床が捲れているのが気になってお問い合わせさせていただきました。
まずは養生をしていきます。汚れたり傷つけてしまうといけないので回り保護をしていきます。
床を捲っていきます。床を捲る床下地が二重になっていました。しかもパーティクルボードでした。また下地を支えている根太もなく束のみで支えている状態でした。
パーティクルボードとは、名前のとおり小片状になった木材を加工、接着した資材の事を言います。一見するとべニア板などの合板と同じことであるように思われますが、合板が天然の板を何層にも重ねて作られるのに対して、パーティクルボードは木片を固めて層を作ります。
◇単層
単層は、同じ大きさの木片を用いて形成されています。均一の大きさの木片を素材としているためのボードの内部の密度が一定であり強度に定評があるボードです。単層のメリットは均一な密度を活かした頑丈さです。一方で他のボードと比較して重量があるというデメリットもあります。
◇多層
多層は複数の層からなるボードです。層によって木片のサイズが異なることが特徴です。中心の層に大きな木片を用い、外側の層に細かな木片を使用しています。層ごとの密度に差があるため板を曲げることが容易であり、また加工に不可欠な強度も兼ね備えています。異なる大きさの木片を使用することによって単層のボードよりも軽量であることも特徴です。
◇3層
3層のパーティクルボードは文字どおり3つの層から構成されるボードです。層の鋼製は多層のボードと似ており、両端の2層の小さな木片を使用しております。多層と同様に曲げやすさと軽量であることを両立していることが特徴です。
◎メリット◎
・品質が安定している…第一のメリットは安定性です。天然の素材は品質にムラが生じますが、人工的に加工を施すパーティクルボードはどの製品も品質が一定です。
・コストを抑えられる…パーティクルボードの素材となる木片のチップはあまった木材等を再利用したものです。再利用素材を使用することで安価である点もメリットです。
・住宅の下地素材にも適している…パーティクルボードは木片を圧縮加工している事から遮音性や断熱性も兼ね備えた素材です。住宅の壁や床の下地の素材にも適している素材と言えます。
◎デメリット◎
・水に弱い…パーティクルボードは木片を固めたものであるため、ボード内部が水に弱いという欠点があります。内部が濡れたり湿気に晒されると素材の強度が落ちてしまします。
・高負荷に弱い…パーティクルボードは天然の板や合板に比べるとどうしても強度では劣ります。負荷のかかる箇所や場所の資材には適してはないと言えるでしょう。
・留め具の保持力が弱い…合板等と比べて内部の密度で劣るため、釘や留め具の保持力が弱い点には注意が必要です。
新しくプラスチックの束と根太を組み上げました。今回のプラスチックの束の耐久性は、樹脂でできているため、錆びや腐朽、シロアリ被害の心配はありません。また軽量で取り扱いやすいため、施工効率が向上します。あとは、樹脂製の束は水に対して非常に耐性があります。海沿いの住宅や湿気の多い場所で使用するのに適しています。プラスチックは再利用可能な素材であり、廃棄物の削減に寄与します。鋼製の束と比較して環境にやさしい選択肢です。しかしプラスチック製の束は、紫外線には弱いので屋外での使用には注意が必要になります。
下地が貼れたら次はクッションフロアを貼っていきます。もうすぐ完成です!
これで床下地の補修からクッションフロアの張替え迄、完了しました!
記事内に記載されている金額は2024年03月05日時点での費用となります。
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