
中央区月島にお住まいのK様より、「鉄骨階段に錆が出てきたので塗装を検討している」とご相談をいただきました。
日頃から使う外階段だけに、見た目の古びた印象だけでなく、滑りや傷みが進んでいないかも気になっていたそうです。
現地で詳しく調査を行うと、手摺や踏み板に劣化のサインが見られました。
現在の状態を丁寧にご説明し、必要な下地処理を含めた鉄骨階段塗装工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
使用材料
日本ペイント ファインシリコンフレッシュⅡ(ND-010・ND-012)
表面のチョーキングが進み塗膜の保護力が低下していました

まず階段まわりの塗装面を確認すると、手で触れた際に白い粉が付着する
チョーキング現象が発生していました。
これは塗膜が紫外線や風雨の影響を受けて劣化し、防水性や保護機能が落ちてきているサインです。
見た目には大きな剥がれがなくても、こうした状態を放置すると金属素地を守る力が弱まり、今後の錆発生につながりやすくなります。
鉄骨階段は常に外気や雨にさらされるため、表面の劣化を早めに見つけて塗り替えることが長持ちのポイントです。

手摺部分では、塗膜が傷んで一部剥がれ、その下から錆が出ている箇所を確認しました。
手摺は人が日常的に触れる場所で、荷物の接触や雨だれの影響も受けやすく、劣化が進みやすい部位です。
小さな剥がれに見えても、そこから水分が入り込むと
錆が周囲へ広がる恐れがあります。
特に角や継ぎ目は塗膜が切れやすいため注意が必要です。
今回は美観の回復だけでなく、今後の腐食進行を防ぐためにも、しっかりとした下地調整と錆止め塗装が重要な状態でした。
踏み板の錆が広範囲に進行し安全面にも配慮が必要でした

踏み板には全体的に錆が広がっており、段の端部や隅部では特に進行が目立ちました。
階段の踏み板は雨水が溜まりやすく、靴底の摩擦も受けるため、鉄骨階段の中でも劣化しやすい箇所です。
錆が進行すると見た目が悪くなるだけでなく、将来的には素地が痩せて強度低下につながる可能性もあります。
今回はまだ早期の補修と塗装で対応できる状態でしたが、
腐食が深くなる前のメンテナンスがとても大切です。
私たちは現状を踏まえ、ケレン作業を入念に行ったうえで塗装を重ねる施工計画を立てました。
まずは手摺まわりのケレン作業で傷んだ塗膜を落としました

施工では最初に、手摺や柱まわりの下地調整から進めました。
写真のように研磨材を使って表面を整え、浮いた塗膜や汚れ、粉化した旧塗膜を丁寧に除去しています。
鉄骨塗装では、どれだけ仕上げ塗料が良くても
下地処理が不十分だと密着不良を起こしやすく、早期剥離の原因になります。
そのため私たちは、塗る前の工程こそ大切にしています。
あわせて周囲の外壁や床面を汚さないよう養生も行い、細部まで安心してお任せいただけるよう配慮しました。
踏み板の入隅や錆の強い部分も重点的に下地調整しました

続いて、踏み板と側面のササラの取り合い部分など、錆が溜まりやすい箇所を中心にケレンを進めました。
平らな面だけでなく、階段の入隅や端部は錆が残りやすいため、工具を使い分けながら状態に合わせて作業しています。
こうした細かな部分に錆が残ると、塗装後も内側から腐食が進むことがあるため注意が必要です。
今回のような鉄骨階段では、
錆を落とし切れる範囲までしっかり処理することが耐久性を左右します。
見えにくい場所ほど丁寧に手をかけることで、仕上がりの持ちにも差が出てきます。
下塗りで錆止めを塗布し鉄部を保護する土台をつくりました

下地調整後は、鉄部専用の錆止め塗料を塗布していきます。
写真では踏み板まわりに白い錆止めがしっかり入っている様子が確認できます。
錆止めは、金属と空気・水分の接触を抑え、上塗り塗料との密着を高める重要な役割を担います。
特に今回のように既に錆が出ていた階段では、塗り替えの寿命を左右する大切な工程です。
ローラーや刷毛を使い分けながら、凹凸の多い縞鋼板にも塗り残しが出ないよう施工しました。
細部まで均一に塗膜をつくることで、防錆性をしっかり確保しています。
下塗りにはマイルドボーセイを使用し防錆性能を高めました

