モルタル外壁の基礎知識
モルタル外壁とは「水」「セメント」「砂」を練り混ぜた建材です。
「コンクリートとはどう違うか?」というと
コンクリートは砂利が混ざり、強度が増す為「道路」「ダム」「トンネル」など幅広く使われてます。
モルタル外壁の作業をする業者さんを「左官屋さん」と呼び
「左官職人」さんがこのモルタルを壁に擦り付けていきます。
ちなみに左官の由来は平安時代の建築や宮を修理する人を「木工寮の属(さかん)」と呼んだことにあります。
話は逸れましたが、私が建築業に携わった時はサイディング外壁が主流になりはじめたくらいで
モルタル外壁も盛んでありました(ダジャレではないです)
サイディングが工期短縮、コストダウン、技術訓練期間が短く人材確保が容易い為
工期がかかる、コスト高、職人が育つに時間がかかるモルタル外壁は徐々に減っていきました。
味わいがあるモルタル外壁は根強い人気はありますがハウスメーカーが積極的ではありません。
新築時のモルタル外壁の工程は
1ラス下地施工
2マスキング養生
3モルタル下塗り
4モルタル上塗り
5養生期間(1〜2週間)
6吹き付け仕上げ
全行程を含めると3週間以上と日数がかかります。
窯業系のサイディングだと一人で作業を行なったとしても10日もかかりません。
モルタル工事は天候に左右される為、実際はもっと工事期間は長かったりします。
しかも人の手仕事で外壁を平らに仕上げる作業は熟練の技術が必要で、職人さんのなり手も減少してます。
モルタル外壁の長所は
デザイン性が多様であること、つまりリフォームの際は色々バリエーションがあるということになります。
もちろん、モルタル外壁の上にサイディングを張ることもできます。
サイディングからモルタル外壁にすることもできますが、正直あまり聞いたことことないです。
モルタル外壁の短所は?
サイディングと比べて保水率が高い為、コケや藻がつきやすいことや
ヒビ割れすると雨漏りのする危険度が高いことです。
モルタル外壁の主な仕上げは
リシン仕上げ
スタッコ仕上げ
タイル調仕上げ
に分類されますが、これについては次回また詳しく説明いたしますので割愛します。
この仕上げ方によって、耐久性や汚れ方も違います。
今日の重大ポイントとしてはモルタル外壁のリフォームするタイミングは?ということです。
1指で触って粉がつくチョーキング現象
2外壁のひび割れ
3コケや藻の繁殖
モルタル外壁は凸凹が多い壁面ですから汚れが目に入って落ちにくくなったり
水分を含みやすくなってしまうので、毎回、何度でも何回も言いますが「湿気は建物によくないです!」
サイディングよりは早めの塗り替えをお勧めします。
記事内に記載されている金額は2019年08月31日時点での費用となります。
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