遮熱機能に超耐久、汚れに強くて環境にも優しい万能塗料、スーパーセランマイルドIRとは
低い汚染性、長寿命、美観維持に加え、外部からの熱吸収を抑えて室内の温度上昇を抑制する優れた機能を持つペイントがあります。それが「スーパーセランマイルドIR」です。
通常、遮熱コーティングと聞くと、多くの方が屋根の塗装を思い浮かべるかもしれませんが、実はスーパーセランマイルドIRは屋根だけでなく外壁にも最適なのです。特に都市部で懸念されているヒートアイランド現象に対して、スーパーセランマイルドIRは理想的な塗料と言えます。
特殊な顔料が赤外線の吸収を抑え、優れた室温上昇抑制効果を実現
カーボンブラックを配合しないことで、25℃以上の温度低下を実証
このカーボンブラックという顔料は非常に赤外線を吸収しやすいため温度上昇の最大の原因と言えるのです。
グラフをご覧いただければお分かりいただけるように塗膜中のカーボンブラックの配合量を7%から2%に減らしても温度低下効果は数度程度になります。
しかしこのカーボンブラックの配合量が0.3%未満になった時、温度低下効果は劇的に変化するのです。メーカーであるダイフレックスではこの効果から屋根の温度を下げるためにカーボンブラックの替わりとなる特殊顔料を使用しています。
特殊顔料配合のダイヤスーパーセランマイルドIRで屋根塗装すれば、
夏場のエアコン使用電力を7%削減可能
遮熱塗料のスーパーセランマイルドIRなら
屋根表面の温度を最大で6.1℃、
室内温度を最大で3.1℃低下させます!
※接頭辞…(単語の頭の部分に文字を加えて本来の意味に違った意味を付け加えるものです。未解決という単語の場合は「未」の部分が接頭辞にあたります。)
ダイフレックスが展開している商品の中でも一般的な低汚染型塗料であるスーパーセランマイルドと遮熱機能を持つスーパーセランマイルドIRではどれくらい屋内の温度に違いが現れるのでしょうか。
屋根の表面にあたるトタン板の表面温度
野地板などの天井側、室内に影響を与えるトタン板の裏面温度
室内にあたる箱内の温度
実際の屋内の温度というのは小屋裏空間の大きさや天井裏の断熱材の性能などにより大きく異なるのですが、実験の結果、低汚染型塗料スーパーセランマイルドと遮熱型塗料スーパーセランマイルドIRではスーパーセランマイルドIRの方が屋内の温度上昇を抑制する効果が高いと分かりました。このことからスーパーセランマイルドIRが遮熱塗料として高い性能を持っていると言って良いでしょう。
カーボンブラック無配合でも、
色によって温度抑制効果に差が生じます
先ほどもご紹介しましたがスーパーセランマイルドIRはカーボンブラックを使用しないことによって温度上昇を抑えています。そしてカーボンブラックの代わりに特殊な顔料が使用されているのですが、やはり色によって赤外線の反射率は異なるためこれが屋内温度に影響を及ぼします。
使用しようとしている色によっては自分が考えていたよりも赤外線の日射反射率が低かったり高かったりするのです。そういった想定と実際の差を少しでも埋めるためにも使用しようとしている色による遮熱効果は事前に確認しておきましょう。
ただ、遮熱塗料の製品によってはJISの屋根用高日射反射率塗料の日射反射率に関する品質規格に適合しないこともあり、その場合は補助金の対象になりません。補助金の給付を希望される方は事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
スーパーセランマイルドIRの標準色
屋根塗装用塗料16色
屋根用標準色を外壁に塗装していただくことは可能です。
*…JIS K 5675「屋根用高日射反射率塗料」の日射反射率に関する品質規格に適合していません。
外壁塗装用塗料20色
スーパーセランシリーズは遮熱塗料になっても耐候性は驚異的
キセノンランプ式促進耐候試験6000時間
現実環境での20年に相当する当実験で光沢の保持率驚異の90%超え
塗料の光沢保持率の合格基準は80%以上になります。こちらの実験でキセノンランプ式促進耐候試験を6000時間実施しても光沢保持率80%を維持できた塗料はスーパーセランマイルドIRと他社の溶剤系フッ素塗料だけでした。
キセノンランプ式促進耐候試験6000時間は現実では20年以上に相当するため大きな劣化もなく光沢が続くという試験結果には私たち塗装のプロでも驚くばかりです。
現実での15年に相当する屋外暴露試験では光沢保持率100%を超える驚異の結果
促進耐候試験とは別に屋外暴露試験を宮古島で3年にわたって行いました。これは日本本土の15年経過相当に匹敵します。その中で60°光沢保持率試験では保持率は落ちるどころかまさかの100%を超えて増加するという驚きの結果になりました。
60°光沢保持率試験というのは塗装面に対して60°の角度から光を当てて反射率を確認する試験です。
他社メーカーの塗料はいずれも光沢保持率が50%未満になる中でスーパーセランマイルドIRだけは試験開始時よりも増加するという驚異の性能でした。
試験開始時より光沢保持率が増すという驚きの結果の理由は?
外壁の塗装でも屋根の塗装でもほとんどの塗料は塗装が行われてから24時間が経過すると最終養生も完了となり養生テープを剥がしても塗膜が一緒に剥がれることはなく傷もつかない状態となります。
しかしこの時の塗膜は表面が固まっているだけなので完全に乾燥しているわけではありません。
完全に乾燥していない状態で雨が降って大丈夫かと不安になるかもしれませんが問題ありません。また見た目に違いもありません。
ただ、塗膜が完成しているわけではないため薬品類には弱かったり僅かに汚れやすかったりします。これが完全な乾燥状態になると肉眼では分かりづらいのですが光沢が増すのですが、光沢保持率が100%になる理由がこれです。
スーパーセランシリーズは完全に硬化するまで半年ほどの時間がかかるのでこの期間は汚れもつきやすく光沢が他の塗料に比べて劣ることがあります。