日本の代表的な屋根材のひとつ、「スレート屋根」を紹介致します。
瓦屋根が主流な時代から、現代はスレート屋根が主流となってきました。
スレート屋根は別名「コロニアル」や「カラーベスト」とも呼ばれています。
スレートには大きく分けて「天然スレート」と「化粧スレート」の2種類あります。
天然スレートは天然の粘板岩を板状に加工した屋根材を言います。
天然石を使用して作られる為、価格が高く一般の住宅にはあまり使用されていません。
化粧スレートはセメントに繊維状の素材を混ぜて板状に加工した屋根材を言います。
化粧スレートは天然スレートよりも費用を抑えることができる為、一般の住宅に使用されています。
デザインもシンプルで現代の洋風な住宅によく合います。
スレートは厚さ約5mm程度と軽い為、地震に強い屋根材です。
ですが薄い分強度は低く、割れやすいというデメリットもあります。
スレートは劣化すると割れや反り、釘の浮き等が起こり始めます。
汚れやコケが付いたり、色あせも目立つようになってきます。
コケやカビが割れの原因にもなり、
スレートが割れると雨漏りを引き起こす可能性が出てきます。
スレート屋根の点検目安は7〜8年です。
定期的なメンテナンスが必要な屋根材です。
色あせ,割れ
苔
剥がれ
スレート屋根のメンテナンス方法としては、
「塗装」「葺き替え」「カバー工法」があります。
スレートの劣化がひどくない場合は塗装で保護をする方法があります。
ですが塗装は定期的に行う必要があります。(使用する塗料によって耐久年数が変わります。)
葺き替えは既存のスレートを新しいものに替える方法です。
塗装で対処できない場合は葺き替えや差し替えを行います。
塗装
カバー方法は既存のスレートはそのままで、
上から新しい屋根材(ガルバリウム鋼板等)を被せる方法です。
塗装で対処できない場合に使用される施工方法で、
既存のスレートを撤去しない分、葺き替えより工事費用を抑えることが出来ます。
カバー工法
ご自宅を良い状態で保つ為にはしっかりメンテナンスを行うことが大切です。
屋根に登ることは危険ですので、
専門の業者に点検を依頼することをお勧めします。
記事内に記載されている金額は2019年12月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。