外壁の塗り替えのお話を頂いてお宅に伺いますと、稀にモルタルの外壁の現場があります。モルタルというのはセメントに水を入れて攪拌して出来る外壁材のことです。今では少なくなりましたが、昭和の後半の時代は住宅の外壁材の主流でした。モルタル塗りの壁は骨組みの柱に下地板(バラ板)を張り、その上にフェルト紙(防水紙)をタッカーで止めていきます。その上にラス網を貼ってこれで下地が出来上がります。それから、左官職人がモルタルを塗りつけていくわけです。このように工程が複雑なことと、水を使うので乾かす時間がどうしても必要になり工期が長引いてしまいます。完成後にひび割れが出やすいのも難点でした。それと壁面を平滑なきれいな仕上がりにするにはある程度の熟練の技術を要します。左官職人さんも後継者がなかなか難しい状況になり、できる人が少なくなってきたのもあってモルタル塗りの外壁は徐々に減ってきました。
モルタル壁の塗り替えの目安としては、壁を手でこすった時に白っぽい粉がつく「チョーキング現象」が現れた時や、目視でひび割れなどが見つかった時だと思います。裏にある防水紙が劣化していたりするとそこから雨水が入る恐れも出たきますので要注意です。
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