
足立区中川にお住まいのF様は、先月の強風時に大きな物音がしたため外を確認されたところ、サイディングが2枚落下していることに気付かれました。
さらに外壁全体を確認すると、3階部分の外壁が剥がれ下地が露出している状態で、このままでは浸水や風の吹込みによるさらなるサイディングの落下につながるのではないかと大変心配されておりました。
そこでインターネットで工事業者を探され、私たち「街の屋根やさん」へご相談いただきました。
現地調査に伺い、外壁の状況を確認したうえで、サイディングの部分的な張替え工事をご提案いたしました。
F様はホームセンターでも補修の見積もりを取られていましたが、弊社の迅速な対応と価格面を高く評価してくださり、最終的に工事をお任せいただくこととなりました。
使用材料
ケイミューニュースリムストーン、オートンサイディングシーラント
お客様より「風の影響でサイディングが落下し、下地が露出してしまっているため、工事までの応急処置が可能かも含めて一度調査してほしい」とのお問い合わせを、私たち「街の外壁塗装やさん」にいただきました。
お客様と日程を調整のうえ、現地調査にお伺いすることとなりました。

現地調査に伺い、実際にサイディングが落下した箇所を確認いたしました。
落下していたのは玄関とは反対側、3階の窓横の部分で、大きさは高さ約45cm・横幅約1mほどでした。
このサイズの外壁材が上階から落下したと考えると、大変危険な状況であったことが分かります。
幸いにも落下した場所は建物の裏側で道路には面しておらず、周囲は建物が密集していたものの、人や物への二次被害は確認されませんでした。
被害が広がらなかったことは、不幸中の幸いといえます。
外壁が剥がれて下地のシートやサイディングを固定する金具が露出している状態でした。
このまま雨が降れば、そこから浸水し、建物内部の劣化や雨漏りを引き起こす恐れがありました。
また、他の部分を確認すると外壁が反って膨らんで見える箇所もあり、全体的に傷みが進行している印象を受けました。
ベランダのシーリングには表面のひび割れが見られ、劣化の症状が確認されました。
築16年が経過していることもあり、経年による劣化が進行している状況です。
また、外壁が落下していた南面では、日当たりの影響もあってか外壁目地のシーリングが著しく劣化しており、部分的に完全に失われている箇所も確認されました。
これに対し、日が当たりにくいベランダ内側のシーリングと比較すると、その劣化の差が顕著に分かります。
以上の症状を踏まえ、外壁の部分的な張替え工事とシーリング打ち替え工事をご提案し、お見積りを作成して早期にご提出いたしました。
なお、応急処置については施工箇所が3階部分にあたり、梯子を掛けるスペースがなく作業が困難であったため実施できませんでした。
そのため、早急に工事を行う必要がある状況でした。
お客様より「
保険申請が承認されたので工事をお願いしたい」とのご連絡を承り、無事ご契約となりました。今後は早急に工事の段取りを進めてまいります。

今回のサイディング張替え工事では足場の設置が必要となり、ご近隣との建物間が狭いため限られたスペースでの作業となります。
また、工事中は作業音などでご迷惑をおかけする可能性があるため、事前のご挨拶は欠かせません。
さらに、裏手にお住まいの方の敷地を一部使用させていただく必要があり、ご承諾をお願いに伺いましたところ、快くご了承いただけました。
そのおかげで無事に足場工事を着工することができました。
ご近隣様のご協力もあり、無事に足場の仮設を完了することができました。今回は南面1面のみの部分的な足場設置であったため、作業もスムーズに進みました。
右の写真が今回サイディングの張替えを行う部分です。
当初は2~3階の広範囲での交換もご提案しましたが、お客様より「保険の範囲内で工事をお願いしたい」とのご要望をいただき、対象箇所を絞って施工することとなりました。
まずは施工範囲に残っている既存のサイディングを撤去します。
サイディングは通常、下から順に取り付けられているため、撤去の際は上から順に外していくことで効率よく作業を進めることができます。
今回の建物は釘ではなく金具で固定されていたため、その金具を外しながらの撤去作業となりました。
およそ30分ほどで撤去は完了しました。
想像以上に早く作業が進み、熟練の職人の手際の良さに改めて感心させられました。
サイディングの反りやシーリングの劣化が見られたため、浸水による下地の傷みが懸念されました。
しかし、サイディングを撤去して確認したところ、既存の透湿防水シートに劣化はなく、十分に機能を保っていました。
そのおかげで木材部分にも傷みは見られず、問題なく作業を進めることができました。
さらに、この上から新しい透湿防水シートを重ねて施工するため、今後はより一層安心していただける状態となります。
今回使用するサイディングは、ケイミュー社の「ニュースリムストーン」です。
既存の
サイディングについては、図面に品名の記載がなく、すでに廃盤となっている可能性もありました。
そのため、各メーカーの商品を比較検討し、最も近いデザイン・質感のものを選定しました。
お客様にもご確認いただき、ご納得のうえで施工を進めることとなりました。

新しい
サイディングを設置しました。
当初は既存のものと柄が合うか心配していましたが、実際に取り付けてみると違和感がなく、ほとんど同じといえる仕上がりとなり安心しました。
サイディングを設置した後は、固定用の金具を上側から押さえ込むように取り付けます。
この金具は下地の木材にビスでしっかりと固定されるため、外れてしまう心配はありません。
切妻屋根の形状に合わせ、ケラバ付近のサイディングは加工を施しながら設置を行いました。
作業にあたっては、お客様のご厚意でガレージを作業場として使用させていただき、大変助かりました。
作業も順調に進み、無事サイディングの張替えが完了しました。
最後に、外壁同士の隙間をシーリングで仕上げます。
使用した材料は「オートンサイディングシーラント」で、色は新しい外壁材に近い「コテリヌホワイト」を採用しました。

シーリング作業は、専用のガンで材料を目地に充填し、ヘラで表面を均すことで完了します。周囲には養生も行ったため、ラインがきれいに出て美しい仕上がりとなりました。
これですべての工事が完了し、お客様にもご確認のお願いをしたとこころ「新旧サイディングの柄に違和感がなく、仕上がりもきれい」だとご満足いただけました。
外壁や屋根のお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年09月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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