【養生と棟板金の交換】
養生で応急処置をしていた棟板金を交換します。
 |
 |
| 台風で被災したということですが… 下から見る限り、そのような様子は全くありません。しかし、屋根に上ってみると、棟板金がテープで留めてありました。しかも、台風通過後だというのに、天候不順で雨も落ちてきました。 | |
 |
 |
| 隙間から雨水が入らないように、ピッタリとテープで塞いでいますが、このままでは次の暴風雨に耐えられません。これまでの芯木を撤去し、新しい棟板金を設置します。 | |
 |
 |
| 新しい芯木をを棟部分に設置します。この芯木は棟部分に棟板金を固定するために使う釘やビスを受け止める土台となります(左写真)。 新しい棟板金を固定し、板金と板金の継ぎ目をコーキングで塞いだら、この工事は終了です。 |
|
【点検の様子】
お住まい全体の状況を点検していきます。
 |
 |
| 屋根にはスレートが使われており、全体に苔が発生していました。よく見て見ると、同じ面なのに苔が生えている部分と生えていない部分が分かれています。 | |
 |
 |
| 近づいて見て見ますと、その理由が判明しました。塗装の塗りムラがその原因のようです。塗装の厚い部分は苔も生えておらず、比較的キレイです。薄い部分は苔と色褪せが激しい状態です。 もっと近づいて見ると、前回の塗装がひび割れ、剥がれているのが分かります。剥がれてしまった部分は水分が溜まりやすいので、苔も繁殖しています。 |
|
 |
 |
| 続いては外壁の点検です。外壁はモルタルでした。同じ面なのに、汚れと日焼けで色が違ってしまっています。また、様々な部分でひび割れが発生しています。 | |
 |
 |
| 塗装と表面が完全に落ちてしまい、コーナー材(外壁材と外壁材の隙間の充填材)が露出しています(左写真)。右写真はご自分でなされたのでしょうか。ビニールテープで雨樋が補修されています。その雨樋の影の部分にも亀裂が走っています。 | |
 |
 |
| バルコニーの部分にも大きな亀裂があり、補修された跡がありました。おそらく、バルコニーの重量からできてしまったひび割れのようです。 軒天も雨が吹き込み、水分を吸ってしまったため、膨らんでいます。張り替える必要があります。 |
|
【カラーシミュレーション】
屋根と外壁塗装前にカラーシミュレーションを行いました。
 |
 |
| 茶と焦げ茶のツートンです。 | ベースは白、ワンポイントとしてバルコニーを赤系に。 |
 |
 |
| クールなブルー系グレー。 | 従来と同じアース系。こちらをお選びいただきました。 |
【足場の架設】
屋根と外壁塗装を行うので、足場を架設します。
 |
 |
| 先に足場を架設した後では養生しにくい場所を先にブルーシートなどで覆ってしまいます。その後、足場を架設していきます。足場の中には階段も設置されており、安全に屋根まで到達できるようなっています。 | |
 |
 |
| 架設が終わりましたら、足場の周りをメッシュシートで囲い、家全体をすっぽり覆ってしまいます。これで、工事による汚れや塗料の飛散を防げます。 ご要望があれば、写真のようにお車も養生いたします。弊社は工事前に必ず近隣へご挨拶にお伺いしますので、その時におっしゃってください。ご不在の場合はお手紙を投函しておきますので、お電話ください。 |
|
【高圧洗浄】
塗装の前に屋根及び外壁の高圧洗浄を行います。
 |
 |
| 水は下へ流れ落ちていきますので、屋根から高圧洗浄を行っていきます。右写真は洗浄後の屋根の様子です。苔と古くなった塗膜が落ち、下地が露になりました。 | |
 |
 |
| 外壁も高圧洗浄していきます。高圧洗浄機の水圧は150kgf/c㎡にもなります。この高圧が傷んだ部分をさらに傷つけてしまうこともあるので、右写真のような部分では圧力を下げて洗浄を行います。 | |
【ケラバと軒天の補修】
傷んでいた軒天などを補修します。
 |
 |
| 水分を含み、腐食してしまった軒天部分の板を撤去していきます。下地が傷んでいる場合はそれも撤去します。家屋により多少の違いはありますが、軒天の中の構造は右写真のようになっています。 | |
 |
 |
| 撤去後は新しい板をサイズに合わせて加工し、打ち付けて生きます。左写真のようにほぼ真上を向いて作業していくので、なかなか大変です。 複雑な形状の部分もサイズピッタリに仕上がりました。(右写真) |
|
【外壁塗装工事】
外壁のクラックの補修を行いつつ、ファインコートSiで塗装していきます。
 |
 |
