JIS(日本工業規格)の慣用色269色の中には地名や動植物、伝統的なものから名づけられたものがたくさんあります。難解な漢字も多く、はじめて見る字だったり、読めなかったりで、どんな色か想像できないこともしばしばです。このページではその中から珍しいものを紹介しています。
今回は黄緑系です。
黄蘗(きはだ)色は明るい黄緑で、ミカン科のキハダの樹皮が染料に用いられたことに由来しています。黄蘗には防虫効果があるとされており、昔の経典の料紙や公文書の紙は黄蘗で染められていました。正倉院には公文書の黄染紙が保存されています。写真はキハダの幹になります。
シャトルーズグリーンも明るい黄緑で、世界的に最高級のリキュールとして知られているシャルトルーズに由来しているそうです(私は知りませんでした)。写真はフランスのグルノーブル地方の街並みです。
海松(みる)色は黒い灰みの黄緑を指します。海草の海松と同じ色で、何とこの海草、食べられるそうです(私はまだ食べたことがありません)。
鶸色は強い黄緑で、鳥のマヒワの色から来ています。
今回の漢字はいずれも難読でした。また、色と食に密接な繋がりがあることも発見でした。そういえば、どちらも「ショク」と読みますものね… まあ関係はないでしょうけど。
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