前回に続き、屋根などの下塗り材に使用する「サーモテックメタルプライマー」という製品について説明したいと思います。まず、屋根を塗装するためには、足場を設置して高圧洗浄にて汚れを落とし、下地処理を行います。こちらは前回の「サーモテックシーラー」の説明の時と一緒です。サーモテックメタルプライマーは溶剤系(溶剤とは、塗装しやすくするために塗料を希釈する液体のこと)の下塗り材です。弱溶剤形一液金属屋根用遮熱下塗材とも呼ばれています。液型は一液型になります。主に金属屋根、棟の板金、トタン壁(亜鉛メッキ鋼板の壁材の事。耐熱性・防火性に優れているが金属製なので、劣化すると錆が発生します。錆をそのまま放置してしまうと、腐食が進行し欠損してしまう恐れがある為、定期的なメンテナンスが必要。)、セッパン屋根(ガルバリウム鋼板などの金属屋根の代表的な屋根工法の一つ。工場、カーポート、車庫等の鉄骨の建物に多く使われている。)に使用されます。特徴としては、サーモテックメタルプライマーには、遮熱機能、金属塗装、プライマーの3つの機能が備わっています。まず遮熱機能とは、サーモテックメタルプライマーには、サーモテックシーラーと同様、それ自体に赤外線を反射するという遮熱機能があります。屋内の蓄熱を防ぐことができるので、夏場は室内温度の上昇を抑えることができます。光熱費を削減できるなどのメリットの多い塗料です。次にサーモテックメタルプライマーは金属塗装用の塗料なので、鉄やステンレスにも塗布することができます。最後にサーモテックメタルプライマーは素地と上塗り塗料との密着性を高めることを主な目的としたプライマーです。サーモテックシーラーは二液型(後から硬化剤を混入して使い切るタイプの塗料です。耐久性・密着性ともに一液型よりも優れていると言われるが、一度混ぜると6〜8時間以内に使い切る必要がある為、予め使う量を計算しておかなければいけない。)でしたが、サーモテックメタルプライマーは一液型(そのまま使うことができる塗料。作業性では二液型に勝る。また、塗料の使い回しができる為、一液型を使用する塗装業者が増えていると言われている。)です。以上がサーモテックメタルプライマーの製品説明となります。
記事内に記載されている金額は2019年04月25日時点での費用となります。
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