今日は前回黒系の塗装には手間がかかるというコラムの追加記事です。
建物の色彩でよく黒系をお選びするお客様もたまにいます。
白系の建物は清潔感あってすっきりした印象が強く
黒系は塗り変えても、あまり新しさを感じない反面落ち着いた雰囲気を醸し出します。
どっちが良いとは言えませんが、黒系の方が業者からしたらちょっとした手間がかかることはご理解してください。
もちろん、どんな色を選ばれても工事費は同じなので安心してください。
で今回はなぜ塗装工事が難しいのか?を具体的に説明します。
*氷の塊とかき氷の違い
Q氷の塊は透明ですよね、でもかき氷は白く見える。
同じ氷なのになぜ?
これお子さんに聞かれたき知っておくと自慢にできるので覚えてください。
A光と空気の屈折率が違うから
氷の塊は光と空気の屈折はなく光の反射もそのまま受け流します。
かき氷はどうでしょうか?
かき氷は細かく砕かれたことによってできる空気の隙間の光の屈折率が高くなります。
その現象が氷を白くさせる原因です。
話を本題に戻しまして黒系塗料の仕上げが難しい理由とは?
白系が光を反射させやすいことは説明しました。
黒系は光を吸収しやすい、、、なんか学校で習った気がしませんか?
この時期、服装に気をつけることは?
そう!黒は光の反射率が低いから熱を吸収しやすいのです。
Q吸収しやすいとどうなるの?
A塗装面の凸凹、傷などが目立ちます。
我々が黒系の塗装面が凹凸、例えば釘穴とかはパテで平らにしてペーパーあてます。
白系も同じなんですが、黒系は特に気を使います。
特に日が当たるところは特に目立ちます。下手するとハケムラさえ出るときあります。
なので黒系仕上げは白系以上に気を使います。
お分りいただけたでしょうか?
ちょっとした塗装の知識を普段の会話で活かせると会話も弾むかもしれませんね。
そんな為になる話題をまた何か考えておきます!