
江東区亀戸に物件を所有されているS様邸にて行った雨漏り補修工事の様子をご紹介しております。工事のきっかけですが
「3階建ての建物の3階の天井から雨漏りが発生しているので修理を検討しております。現地調査を行っていただき必要工事のお見積りをいただきたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
現地調査を行うと雨漏りが発生している箇所は3階の天井部分からの雨漏りになります。雨漏り箇所の直上では、スレート屋根と陸屋根の取り合い部分のシーリングに劣化があり雨水の浸入口となっていることが疑われました。
築年数が24年ということもあり建物全体のメンテナンスもご提案しましたが、取り急ぎ雨漏りの補修を先に行いたいとのご希望があり今回は雨漏り補修工事を行う運びとなりました。
江東区亀戸に物件を所有されているお客様より「3階建ての建物の3階の天井から雨漏りが発生しているので修理を検討しております。現地調査を行っていただき必要工事のお見積りをいただきたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
雨漏りの発生要因については、様々な要素が考えられます。例えば、雨漏りが発生した時期やその日の雨の様子(雨の量や風向き)、雨が降り始めてから雨漏りが確認できるまでの時間などが影響を与える可能性があります。お客様から得られる情報は、雨漏りの原因を推測する上で非常に重要な情報源となります。
雨漏りが発生した場合は、専門家に相談し、適切な調査と修理を依頼することが重要です。目視やサーモグラフィ、散水試験などの方法を用いて、雨漏りの原因を正確に特定することが必要です。雨漏りの原因箇所を見逃さず、適切な対処を行うことが被害を最小限に抑えるために重要です。
先ずは、室内の調査から行います。雨漏り調査の場合、最初に雨漏りが発生している場所や症状の確認を行う必要がありますので
雨漏り調査の際には、室内への立ち入りの為ご在宅での調査にご協力いただいております。また、調査の際に雨漏りの発生状況をお伺いすることで雨漏りの発生原因と特定する重要な情報となりますので雨漏り発生時には、発生状況等を記録していただけると原因特定に役立ちます!
雨漏りが発生しているのは、3階の居室にあるクローゼット内の天井部分になります。天井には、雨漏りの影響により下地が劣化し穴開きが生じておりました。また、穴の周囲のクロスには水分を吸収してしまった事により変色やシワが多く生じております
クロスや下地に黒カビが発生しており、カビの発生が進行すると健康被害にも繋がりますので雨漏りが改善したら雨漏りで影響を受けた箇所の内装工事が推奨されます。

続いて建物外部の様子を確認します。こちらの建物の屋根は、建物の半分が切妻形状のスレート屋根でもう半分が陸屋根(FRP防水)となっておりました。
雨水の排出位置となっていたクローゼットの位置は、陸屋根とスレートとの取り合い部分になります。スレート屋根とFRP防水には、それぞれ経年劣化の症状が発生しておりましたが雨漏りに繋がってしまうような著しい劣化は確認されませんでした。

陸屋根の笠木と屋根のケラバが一部接している箇所があり、取り合い部分にはコーキングにより防水処理が行われておりました。しかし、コーキング材の
経年劣化により接着面の一部で剥離が発生し隙間が開いておりました。 状態を確認すると立ち上がりの天場まで防水が施されていない為、上記のコーキング部分が劣化し雨水が浸入してしまうと
立ち上がりの天場から建物内部へと浸水してしまう事が分かりました。
今回の様に目視での調査で雨漏り箇所が分かるケースと目視では雨漏りの原因ヶ所が分からないケースがあります。後者の場合、雨漏りが疑われる箇所に水を撒いて雨漏りを再現する散水検査が有効的な調査方法となります。
現地調査の結果、笠木板金とケラバ板金の取り合い部に施してあるコーキングの劣化による雨漏りである可能性が高いと考えられました。今後建物全体のメンテナンスも検討されているとの事でしたが、先ずは緊急性の高い雨漏り箇所の処理を行いたいとのご希望でしたので雨漏りの原因と考えられる部分のコーキング処理をご提案し工事をお任せいただく運びとなりました。
今回の雨漏り補修工事(コーキング作業)は、税込み33,000円にて承りました。雨漏り補修工事の費用ですが、施工内容や施工箇所の状況により金額は異なりますので詳しくは「街の外壁塗装やさん」までお問い合わせください!
雨漏り補修工事の様子になります。今回の工事では、劣化し接着面の剥がれてしまったシーリングの打ち替え工事となりますので劣化した既存シーリングの撤去を最初に行います。
既存シーリングの撤去には、カッターやスクレーパーを使用し接着面の縁を切りながらシーリングの撤去を行います。劣化したシーリングが残ってしまうと新たなシーリングの接着力が低下したり肉厚が薄くなってしまうので残存しないように丁寧に撤去を行いました。

既存シーリング撤去後は、目地周りの養生を行います。シーリング材は材料が柔らかく扱いが難しい素材となります。作業を行う際には、施工対象箇所周辺の養生を行わないとシーリング材が広範囲に付着してしまい周囲の汚染や仕上げ後の見栄えが悪くなってしまします。丁寧な養生を行うことで、作業効率を上げるだけでなく、綺麗な仕上がりを実現することができます。
養生後は、シーリングを充填する箇所へシールプライマーの塗布を行います。
シールプライマーとは、シーリング材と下地の接着性を高めるための材料になります。プライマーを塗った場合の施工と塗らなかった場合の施工を比べると、シーリングの耐久製には大きく差が出てしまいますのでシーリング作業時のプライマーは欠かせません。 プライマーを塗った後は、30分~60分程乾燥させる必要があります。乾燥前は液状なのでプライマーを塗った直後にシーリングを充填しても下地に接着しない場合があります。
使用するシーリング材は、変性シリコン系のシーリング材になります。笠木がアルミではなく板金でしたので後々のメンテナンスの際に塗装する可能性が考えられました。シリコンシーラントを使用してしまうと塗装の際に塗料を弾いてしまうのでシーリング材には塗装が出来ません。
シーリング材には様々な種類があり、それぞれ持っている特性が異なります。シーリング材を扱う際には、施工箇所や状況に応じた選定が必要となります。
シーリング材を塗布した後は、仕上げのためにラバー付きのスポンジを使用して均一にならし、美しい仕上がりを目指します。また、シーリング充填後に表面を圧える事により下地との密着性を向上させ施工不良や雨漏りの再発を防ぎます。
シーリング材は、完全硬化までに24時間必要になりますので施工後は硬化するまで触らないように注意が必要です。

仕上げ後にマスキングテープを剥がし仕上がりに問題がないことを確認したら施工完了となります。接着面の剥がれにより隙間が生じ雨水の浸入口となっておりましたが、シーリングの打ち替えを行った事により雨水が入り込んでしまう隙間が無くなりましたので、雨漏りの改善が見込めます。
施工が完了してから複数回の雨はありましたが、今のところ雨漏りが再発している感じはしないとのご連絡もいただけました。引き続き様子を見ていただけますと幸いにございます。
記事内に記載されている金額は2025年01月30日時点での費用となります。
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