| これまでにも簡易的な補修を行ってきたクラック、新たに発見されたクラック、両方をしっかり修繕していきます。補修された跡のあるクラックは充填材を除去し、新たに弾性フィーラーなどで修繕し直します。 | |
 |
 |
| 右写真はスムースエポでひびと角を補修しているところです。現段階では右写真のように補修跡が目立ちますが、塗装を進めていけば分からなくなるのでご安心ください。 | |
 |
 |
| ファインコートSiで外壁塗装を行います。まずは下塗りからです。下塗りはこの後に行う中塗り・上塗りの密着させ、強固にするという役割りを持っています。 | |
 |
 |
| 続いて中塗りです。この工程から、ご依頼いただいた色で塗装していきます。白い壁が自分好みの色に染まっていくというのは何度見ても気持ちのいいものです。 | |
 |
 |
| 中塗りをしてもクラックの跡が目立つ場合は再度、調整を行います。外壁や雨樋の後ろの部分を調整しました。 | |
 |
 |
| 最後に上塗りで仕上げをします。雨樋の後ろの部分はクラック跡が全く目立たなくなりました。他の部分も光を反射するほど綺麗になりました。 | |
【屋根塗装工事】
遮熱塗料のサーモアイSiで塗装します。
 |
 |
| 塗装の前に「縁切り」を行います。スレート材とスレート材の間に適切な隙間を設け、水分の逃げ道を作ることが縁切りです。この逃げ道がないと、毛細管現象で雨水を吸い上げてしまったり、水分が蒸発できずにこもってしまったりして、雨漏りの原因となります。写真のようにタスペーサーを挿入して、隙間を作ります。 | |
 |
 |
| 下塗りの様子です。遮熱塗料サーモアイSi専用の下塗り材で塗っていきます。 | |
 |
 |
| 下塗り時に従来の棟板金に釘の浮きを発見しました。ハンマーで打ち込み、修正してから中塗りを行います。 | |
 |
 |
| こちらは中塗りの様子です。遮熱機能を活かすため、しっかり塗っていきます。遮熱塗料は文字通り、熱を遮る効果があるので、光熱費の節約に繋がります。 | |
 |
 |
| 仕上げの上塗りです。屋根も外壁と同じように最低3回の重ね塗りを行います。塗装面を強くし、長寿命化を図るためです。 屋根が綺麗になり、しかもエコで財布に優しくもなりました。 |
|
【部分塗装、その他の塗装工事】
お住まいのほぼ全てを塗装しました。そのビフォー・アフターをご覧ください。
 |
 |
| 玄関灯の塗装前と塗装後です。ガラスも掃除したので、ピカピカです。 | |
 |
 |
| 玄関ドアの塗装前と塗装後です。これまでの塗装をサンダーで削ってから、塗装を行いました。 | |
 |
 |
| 縁側の塗装前と塗装後です。色褪せ、塗装が剥げかけていた縁側にも輝きが戻りました。 | |
 |
 |
| バルコニーの金属部分の塗装前と塗装後です。この金属部分は塗装には不向きのステンレスとアルミだったため、うまくできるか心配でしたが、綺麗に仕上がりました。 | |
 |
 |
| 軒天の補修前と補修して塗装した後です。補修では板を貼り替えました。その後に塗装を行っています。 | |
 |
 |
| 破風板の補修前と補修して塗装した後です。上の部分を補修した後に塗装を行っています。 | |
【自社検査の様子】
施工を行った部分の仕上がりをチェックし、確認します。
 |
 |
| 工事責任者とともに施工を行った箇所を検査していきます。仕上がり具合、汚れ、傷、全てをチェックしていきます。 | |
 |
 |
| 検査の結果、不具合があった部分にはテープで印をつけておきます。再度、仕上げを行った後、再び工事責任者とチェックを行います。 さらにその後、お客様と一緒に確認します。保証書をお渡ししたら工事は完了です。 |
|
【完工後】
| 今回は外壁と屋根の他、お住まいの周りすべての塗装を行いました。外壁のクラックの補修もしっかり行いましたので、安心して生活できると思います。 工事後はアフターサービスとして定期点検にお伺いしますので、よろしくお願いいたします。 |
 |
|
|
|
 |
屋根や高い部分の外壁はご自分で目視できない部分も多く、点検するのが難しいのではないでしょうか。慣れていない人が屋根に上るのは大変危険ですので、絶対におやめください。 「そう言えば長い間、屋根や外壁の点検をしていない」という人は外壁塗装センターにご連絡ください。弊社では点検、調査、お見積り、すべて無料で承っておりますのでお気軽にどうぞ! |
記事内に記載されている金額は2021年06月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。
