モルタル外壁のひび割れは悩ましい問題ですが、弾性塗料が解決策となります。このブログでは、弾性塗料の特徴やメリット、注意点、そして塗装方法について詳しく解説します。モルタル外壁のリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

弾性塗料とは何か

弾性塗料とは、外壁塗装に使用される塗料の一種であり、ひび割れしやすいモルタルの外壁に適しています。

伸縮性のない他の塗料ではひび割れが生じると塗膜もひび割れるため、防水を重視する場合やひび割れる可能性の高い外壁には非常に重要な機能となります。
特にモルタル外壁やコンクリートに最適な塗料であり、ひび割れしやすい外壁に適しています。

弾性塗料のメリット

弾性塗料のメリットについて解説します。

弾性塗料は、ひび割れがよく発生するモルタルの外壁に適しています。
他の塗料に比べて伸縮性と弾力性を持ち合わせており、塗膜がひび割れず雨水の浸入を防ぐことができます。

また、弾性塗料であるエラストコートは通気性が高く、防カビ・防藻効果もあります。
さらに、白華現象（エフロレッセンス）を防ぐ効果もあり、マットな仕上がりで上品で落ち着いた印象を与えます。
外壁のクラックでお悩みの方は、弾性塗料を使用した外壁塗装を検討してみることをおすすめします。

弾性塗料のデメリット

弾性塗料のデメリットは、再塗装が難しいこと、塗膜が固くヘアクラックが発生しやすいこと、取り扱っていない業者があることの3つです。

弾性塗料の塗膜は硬く親水性が高いため、再塗装する際に塗料の密着性が低下し、特殊な下塗り材が必要になることがあります。
また、塗膜が硬いため弾力性がなく、ヘアクラックが発生しやすいです。
さらに、弾性塗料を取り扱っていない業者も存在するため、選択肢が限られることもあります。

弾性塗料の選び方

外壁や屋根のリフォームを考える際、どの業者に依頼するか悩むことがあります。

特に施工した業者の良し悪しはすぐにはわかりづらく、塗装の耐用年数が経過するまで判断できません。
そのため、外壁塗装を業者に依頼する際は、今後の命運がかかっているという意識を持ち、営業トークから業者の信頼度を図ることが重要です。

また、塗料の種類についても理解しておく必要があります。
アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の4つのグレードがあり、それぞれの合成樹脂が塗料の耐久性を決定します。

アクリル塗料は安価ですが耐用年数が短く、フッ素塗料は高価ですが耐用年数が長いとされています。

シリコン塗料は迷ったら選べば間違いないとされており、最近ではシリコン塗料とフッ素塗料の間に低汚染機能を備えたハイブリッド塗料も登場しています。

耐用年数だけで言えば無機塗料がおすすめされています。

弾性塗料の塗装方法

弾性塗料の塗装方法について解説します。

弾性塗料は、大きなひび割れをコーキングで補修した後、小さなひび割れを微弾性フィラーで埋めることで使用します。
弾性ホルダーを塗った塩ビ板は曲げても割れません。
中塗り・上塗りには水性シリコン樹脂塗料を使用し、紫外線による劣化を抑えることができます。

単弾性工法では、シーラーを施してから中塗り・上塗りを弾性塗料で塗装するため、塗膜に厚みが出ます。
これによりひび割れの追従性が高まり、防水性が向上します。

まとめ

・弾性塗料はモルタル外壁のひび割れに効果的な塗料である。
・塗膜の伸縮性と弾力性により、ひび割れを防ぎ雨水の浸入を防止する。
・エラストコートなどの弾性塗料は通気性が高く、防カビ・防藻効果もある。
・弾性塗料を検討する際は、専門的な下塗り材や塗装方法を確認することが重要。
・弾性塗料はモルタル外壁のクラック問題におすすめの選択肢となる。

　記事内に記載されている金額は2023年07月06日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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