コーキング施工工事の基礎知識
窯業系サイディング外壁(ALC含む)のコーキングの打ち替え何故必要なのか?
コーキングが劣化してしまうと雨漏りの可能性があるからです。
コーキングは古くなると縮んでしまい、特に壁と壁のジョイント部分にヒビが入ったり隙間を作ってしまいます。
新築時のコーキングは10年保証されていますが、早くて5、6年で劣化する場合もあります。
原因は施工不良やコーキングのグレードの低いものを使われていた場合です。
特に新築の際は材料は何使ってるか?あまり気にしないで購入する人がほとんどですからわかりませんよね。
工事内容も建物完成してから見学して決めるのがほとんどですから確かめようがないです。
今回説明する意図は、お問い合わせ、お見積もりの際前もって基礎知識を知っていれば
いい加減なお見積もりに騙されなくてすむと思ったからです。
サイディング自体も伸縮したり浮いたり、反ったりするのでコーキングの劣化だけが雨漏りの原因とは言えませんが
大きな一因と思っても間違いありません。
リフォームしてコーキングの打ち替えしてその上に塗装するとコーキングの耐久性は抜群に上がります。
なので10年目に一度塗り替えしてると安心できるのですが。。。
新築時のコーキング施工工事の手順は以下の通りです。
1マスキング養生
2プライマー添付
3コーキング打ち込み
4テープ養生剥がし
コーキング施工不良の例としては「プライマー添付をやってない、やっていても完全ではない」
ことが考えられます。
他には、サイディングの隙間が空きすぎたり、狭すぎたりするとコーキングの劣化早まります。
空きすぎると→バッカーと呼ばれる発泡スチロールを入れ、打ち込みするコーキングの量が減ります。
当然、耐久性が劣ります。
狭すぎると→打ち込むコーキングの量が少なくて薄くなり、コーキングが切れやすくなります。
新築時はこのことを注意してみてもらえれば十分です。
塗り替え時のコーキング打ち替え工事の手順を説明しますと
1古いコーキングをカッターで剥がす
2専用のブラシでコーキング目地を綺麗にする
3サイディングの修繕工事(浮いてる部分を釘で増し打ち)
4マスキング養生する
5プライマー添付する
6コーキング打ち込み
7養生テープを剥がす
この7工程になります。
ちなみに「増し打ち」とはコーキングの劣化が激しくなく痩せてるぐらいの程度なら
その上からコーキングを打つ工事となります。「打ち替え」とは意味合いが違いますので要注意です。
「打ち増し」は主に2回目の塗り替え工事で行うことが多いです。
コーキングのお見積もりは現地調査してからになります。
築20年何もリフォームされてないとなると、慎重に現地調査を行う必要があるからです。
しかも、建材の品質は毎年上がってますから古い物件の建材の劣化は激しいものと予想されます。
なので、窯業系サイディングのリフォームの際はまず「コーキングの劣化に注意」!
そして、早めの無料点検でも受けてください!
記事内に記載されている金額は2019年08月30日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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