塗料には1液と2液タイプがあるのをご存知ですか?
外壁塗装や屋根塗装、塗膜系防水工事を行う際に使用する塗料は
全て1液型か2液型の2パターンの塗料が存在しています。
シーリング材にも1液と2液の両方があるのをご存知でしょうか?
どちらもそれぞれ異なる特徴を持ちメリットデメリットがあるのです。
その違いを理解すると外壁塗装を考えた際などに役に立つでしょう!
溶剤とはなんなのか?
これから説明するお話の中で「溶剤」という単語が出てきます。
溶剤が何かわからない方のために溶剤の説明も書かせていただきます。
※溶剤とは
塗料の主成分は主に下記3種類です。
「合成樹脂(ウレタンやシリコン等)・添加剤(性能を向上させる補助薬品)・顔料(色)」
溶剤はこの中の樹脂類を溶解するために使用するものであり、
水やシンナーを使用しています。塗料の粘度や仕上がり性向上の為に使用します。
溶剤に水を使用したものが「水性塗料」
溶剤にシンナーを使用したものが「油性(溶剤系)塗料」と分類されます。
1液型の塗料とは?
まず写真上赤線が引いてある部分に「1液型」と記載されていますね。
読んで字のごとくこれが1液型塗料です。
この1液型は塗料缶+溶剤(希釈材)の2種類を混ぜ合わせて使用します。
1液型のメリット
1液型のメリットは下記の通りです。
①価格が2液型よりも比較的安いことが多い
②塗料缶と溶剤のみで完成するため手間がかからない
③余った塗料を次の日にも使用できる
1液型のデメリット
ではデメリットはどんなことがあるのか?
①耐久(候)性が2液型よりも劣る
②塗料缶の使用期限(食品で言う消費期限)が2液より短い
③塗装出来ない場所(材質)がある。
以上の3点が主に上げられるデメリットです。
塗料の使用期限が短いため、2液程長期間は保管できません。
2液型の塗料とは?
少し写真が分かりにくいですが赤線部分に「2液型」と表記されています。
2液型は「主剤+硬化剤+溶剤」の3つを混ぜ合わせて使用します。
1液型は主剤と硬化剤が既に混ぜられた塗料缶を溶剤で希釈するだけなので
この段階で、2液型の方が手間が1液型よりも多いのが分かります。
2液型のメリットは?
では2液型のメリットはどんなものがあるのか見ていきましょう。
①耐久(候)性が高い
②使用期限が長い
③塗る場所を選ばない
2液型のデメリットは?
こうなるとデメリットも想像がつくとは思いますが・・・
①材料費が比較的1液型よりも高い
②材料を混ぜたらすぐに使用しなければならない
※混ぜた塗料は当日しか使用できません
③1液よりも材料が多いため現地での手間がかかる
という問題が主に上げられる2液型のデメリットです。
その中でも一番ネックなのが、1度混ぜた塗料をすぐに使い切らなければならない点でしょう。
1液型は余った塗料はまた次の日にそのまま再利用できますが2液型はできません。
その為材料が余った場合破棄するしかなく、勿体ない気もしてしまいますよね・・・
1液型と2液型の塗れる場所の違い
更に1液型と2液型では塗れる場所も異なります。
1液型の塗れる主な場所は
「コンクリート・セメントモルタル・サイディング・各種旧塗膜」などです。
それに比べ2液の塗れる場所は上記の場所に加えて
「ALCパネル・スレート・鉄部、金属」と1液型よりも多いのです。
特に鉄部や金属部分に塗れるか塗れないかの差が大きいですね。
最近は1液型が多い傾向
1液型は2液型よりも耐久性が劣ると説明しましたがその差は約3年程度です。
その3年に対してかかる手間や、材料管理の難しさ、材料費を考えると
最近は1液型の塗料を使用することの方が多いのが現状です。
塗料メーカーも1液型塗料を積極的に開発販売しています。
今の塗料は日々、研究・改良が繰り返され非常に質の良いものが多いため
1液型を使用されたから、手抜き工事だなんてことはないのでご安心を。
ではなぜ1液型を選んだのか、2液型を選んだのかという理由については
使用する予定の塗料が1液型しかない、2液型しかない
ということが理由の大部分を占めているとお考え下さい。
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記事内に記載されている金額は2019年03月26日時点での費用となります。
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