前回、塗料の乾燥時間の大切さや乾燥時間の知り方についてのお話をしましたが…今回は塗料の乾燥時間を守らなければ起きる可能性が高い数々の不具合についてのお話です!
乾燥時間を守らなかった塗装と守った塗装違いが出るのは数年後
乾燥時間を守らずに施工した塗装は直後に不具合が出る訳ではありません。
しかも経年劣化で起きる症状と乾燥時間を守らずに起きた症状の違いを判別するのは専門的な分析をしない限りとても難しいです。
耐用年数が10年の塗料であれば、その違いが出るのは数年後です。
症状としては
●塗膜が剥がれる
●ヒビが入り始める
●急に色褪せてきた
●艶が無くなってしまった… などが挙げられます。
これらは経年劣化でも起こりうる症状なので立地的に厳しい環境によるものなのか、施工に不具合があったから出てしまうものなのか判断できないのです。
乾燥時間の決め手は温度!
夏のように気温が高い日であれば、作業する人数・建物の大きさにもよりますが、乾燥時間が数時間で済む場合があるので1日で下塗り・中塗り工程を終える場合もあります。
冬は気温があまり上がらないため乾燥時間は一日かけることも多く1日1工程といった作業になります。
塗装に不具合が出る可能性があるのは…
気温/5℃未満
湿度/85%以上
です。
この様な状態のときに塗装を行う業者がいればただ早く作業を終わらせて次の現場へ…と考え手を抜いている場合も多いため要注意です!
乾燥のさせすぎも要注意!
塗料には各メーカーが規定する乾燥時間があることはお話していますが、乾燥時間が規定より短いことも問題ですが、もちろんかけすぎるのもダメ。
密着力の高い塗料であれば、次の工程までに時間をかけすぎてしまうとホコリなどが付着してしまい塗装に適さない状態になってしまいます。
塗料は塗って終わりではありません。乾燥時間を守った複数回にわたる塗り作業、希釈率や配合率を守り、天候や温度・湿度をしっかり見極めることが大切です。
記事内に記載されている金額は2019年10月15日時点での費用となります。
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