「カチオン」とは
カチオンについて検索してみたことはありますでしょうか?
少し難しい説明が多いかと思いますが下記に記載している
2つのポイントを頭に入れておく
と思っていたより簡単に理解できると思います!
①+プラス電荷を持った陽イオンが「カチオン」
↕
②-マイナス電荷を持った陰イオンは「アニオン」
弊社ではモルタルなどの下地調整の時によく「カチオン」というワードが出てきますが
このモルタルやコンクリートはマイナスの電荷「アニオン」を帯びています。
磁石の+と-を近づけると強力に引き付け合いますよね?
それは外壁(分かりやすくするため外壁と言っています)
と外壁に塗る材料でも同じで、その引き付け合う力を利用して
密着性、接着力を強くしたものが「カチオン系・カチオン性」と呼ばれる材料です。
カチオン系の材料はどんな時に使われるのか?
↑劣化したモルタル軒天(ケレン後)
↑カチオン系材料を使用した左官補修
弊社でカチオン系の材料を使用する場合は基本的に
モルタル塗装前の下地調整の際に使用することが非常に多いです。
あとは塗膜防水(ウレタン防水等)工事前の下地調整でも使用しますね。
前述で説明した様に
対極にいる性質が引き付け合う力を利用して
下地と材料の密着性を向上させることが出来るのです。
なので、-の電荷を持った「酷く劣化したモルタル(下地)」に
+の電荷を持つ「カチオン系材料」を塗ると、2つが引き付け合い強い密着性が生まれます。
そうすることで補修した部分がより強固な状態になってくれるというわけです。
材料名はカチオンではないので要注意
ちなみにカチオンと言っていますが、
使用される材料の名前が「カチオン」というわけではないので要注意です。
「〇〇カチオン」や「カチオン〇〇」とカチオンが付いている材料名が多いですが、
カチオンとはその材料の中に含まれる性質ですので
カチオンというワードが材料名に全く含まれていない材料もあります。
ただ、名前に含まれていなくても材料の入った袋や缶などには
必ずカチオン系といった「これはカチオン系の材料なんだな」と
一目で分かるように書いてあるものが多いので素人でもすぐに
これはカチオン系材料かどうなのかという判断はつくと思うので心配しなくても大丈夫でしょう。
記事内に記載されている金額は2019年11月30日時点での費用となります。
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