世田谷区上用賀で外壁塗装工事をおこないました。以前に雨樋交換工事を施工させていただいたお客様で、外壁のサイディングの色が褪せてきて目地のコーキングもひび割れが酷くなってきたので、綺麗に塗り直したいというご希望でご連絡いただきました。
サッシ交換も一緒におこないたいという事で、掃き出しサッシからヨコ滑り出し窓への交換工事もおこなっています。サッシのサイズが小さくなったので、外壁のサイディングも新たに張ったのですが、既存のサイディングは現在廃盤品の為、目地の間隔が同じ様なサイディングを探してはりました。無塗装品なので既存のものと同じ様なパターンを付けて塗装しました。
色を決める時にはカラーシミュレーションを作成します。撮影した外観の画像に色を当てはめていき、仕上がりのイメージを確認していただきます。どんな色にしたいかをお聞きしてまずはたたき台のシミュレーションを作ります。そのシミュレーションを元にしてご希望をおうかがいしながらイメージに近づけます。カラーシミュレーションは確認するディスプレイによっても色合いが違いますので、最終的な色決定には実際の色を塗装した塗り板をメーカーに頼んで確認していただきます。
お好みの色が決まればあとは塗装を進めていきます。今回使用したのは日本ペイントのパーフェクトトップで、汚れの原因になるラジカルを抑える性能を持つラジカル制御型という塗料です。汚れが付きにくく耐久性が高いので、塗り替えの時にはお勧めの塗料です。サイディングの目地も劣化しているので、塗装と一緒にコーキングの打ち替えもおこないましたので、仕上がりには大変満足していただけました。
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施工内容
外壁塗装 サイディング張替え シーリング打ち替え
塗装してから大分年数が経過しているサイディング張りの外壁です。経年劣化によって塗膜が劣化してしまい、撥水性が落ちているのが分かります。濃い色を使用した場合色あせした時に変化が分かりやすくなってしまいます。汚れは目立ちにくいのですが白っぽく変わってしまうのが難点です。
劣化したサイディングの表面を触ると指先に粉が付きます。これは『チョーキング』といって塗料の顔料が劣化して粉状に表面に現れる事をいいます。チョーキングが出るという事は塗膜表面の撥水性が落ちてしまったサインですので、チョーキングが出てきた時には塗装工事でのメンテナンスをおこなう必要があります。
サイディングの目地に打ってあるコーキングも劣化してひび割れが出ているところもありますので、塗装工事と一緒に目地のコーキング打ち換え工事もおこないます。
今回は塗装以外の工事も予定しておりリビングのサッシ交換を塗装工事の前におこないます。
床からの掃き出しサッシが取り付けてあるのですが、北面で日が差し込む訳でもなく冬場がとても寒いという事でした。西面と南面に掃き出しサッシがあるので、通風用に小さい窓への交換をご希望でした。サッシの大きさが小さくなりますので、室内側の壁と外壁のサイディングも貼る必要があります。
掃き出しサッシを撤去した後は、壁の木下地を組んでいきます。サッシのサイズが小さくなっていますのでサイディング張り替えもおこなうのですが、全く同じサイディングは廃盤になっていてありませんでした。そのため目地の間隔や厚みが近い物を探して張っています。
サッシ交換とサイディング張りが完了しました。目地の形や間隔が同じものは塗装をしていない無塗装品しかありませんでしたので、外壁塗装工事と一緒に仕上げていきます。目地の位置も合わせてありますので外壁塗装が仕上がれば違和感は感じなくなります。
塗装工事の最初の工程は高圧洗浄です。チョーキングが出ている粉やコケなどの汚れを綺麗に洗い流します。高圧洗浄で汚れなどをしっかりと落とせていないと、塗膜の耐久性が落ちてしまい、浮いたり剥がれたりしますので丁寧におこなっていきます。
建物は高い擁壁の上に建っていますので、高圧洗浄で擁壁も一緒に洗う事にしました。コンクリートにも汚れやコケが付着して見た目にもあまり良くありませんので、建物と一緒に綺麗になります。
サイディングには必ず目地があります。サイディングは一枚が3mほどの板状の材料で必ず継ぎ目が出来ます。継ぎ目部分には隙間を開けて張っていくのですが、これは建物が動いた時に力を逃がす緩衝部分になります。目地が無いと力の逃げ場が無くなりサイディングが割れてしまう事があります。
力の緩衝と合わせて雨水の浸入を防ぐ役目も持っていますので、コーキングが劣化していると雨水が入り込んでしまい、サイディングを劣化させたり雨漏りに繋がる事がありますので、コーキングは打ち替えが必要です。
仕上げに使用する塗料は日本ペイントのパーフェクトトップです。汚れの原因になるラジカルを抑えるラジカル制御型に分類される塗料です。シリコン系と同等の工事価格でフッ素に近い耐久性がある塗料です。下塗りには専用のパーフェクトサーフを使用します。
仕上がりのイメージをもっていただくために、カラーシミュレーションを作成しました。撮影した外観画像に色を当てはめて色を決めていきます。
メーカーのカタログに色見本がありますが、非常に小さいサンプルなので実際に塗装をおこなった時の仕上がりをイメージしにくいのです。お好みの色を伺ってカラーシミュレーションを作成し、ご意見を聞きながら色の打合せを進めていきます。画像データとして作成しするために、見るディスプレイによって色の感じが違いますので、カラーシミュレーションでイメージが出来た後は、実際の塗料を塗った塗り板を注文して色を決定します。今回の仕上げ色は55-30Dに決まりました。
パーフェクトサーフを使って下塗りをおこないます。下塗り材は仕上げの塗料の付着性を高める為に塗りますので、非常に重要な工程です。仕上げの塗装で色がついていれば綺麗に仕上げる事は出来ますが、耐久性が無い為に浮いたり剥がれたりしてしまいます。下塗り材を塗装して一旦外壁が真っ白になります。
サッシ交換に伴って張り替えたサイディングは模様が付いていない平らな仕上げになっています。このままでは元々のサイディングと一体感が出ませんので、表面に模様を吹き付けます。目地部分にパターンが入り込まない様にマスキングテープを貼って養生しておきます。
下塗りが終わったら仕上げの塗装に移ります。日本ペイントのパーフェクトトップを使用するのですが、仕上げの塗装は2回塗りが基本です。下塗りが終わったあとに仕上げの塗装を2回塗るので、塗装工事は3回塗って仕上げる事になります。
55-30Dは濃いめのグリーンで、今までのネイビーからガラッと建物の印象が変わります。
中塗りと上塗りで仕上げますが、2回目と3回目では色の出方が違っています。中塗りだけでも色を付ける事は出来ますが、しっかりとした発色にはなりません。性能としても2回塗る事で製品が持つ耐久性などを発揮する様に造られています。
外壁塗装工事が完成しました。カラーシミュレーションで何度も打合せをおこない塗り板で色を決定しましたので、イメージ通りの色に仕上げる事が出来ました。張り替えたサイディングも他の部分と違和感なく仕上がりました。
経年劣化によって色が白っぽくなっていた外壁が、美しい艶に包まれた外壁になり、コンクリートの擁壁も綺麗になりましたので、建物全体が明かるいイメージに変わりました。
足場が架かっていると全体の仕上がりが確認出来ませんでしたが、全体が見えてお客様もイメージ通りの仕上がりになったと大変喜んでいただけました。
記事内に記載されている金額は2021年12月06日時点での費用となります。
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