
台東区西浅草にて実施した鉄部塗装工事の様子をご紹介いたします。
お問い合わせのきっかけは、「屋上の手摺や貯水槽の鉄骨に錆が出てきたため、メンテナンスを検討しており見積りをお願いしたい」というご相談でした。
現地調査を行ったところ、鉄部の塗装面にはチョーキングや色褪せといった劣化症状が確認されました。
チョーキングは塗膜の寿命を示す代表的な症状であり、この段階でのメンテナンスが推奨されます。
また、一部では塗膜の剥がれによる錆の発生も見られました。
幸い、錆が深刻な腐食にまでは至っておらず、溶接補修を必要としない状態でした。
ただし、腐食が進行すると鉄部の耐久性が低下し、最悪の場合は倒壊などの危険を伴うため、定期的なメンテナンスは欠かせません。
以上の調査結果をご報告し、鉄部塗装工事をご提案いたしました。その後ご検討いただき、正式に工事をお任せいただくこととなりました。
使用材料
エスケー化研 ワンツーマイルド(05-40B)
現地調査の様子をご紹介いたします。
今回メンテナンスの対象となるのは、屋上(陸屋根)に設置されている鉄製の手摺と、貯水槽を支えている鉄骨部分です。
これまでも定期的にお手入れをされてきましたが、
前回の施工から年数が経過し、鉄部には錆の発生が確認されました。
そのため、錆が進行して腐食へと至る前にメンテナンスを実施したい、とのご要望をいただきました。
鉄部を確認したところ、錆の発生やチョーキングといった塗装の劣化症状が見受けられました。
部分的に錆は出ていましたが、腐食は進行しておらず、穴あきや浮き錆といった深刻な状態は確認されませんでした。
ただし、錆を放置すると腐食が進み、鉄の耐久性が低下して事故につながる恐れがあるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
さらに塗膜の状態を確認するために表面を手で擦ると、粉状のものが付着しました。
これは「チョーキング」と呼ばれる現象で、熱や紫外線による劣化の影響で塗料に含まれる顔料が表面に浮き出てしまうものです。
チョーキングは塗膜の寿命を示す代表的なサインであり、この症状が見られる場合には適切なタイミングでの塗装メンテナンスが推奨されます。

屋上には、鉄製の扉が3箇所取り付けられていましたが、
扉にも塗装の色褪せやチョーキングといった劣化に加え手摺と同様に錆の発生が目立ちました。お客様も扉の色褪せや錆を気になされておりましたので、手摺や鉄骨部分と合わせて塗装工事のご提案を行い、ご検討の末工事をお任せいただく運びとなりました。
今回行なった鉄部塗装工事の費用は21万円(税込み)にて承りました。
鉄部塗装工事の費用につきましては、塗面積や塗料のグレードにより異なりますので詳しくは「街の外壁塗装やさん」へお問い合わせ下さい。
まずは下地処理から作業を開始します。
下地処理とは、その名の通り塗装を行う前に下地の状態を整える作業で、「ケレン」とも呼ばれます。
具体的には、錆や汚れ、劣化した旧塗膜を除去し、新しい塗料がしっかりと密着できるように表面を整える工程です。
この下地処理を丁寧に行うことで、塗り替え後の塗料の耐久性や仕上がりに大きく影響します。
そのため、塗装工事において非常に重要なステップといえます。
なお、下地の状態によって使用する道具や方法は異なるため、状況に応じた適切な処理が求められます。

塗料の色については、「笠木と同じ色にしたい」とのご要望をいただきました。
そのため、日本塗料工業会が発行している色見本を用いてカラー選定を実施しました。
既存の笠木に最も近い色が【05-40B】であったため、お客様にご確認いただき、最終的にこちらの色で決定となりました。
ワンツーマイルド(05-40B)は下塗りを必要としない塗料のため、最初の工程は中塗りから始まります。
塗り残しが出ないよう細部まで丁寧に塗布していきました。
中塗りの後は十分な乾燥時間を設け、塗料がしっかり乾いたことを確認してから上塗りを実施します。
塗料を重ねることで適切な膜厚が確保され、耐久性の向上や色ムラの解消につながります。

全ての作業が無事完了しました。
完了後にはお客様に最終確認をしていただき、仕上がりにご満足いただくことができました。
街の外壁塗装やさんは、外壁塗装や屋根塗装をはじめ、各種塗装工事に幅広く対応しておりますので、建物のメンテナンスをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年09月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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