目黒区中根にお住まいのお客様より、「築11年になるので初めての屋根外壁塗装工事をしたい」とご相談をいただきました。今回は屋根に関してご紹介をします。
屋根材は多くのお住まいで使用されている化粧スレートです。築11年ですのでそれほど破損も劣化も見当たらず、苔や汚れが見られる程度の良好な状態でした。近年は異常気象に伴い暑さに耐えられないという事で、電気代節約も兼ねて遮熱塗料による屋根塗装メンテナンスをご提案したところ、工事のご依頼を頂く運びとなりました。
築11年初めての塗装工事を検討されていました。屋根材はセメント系のスレート屋根材です。スレートは吸水性が高い為塗膜保護が欠かせませんが、新築時の塗膜は比較的弱く8年前後から苔や藻が目立ちやすくなってしまいます。特に小口と呼ばれる屋根材の端は水が溜まりやすい場所になり、集中して苔等が発生し始め、端から劣化が始まっていきます。ただし基本はどのお住まいでも同じことが起こりますので、洗浄して塗り直すことで改善できます。
今回は気温が上昇し続けている夏の暑さ対策として遮熱塗料での塗装をご提案させて頂きました。
塗装工事を行うにあたってまずは近隣にお住まいの方へ工事前のご挨拶に伺いました。工事中は作業車の出入り、騒音が発生する可能性もありご不便をおかけすることもあるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
その後、単管を組みながら足場を仮設していき最後に飛散防止用のメッシュシートを取り付けます。
屋根から洗浄し徐々に外壁、敷地内へと洗い流していきます。その後は十分に乾燥させる時間を取るため、その日の作業は終了です。
後日は屋根材の確認と下地処理です。屋根材にひび割れがある事を確認した為、下塗りとともに下地処理を行い塗装後に目立たないようにしていきます。
下塗りにはサーモアイシーラーを使用しています。屋根材の吸い込み止めを抑える他、遮熱機能も兼ね備えています。
ひび割れている部分はシーリング材を打設しひび割れを埋めていきます。薄塗りをするとすぐにひび割れが出てきてしまいますし、厚塗りをすれば雨水を滞留させる原因にもなりかねませんので、目立ちにくい部分でありながら塗装業者の腕の見せ所ともいえます。
下地補修後はいよいよ仕上げ塗装です。仕上げ塗装は基本2回で、2回目でローラーのムラや塗り残しがしっかり消えますが、中塗りも均一に塗り重ねられるよう丁寧に作業を行います。
サーモアイSiクールディープグレーの全日射反射率は32.9%で通常の塗料で同色を塗るよりも遮熱効果が高く仕上がります。補修跡も全く目立たない程綺麗に隠すことが出来ましたので、最後にムラがないかをチェックし工事は完了です。
築11年初めての
屋根塗装工事が終了しました。築年数が浅いうちにしっかりメンテナンスを行う事で、今後も破損や被害が生じにくい屋根を維持することが出来ます。また今回シリコングレードの塗料を使用しましたので次回の塗り替えは12~13年後です。それまでに台風等も発生する可能性があるので、自然災害後はしっかり点検し被害が出ていないことを確認して、綺麗な状態を保ちましょう。
私たち街の外壁塗装やさんも今後は隔年定期点検にお伺いいたしますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2021年04月09日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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