「天井から雨漏りしてしまっているので補修工事をお願いしたい」とご連絡をいただいたのは、川崎市宮前区有馬にお住まいのお客様でした。屋根のメンテナンスは定期的な点検とメンテナンスを実施することで雨漏りの防止に繋がりますが、今回のお客様は塗装メンテナンスは今回が初めてとの事でした。早速ご相談をくださいましたお客様のお住まいを点検しにお伺いします。私達街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウィルスの対策として、スタッフはマスクを着用しお客様宅にお伺いいたします。
今回の客様の屋根は化粧スレート屋根を使用されていました。お住いは築21年程とのことでしたがスレート屋根のメンテナンス自体を行うのは今回が初めてとのことでした。スレート屋根全体を確認してみると、棟板金が新しいようです。お話をお伺いすると、棟板金は7年前に台風の影響で飛散し棟板金の交換工事を行ったそうです。
築21年もの間一度もメンテナンスを行ったことのないスレート屋根は全体的に苔や藻、カビなどの汚れが全体的に広がっており目立っています。また、塗膜の劣化、色褪せを引き起こしており、防水機能が低下してしまっているのが確認できます。
化粧スレート屋根の素材はセメントを主成分としており、塗装によるメンテナンスを定期的に行うことで屋根の防水性を保っております。そのため今回の屋根のように塗装塗膜による防水機能を失っている場合はスレート自体が水分を吸収してしまい防水紙の腐食、次第に雨漏りが発生してしまうのです。今回は雨漏りが発生しているため雨漏り箇所の部分を屋根カバー工法で、他のスレート屋根は塗装工事を行っていくことになりました。
雨漏りをおこした箇所の屋根から工事をはじめます。
今の屋根を撤去せず既存の屋根の上に新しい屋根材を被せる、屋根カバー工法を行います。屋根カバー工法は屋根葺き替え工事とは異なり既存の屋根材の撤去費用や工期も短くなるため、屋根葺き替え工事よりも抑えた費用で工事を行うことができます。
まずは棟板金と貫板の撤去を行っていきます。既存の屋根の上に新しい屋根材を葺くため先に棟板金を撤去するのです。
貫板の撤去が完了したら綺麗に屋根の上を掃除し、続いて新しい防水紙を設置していきます。防水紙はTAJIMA製のタディスセルフを使用いたしました。
防水紙を設置したら、新しい屋根材を葺いていきます。新しい屋根材には遮熱性、断熱性、遮音性に優れている横暖ルーフきわみを使用。防水紙と同じように軒側から順に葺いていきビスで固定していきます。
屋根材が葺き終えたら棟板金の設置です。貫板を設置し棟板金を貫板に固定し雨漏りを防止するためにも板金の合わせ目にはシーリングを使用し、これで屋根カバー工法は完了です。
屋根塗装工事にうつります。塗装前に高圧洗浄で屋根のコケや藻、カビなどの汚れを綺麗に落としていきます。しっかりと汚れなどを排除し塗膜との密着性を高めます。屋根塗装工事ではとても大切な工程です。
高圧洗浄後、しっかりと乾燥させたら下地を塗装していきます。下塗りは仕上げ塗料と化粧スレートとの密着性を高めるために塗っていきます。
下塗り後はタスペーサーの設置を行います。タスペーサーはスレートの端に差し込んでいく縁切り部材です。スレート材に隙間を作り雨水が浸入した際に雨水の逃げ道を作るためです。これを必ず行わないと雨漏りの原因に繋がります。浸入してしまった雨水が外に排出されず防水紙や野地板を傷めてしまう可能性もあるのでタスペーサー設置は不可欠です。
下塗りが乾燥しタスペーサーの挿入が完了したら仕上げ作業です。中塗り、上塗りの順で塗装を行っていきます。今回使用する塗料はファインシリコンベスト。シリコン系塗料の中でもコストパフォーマンスに優れ、耐候性、耐汚染性にも優れています。
中塗り、上塗り塗装が完了すれば屋根塗装工事の完工です。
屋根の劣化症状を長期間放置してしまうと今回のように雨漏りが発生するリスクが高まります。雨漏りが発生してしまうとリフォーム費用も通常のメンテナンスよりも高くなってしまいますのでできるだけ定期的に点検とメンテナンスを行ったほうがいいでしょう。
街の外壁塗装やさんではよりお住まいを長持ちさせるためにも定期的な点検・メンテナンスをおすすめしています。点検やご相談、お見積りは無料で承っておりますのでお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月20日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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