自分の家のことよく知ることが大事です
この間の新潟、山形の大きな地震。驚きました。
両親の故郷が山形なので、古い建物が多い地域で倒壊の被害ないのか心配になりました。
内陸部だったので大丈夫だったので良かったのですが、
これを他人事とは思わずに地震対策をしっかりしなければと思うばかりです。
具体的に地震対策を何をすればいいのか?
お客様とよくお話しして感じることは「あまり自分家のことご存知ない方」が結構いることです。
もっともお客様がわからなくて当たり前なんですが、ある程度の基礎知識くらいは知っておくべきだと思います。
1築何年の建物ですか?
2ハウスメーカー、工務店が作成した図面ちゃんと保管してますか?
3屋根は瓦ですか?コロニアルですか?金属屋根ですか?
4外壁はサイディング?モルタル?ALC(軽量コンクリート)
5躯体は在来工法?2×4工法?鉄骨ですか?
こんな風に項目を挙げてもまだ専門用語が難しくてわからないって人もいます。
なので、どんな建物が地震の影響を受けやすいのか?を説明していきましょう
まず瓦屋根は間違いなく危険です。
ここ最近の瓦屋根は瓦を釘で留めてる工法もあるんですが、
かなり古い建物の瓦屋根に限っては「瓦屋根はただ乗っかってる」のがほとんどです。
ですので、「自分の家のこと知ること」が大事ってお分りいただけると思います。
次に、在来工法(木材で組まれた躯体)で外壁がモルタル(セメント壁)の場合です。
在来工法の躯体は今では技術の進歩で金具で強度を補強したり、
無垢材よりも丈夫な集成材を使ってるのでいいのですか
それでも、地震の揺れに関しては躯体は保たれても外壁が耐えられないことがあります。
特にモルタル外壁です。モルタルはサイディングのように圧縮された硬い建材ではないので
地震のような揺れには弱く、ヒビが入りやすいのです。当然雨漏りの原因になります。
逆に鉄骨フレームでサイディング外壁の場合はサイディングは弱くヒビが入りやすいです。
鉄骨という頑丈な躯体ではサイディングは地震の揺れのエネルギーの逃げ場がないのです。
在来工法のような躯体が多少揺れることは揺れのエネルギーが分散しやすいということです。
それで言えば「在来工法でサイディング外壁が一番いい!」と言いたいところですが
サイディング外壁でも「金具どめ工法」#コラム参照
に関しては安心はできません。サイディングが躯体に効いてるわけではないからです。
結局あれもこれも心配だらけと思った方、だからこそ「自分の家のこと知ってほしい」のです。
地震対策で怖いのは「何も知らない」「何もしない」ことです。
隣近所のこと考えても、自分の家が隣の家が瓦屋根だったら?
地震で瓦落ちて人に怪我するんじゃないか?車や建物に落ちたりしないか?
梅雨の晴れ間、自分の家、周りをよく見てみるというもいいかもしれません。
もちろん無料点検もよろしくお願いします!
記事内に記載されている金額は2019年06月24日時点での費用となります。
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