窯業系サイディング金具工法の補足、説明
何度か窯業系サイディングについて語る上で出てくるキーワード「金具どめ工法」。
なかなか写真ありで説明することはできなくて
今回、やっと新築の現場にて「金具どめ工法」の写真を撮ることができましたのでご説明します。
窯業系サイディングの塗替えの際に、やはりお客様のほとんどが「外壁はなんですか?」と伺っても
「わからない」ってことが多いです。
確かに細く分類すれば
1窯業系サイディング
2金属サイディング
3モルタル
4ALC(軽量コンクリート)
大きく分けて、この4つなんですが一番多いのは窯業系サイディング。
見分け方は外壁やサッシ廻りにゴムのような目地(コーキング)があることで見分けれます。
コスト安で工期短縮が可能なため、大手のハウスメーカーの分譲地でよく使われます。
で、この窯業系サイディングには2通りの工法がありまして
1釘打ち工法
2金具どめ工法
この2つです。
今回はこの「金具どめ工法」を説明するのですが、
大体のことは前にコラムで説明してるのまず参照してください#コラム
補足的な説明になるんですが
この金具どめ工法は、この写真から分かる通りサイディングは建物の躯体には効いてません。
金具の上にサイディングが乗っかってるだけというのをご理解できますか?
この金具が躯体にビスで留まっていて、その上にサイディングを重ねていくわけです。
なのでサイディングの表面には一切釘が見えません。(軒裏間際の上部と窓周りだけは施工の関係で釘を打ちます)
金具どめ工法の条件として厚さ15ミリ以上でなければできない工法なので
耐久性もあり丈夫なんですが、万が一浮いたり、反ったりした場合は修繕ができないこともあります。
また、新築の時に施工不良ではじめから浮いてる場合もあるので要注意ですね。
あまり外壁塗り替えに関して、あまり関係ない知識と思われますが
リフォーム業者に難しいこと言われ、外壁を張り替えなくてもいいのに張り替えて高い工事費請求されるよりも
こういったコラムにて、少しづつ知識を持ってリフォーム業者の話を受けた方が絶対に安心です。
なるべお客様目線でコラムを書き続けていくので、時間あるときはぜひ覗きに来てください。
わからないは場合は「ぜひ無料点検」にてお話を伺いに行きます!
よろしくお願いします!
追記)サイディング通気金具の断面
サイディングを横から見た写真です。
このように重なり部分に金具で留められています。
「さね」と呼ばれる所にはゴムパッキンがあるのもわかりますか?
この納まりを見るだけでも、サイディングは壁に打ち付けられているのではなく
ただ重なり合っているだけというのがお分かりいただけると思います。
どうぞご参考にしてください。
記事内に記載されている金額は2020年07月15日時点での費用となります。
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