窯業系サイディング、コーキング施工前の状態
職人さんにとって当たり前ことが、お客様には当たり前じゃない。
普段使ってる専門用語、収まり、仕上げに関してこのコラムで説明していきます。
今日は窯業系サイディングの縦目地についてです。
写真は新築時のコーキング施工前のものです。
青く見える金属部分が見えます。
この金属部分は凸の形になっていて、ツバの部分がサイディングの裏側に収まっています。
2枚目の写真を見てわかる通り、縦目地の金属部分のツバがサイディングの裏に差し込む形になります。
この金属片があるおかげで「コーキング打ち替え工事」の時、カッターいれても問題はないです。
コーキング施工時はサイディングの小口(切り口)までコーキングを打ち込みます。
なので、プライマー塗装工事もサイディングの小口だけを塗るようにして行います。
リフォーム業者が点検で「サイディングの目地の劣化が雨漏りします」と説明を受ける理由は
コーキングとサイディングの小口の取り合いが切れてしまうからにあります。
3枚目の写真みてわかるように劣化するとコーキングが片側に寄ってしまってます。
コーキングが縮んでしまうのも原因ですが、新築時のプライマーがしっかり塗られてない施工不良もあります。
プライマーが塗られてないと、すぐにサイディングの小口面とコーキングの密着性がなく切れてしまいやすいです。
古いコーキング撤去時、簡単に剥がせる時は密着性がないということなので施工不良が考えられます。
剥がしにくいほど良い施工がされてると思って良いです。
一応、金属部分のハットで雨がさしても最初は大丈夫ですが、
一旦サイディングの裏に水が回ってしまいますと雨漏りし
「一体どこから雨漏りしてるのかわからない」ことになり、サイディングを剥がさなきゃいけない大工事になります。
ハット自体も釘で下地に留めてるので、釘穴から水指すことも予想されます。
もし、このようなコーキングの劣化が見られるお宅は「無料点検」だけでも受けてもらいたいです。
まだまだ梅雨が続きゲリラ豪雨も予想されるので、ぜひこの時期にお客様の「不安」を「安心」に変えるお手伝いをさせてください。
よろしくお願いします!
コーキングの劣化といってもいろいろあります。
上の写真はコーキングがどちらかに偏るような劣化でしが
この写真の場合はバッカーと呼ばれるスポンジ材が目地に埋め込められており
打ち込まれるいるコーキングの量が少ないです。
目地の真ん中が裂けるように割れているのがわかります。
記事内に記載されている金額は2020年09月16日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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