住宅塗り替えの目安が10年に1度と言われてます。
それでもお客様と色々お話しさせていただくと
「見た目的にはやらなくていいじゃないの？」とお考えの人もいます。
しかしながら毎年点検、メンテナンス、修繕を意識されてる方と
まだ大丈夫だからやななくていいと思われる方とでは
リフォームのトータルコストに大きな差が出ます。
要は大きなリフォーム工事を行うよりも、定期的なメンテナンスの住宅維持管理にお金を使った方が
生涯においての住宅にかかる費用に差が出てきますし、中古住宅価値にも影響が出ます。
そもそも「建物の劣化」は目に見えるものではありません。
「目に見えてからはむしろ手遅れ」と思っても構いません。
屋根、外壁に関しては三つの要素から成り立ちます。
１躯体（木造、鉄骨）
２下地
３屋根材、サイディング、モルタル外壁
万が一、「雨漏り」した場合この三つの項目のどこから発生しどこか劣化たか？によって
リフォーム修繕費用に差が出てくるのです。
雨漏りしやすいいベランダ周辺で考えてみましょう。
ベランダの下の階には部屋があり、天井が染みてます。
色々雨漏りの要素が考えます。
どの原因かはともかく、雨漏りした時点で
１下の天井の剥がし、断熱材交換、天井修復の修繕工事費
２雨漏り修繕工事費
外壁剥がし、修復
ベランダ防水塗り替え工事
軒裏、雨樋修繕工事費
ここまでの話は２下地、３外壁までの話なのですが
１躯体の劣化の話にしますと怖いのは「シロアリ」です。
雨漏りも1度だけでおさまったからいいやと放置してますと
木造住宅などは湿気を持ちやすくなり、「木材は水分」を含みやすくなります。
シロアリはそういった湿気を持った木材を好んで屋内に入ってきます。
シロアリの実害は柱の中を食い散らかすので目に見えません。
そうなった場合は躯体の補強工事などさらにリフォーム修繕工事を必要とします。
なんでもないように見えて、建物というのは年数経つにつれて劣化していくのは当然です。
トータルのリフォームコストを第一に考え、こまめな住宅点検、メンテナンスで
10年目、20年目のリフォーム工事費をできるだけコストを抑えられるように意識しましょう！
実際のシロアリの被害の写真です。
上がりかまちが完全にシロアリに食われており、その被害は奥のフロア材の下地まで及んでいました。
こうなる前にこまめな点検、メンテナンスをお勧めします。
記事内に記載されている金額は2019年12月08日時点での費用となります。
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