している方に参考にしていただきたい理論です。
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