サンプルを作り塗り替え工程を説明します
窯業系サイディングの廃材が手に入ったので、サンプル作りにちょうどいいなと思いました。
メーカーのカタログや写真ばかり見せてもお客様に伝わりにくいかもおもい今後活用していきたいです。
凹凸の激しい柄なのでお客様への提案は一色で塗りつぶすか?それとも目地と表面の色分けがあると思います。
今日はその両方を作ります。
まず下塗り、シーラー処理を行います。
窯業系サイディング外壁に適してる水性シーラーを使います。
臭いもなく施工性も良くてコスト安なので、三拍子揃った優れものです。
今回サンプルに使うサイディングは凹凸が激しいので中毛のローラーを使っていきたいと思います。
白く塗られた部分がシーラー処理されたところです。
シーラー処理を施すと中塗りと上塗りの密着率が高くなるので
必ずやらなければならない工程です。
*旧塗膜と新塗膜は相性が悪い
*粗悪な塗装面をコーティングすることで密着率がアップ
*淡い色から濃淡色、濃淡色から淡い色に色変えする時にムラも消せる
なので、塗装仕上げにする前にシーラー処理は必ず必要です!
中毛のローラーを使って、深い溝もしっかり塗り込んでいきます。
中塗、上塗りを作業をしました
今回は上塗り材は弱溶剤シリコンを使ってみました。
当社は窯業系サイディングの塗り替えには水性塗料推奨してます。
水性シーラーには水性塗料もいいのですが
今回は自分でも水性と溶剤系の違いを再認識するべく使用しました。
*注意(これ以上強い溶剤系の塗料は水性シーラーとの相性は悪いです)
どのサイディングのデザイン見ても目地は濃淡色使うことが多いです。
なので茶色系の塗料を選び塗ってみました。
溶剤系なのでいくらか塗膜が厚いので塗りごたえがあります。
水性と比べると同じ5分艶でも溶剤系は艶がしっかり出ます。
上塗りから色分け作業をしました
写真では中塗り、上塗りの違いがわかりませんが
(普段は中塗りは少し色変えてます!)
実際仕上がり触ってみると、質感が全く違います。
艶の方も重厚感が全く違います。
同業者なら中塗り、上塗りはすぐ見分けられます。
指でこすってみてみるとわかるのでその違いをぜひ試して欲しいです。
表面の色は赤系のベージュを選びました。
同じ茶色でも赤が強いのと黄色が強いのに分かれます。
目地色と表面色の選択も統一するのが望ましいです。
表面の仕上げは短毛の硬めのローラーで塗っていきます。
ところどころはみ出してし舞いますが、あとで補修していきます。
1シーラー
2中塗り
3上塗り
4表面仕上げ
という工程で仕上げていきます。
目地部分をあえて二回塗るのは「塗りつぶし」の段階で「これでもいいや」とお客様が納得される場合を想定してます。
しかも目地一回、表面一回という作業工程では結局、目地部分は一回塗りでしかないのです。
目地部分が水たまりやホコリが蓄積されて塗膜が傷みやすいので
当社は基本「目地色二回塗りです」
今回はこんな感じですがおわかりいただけましたか?
これからも様々なサンプルを作って、紹介して行こうと思います!
記事内に記載されている金額は2019年10月02日時点での費用となります。
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