今回の下塗り材には、エスケー化研の
マイルドボーセイを使用しました。
鉄骨階段のように屋外で使用される鉄部では、錆止め塗料の性能が仕上がり後の耐久性に大きく影響します。
この塗料は防錆性に優れており、適切な下地処理と組み合わせることで上塗りの性能をしっかり支えることができます。
私たちは現場ごとの劣化状況に合わせて、塗料の相性や目的を踏まえて材料を選定しています。
見える仕上がりだけでなく、長く安心して使っていただくための材料選びにもこだわっています!
中塗りで塗膜に厚みを持たせ美観と耐久性を整えました

錆止め乾燥後は中塗りに進み、階段裏や側面まで均一に塗装していきました。
中塗りは、仕上げ色を整えるだけの工程ではなく、必要な塗膜厚を確保して耐久性を高めるためにも欠かせません。
鉄骨階段は平面だけでなく、梁や桁、裏側など入り組んだ形状が多いため、塗りムラや塗り残しが出ないよう角度を変えながら丁寧に施工しています。
階段は普段よく目に入る場所でもあるため、機能面はもちろん、建物全体の印象が明るくなるよう、発色や艶の出方も意識しながら作業を進めました。

上塗りでは、踏み板の縞鋼板部分にも塗料を丁寧に重ね、表面を美しく仕上げました。
縞鋼板は凹凸があるため、山と谷の部分で塗料の乗り方に差が出やすく、見た目以上に施工の難しい部位です。
私たちはローラーを細かく動かしながら、模様の隙間にも塗料が行き渡るよう注意して施工しました。
こうして十分な塗膜を形成することで、雨水や汚れの影響を受けにくくなり、今後の錆再発防止にもつながります。
毎日昇り降りする場所だからこそ、機能性と見た目の両方を整えることが大切です。
中塗りと上塗りにはファインシリコンフレッシュIIを採用しました

中塗り・上塗りには、日本ペイントの
ファインシリコンフレッシュIIを使用しています。
耐候性や仕上がりのバランスに優れた塗料で、屋外の鉄部にも適しているため、今回の鉄骨階段にも相性の良い選定です。
塗装工事では、ただ色を付けるだけではなく、下塗り・中塗り・上塗りを適切な材料で組み合わせることが重要です。
私たちは塗料の性能を十分に発揮できるよう、乾燥時間や塗布量にも配慮しながら施工を進めています。
見た目のきれいさだけでなく、長持ちする仕上がりを目指しました。
部位ごとに色を調整して統一感のある階段に仕上げました

仕上げでは、踏み板などの縞鋼板部分をND-010、手摺や柱などをND-012で塗り分けました。
近い色味でまとめることで統一感を持たせながら、部位ごとの印象をすっきり整えています。
階段全体が明るくなることで、以前の錆びた印象がなくなり、建物まわりの清潔感もぐっと高まりました。
外階段は建物の“顔”のひとつでもあるため、こうした色の選定も仕上がりを左右する大切な要素です。
機能回復だけでなく、建物全体の印象アップにつながる塗装工事となりました。
鉄骨階段全体の防錆性と美観が回復し安心して使える状態になりました

すべての工程を終え、
鉄骨階段塗装工事が無事に完了しました。
施工前は手摺の塗膜剥がれや踏み板の錆が目立っていましたが、下地調整から丁寧に行ったことで、全体がきれいに整い、
防錆性と美観をしっかり回復することができました。
外部鉄部は、見た目以上に劣化が進みやすい場所ですので、定期的な点検と早めの塗り替えが大切です。
今回のように適切な時期にメンテナンスを行うことで、大がかりな補修を避けやすくなり、結果的に建物を長持ちさせることにもつながります。
今回は中央区月島で、錆が気になり始めた鉄骨階段の塗装工事を行いました。
調査ではチョーキング、手摺の塗膜剥がれ、踏み板の錆進行を確認し、鉄部特有の劣化が各所に見られる状態でした。
そこで私たちは、ケレンによる下地調整を丁寧に行い、錆止め・中塗り・上塗りを適切に重ねることで、見た目の美しさだけでなく耐久性にも配慮した仕上がりを目指しました。
工事費用につきましては、税込460,000円になります。鉄骨階段は日常的に使う場所だからこそ、傷みを放置せず早めに対応することが大切です。
街の外壁塗装やさんでは、外壁塗装はもちろん、今回のような鉄骨階段や手摺などの鉄部塗装、雨漏り修理まで幅広く対応しております。
私たちは地域密着の施工業者として、現地調査からお見積りまで
無料調査で承っておりますので、錆や塗膜の剥がれが気になった際はお気軽にご相談ください。
状態に合わせた最適なメンテナンスをご提案いたします!
記事内に記載されている金額は2026年07月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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