府中市白糸台にマンションを所有されている方よりご相談をいただきました。3階建てマンションは築33年が経過されているということで、鉄骨階段の劣化が気になられていたようです。近年マンションの階段が破損してしまうトラブルも多くなってきておりますので、やはり定期的なメンテナンスの重要性が高いと感じられます。
今回は錆が進行し穴開きも一部起こしてしまっていましたが、しっかり補修すれば交換といった大規模な工事は必要ない状態でした。穴あき補修と塗装メンテナンスを徹底し、安全かつ綺麗な鉄骨階段に仕上げさせていただきました。
今回補修を行う鉄骨階段です。外部にある鉄骨階段はどうしても雨水や太陽光、酸素に触れることで塗膜の劣化も早く錆が発生してしまいやすい部位に挙げられます。素材自体は耐久性に優れていますので、多少の錆びではびくともしませんが、そのまま放置してしまうと劣化の進行度がわかりにくくなってしまい、気づいたらボロボロになってしまったというケースも少なくありません。
特に錆が発生している、穴が開いている、塗膜が大きく剥がれているといった状態を見つけたら早めにメンテナンスに取り掛かったほうが良いでしょう。
階段に限らず鉄柱は地面に触れているほか、水もたまりやすい足元が腐食しやすい傾向にあります。塗膜の剥がれがそのまま錆の発生に直結してしまいますので、今回は剥がせる塗膜を剥がし穴あきを補修、塗装メンテナンスでまた綺麗に保護していきたいと思います。
まずは鉄骨階段全体に
ペーパー掛け・ケレンを行っていきます。細かな部分は手で丁寧に傷んだ塗膜を削り落とします。
平坦に仕上げたい部分は特にサンダーで表面を綺麗に削り落としていきます。旧塗膜が剥がれやすい状態で残ってしまうと塗装後に剥がれるといったトラブルにも繋がってしまいますので、面倒な作業ではありますがここが一番肝心です。
下地調整後は錆止め塗装です。錆止めというと赤色という印象が強いと思いますが、現在の錆止め塗料は鉛やクロムを原料にしているわけではないため、カラーバリエーションが豊富です。今回1番目に塗った塗料もホワイトの錆止め塗料になり、塗装した部分は酸素や雨水との接触をシャットアウトすることができます。しかしこのままでは塗膜表面が劣化しやすいため、高耐久の塗料で表面を仕上げていきます。
穴が開いていた部分には板金を裏張りしてパテで段差を解消、そして同様の塗装メンテナンスを実施しました。段差がなくなることで穴が開いていた部分がどこかもわからないぐらいです。合わせて薄いグレーで仕上げ塗装を行い手摺・鉄柱部分は塗装工事完了です。
続いては踏板部分の塗装です。外部ですので滑りにくいよう骨材入りの塗料を使用して仕上げていきます。滑りやすさを解消する手段はシートやゴムマットの使用等もありますが、濡れやすい部分であれば塗装で定期的にメンテナンスを行わされたほうがオススメです。
既存はグリーンでしたが、今回は鉄骨階段にあわせてグレーでの塗り替えです。
マンションで入居者様の出入りもあるため、右左を交互に塗り替えていき工事は完了です。このようなケースでは臭気や速乾性も大事ですが、使用したアトレーヌ水性トップHは水性のため臭いも少なく、乾燥も早いため入居者様へのご迷惑にならず工事を完了させることができました。
記事内に記載されている金額は2021年06月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。