農家さんの家を塗り替え工事中、敷地内にもっと古い母屋もあって休憩中色々思い出しました。
先代の親方（父）は町内の農家さんと付き合いがあり、写真のような古い家の手入れをよくやっていました。
手入れというのは、昔の建物はほとんど木材だけ使われてたので軒裏から、雨戸、サッシの枠までも木部でしたので
埃や手垢なり汚れてる部分を薬品使って無垢の状態に戻す作業です。
木部ですから、汚れが木目の奥まで詰まってるのでただ水で拭き取るだけでは綺麗になりません。
アク洗いの薬品を使って汚れを浮かして洗い流すのが作業工程です。
私も若い頃はアパート、借家の住み替え時和室のアク洗いの仕事しました。
和室のクリーニングといったら塗装屋さんのお仕事なんです。
休憩中、そんな仕事もやったなと思い老けてました（笑）
今の住宅では外部に木部が見えるような作りはないし、和室もクリーニング専門の業者さんがやるようになってますし、
塗装やさんが和室クリーニングするなんて、今や忘れられてるかもしれません。
色々思い出したついでに、去年そういえばアク洗いの仕事してたのも思い出しました（笑）
知り合いのリフォーム打ち合わせ中、「古い和室って、クリア塗れば綺麗になるの？」と聞かれたので
「それよりも、綺麗に洗って綺麗な木に戻したほうがいいですよ」とアドバイスしました。
できるならやってほしいということで和室クリーニングを請け負うことになりました。
例えば襖とか人の手が頻繁に触るところで汚れてます。それを薬品使って綺麗にしていきます。
写真では施工前、施工後わかりづらいんですが少しだけ白木に近い状態に戻ったのはお分かりいただけるでしょうか？
木目も色濃く戻ってます。
私も久しぶりにやってみたのですが
お客様は綺麗になったことを喜んでくださったので安心しました。
和室のクリーニングもしお考えの方いましたら、畳替えと同時の工事がお勧めです。
畳屋さんに打ち直ししてもらってる間、アク洗い作業がスムーズにできるからです。
タバコの煙の黒ずみ、お子さんの落書きまで綺麗になります。
後日、自宅の和室の柱のアク洗いの施工事例をあげます。
築１８年の柱です。一回も綺麗にしてません。
この柱がどれだけ綺麗になるか？気になる方はぜひまめに当社のサイトのチェックお願いします（笑）
記事内に記載されている金額は2019年03月19日時点での費用となります。
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