葛飾区西新小岩にお住まいのお客様より、
外壁塗装工事に当たり葛飾区のエコ助成金制度の事を詳しく聴きたいとのご相談が始まりです。葛飾区も含め自治体によっては
遮熱塗装工事において助成金制度がある自治体が有ります。勿論遮熱塗装の施工によって空調の使用頻度軽減等のエコに繋がる施工と言う事が前提となります。塗料メーカーでの耐候試験による承認を受けた指定塗料が条件ともなり、その辺りのご説明をさせて頂いてお話を進めて参りました。更にその申請に当たっての塗料のご提案と、申請における区役所への代行申請なども弊社で行える事もご案内し、この度当社の方で工事を施工させて頂く運びとなりました。使用する塗料は日本ペイント社製の
サーモアイシリーズでの施工となります。
屋根塗装工事はサーモアイ4Fと言うフッ素塗料での塗装となり、外壁塗装工事については水性サーモアイウォールSIでの塗装工事となります。今回はその工事の流れをご紹介させて頂きます。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 棟板金交換 雨樋交換
使用材料
屋根:日本ペイント サーモアイ4F 外壁:日本ペイント 水性サーモアイウォールSI
こちらが
現地調査の様子となります。やはり年数を経過している事も有り、色褪せや変色を始めとして各所に痛みが出ている状況でした。お住まいはどうしても年数の経過と共にこのような症状はどちらのお宅でも出てしまいます。そう言った意味において既存の建材を更に長持ちさせるべく塗装工事等のお手入れは重要となります。
具体的な症状としてはこのような外壁そのものひび割れ、サイディングのお宅でしたのでシーリングにも割れ等の劣化は見受けられました。更にお客様の方でも気にされてらっしゃった外壁の雨筋による汚れの付着も目に付く状況でした。これらは外壁の防水性の低下と共に起こる傷みの症状と言えます。
屋根はトタン製の瓦棒形式の屋根でした。3階建てで梯子も掛けられない状況でしたのでドローンを使用しての確認作業となりました。トタン製と言う事も有り、錆の発生が目に付きます。屋根下の破風板の継ぎ目にもシーリングの硬化症状が見られ、お手入れが必要な状態でした。
これらの状況報告とお客様のご依頼で有った助成金を活用した塗装工事と言う事で、
屋根塗装、
外壁塗装施工を行う事となり助成金対象と成る
遮熱塗料でのご提案をさせて頂き施工する事となりました。助成金を活用しての施工の場合、自治体への申請を事前に行い、審査期間を経ての承認の流れとなりますので、施工を検討している時期から逆算してのご依頼が必要です。葛飾区の場合多少の前後は有りますが、問題が無ければ申請から約2週間で承認を得ることが出来ます。
無事申請から承認を得て工事着手となります。先ずは足場仮設からスタートです。本来ネットまで張って完了となりますが、当日強風の中での施工となりましたのでネットは張らず施工前に張って作業する事となりました。
続いて工事は高圧洗浄作業となります。屋根、外壁、付帯部全て高圧水による洗浄で出来る限りの汚れを落として行きます。ここで注意しなければならないのは、年数を経過している建物の場合汚れがかなり付着している部分が有りますが、勢いに任せて高圧水で洗浄すると建材そのものを崩してしまう恐れも有ります。ですのでそうならない様確認をしながら洗い落としていく事が必要となります。
工津洗浄作業後、シーリング工事を行います。サイディングのお住まいは目地シーリングが有ります。その目地シーリングについては既存を撤去し新たなシーリング材を充填していく流れとなり、これを
シーリング打ち換え工事と呼びます。撤去した部分にプライマーを入れシーリングを入れて行く形となります。
窓等の開口部廻りについてはシーリング増し打ち施工です。既存シーリングの上からプライマーを入れ、新たなシーリング材を増して打っていく施工となります。
更に外壁だけでは無く、こちらのお宅では破風板などの付帯部分のシーリングの劣化も進行している事から外壁同様に継ぎ目シーリングを打ち換えで施工していきます。破風板の場合上部にある事からもこの隙間をしっかりと新規材料で加工していく事で、階下への水の侵入を防ぐと言う観点では非常に重要な作業と言えます。
使用塗料は遮熱塗料、日本ペイントのサーモアイシリーズです
いよいよ塗装作業へと移ります。使用する塗料はこの
サーモアイシリーズです。屋根については錆びをかなり気にされておりましたので、グレードの高いフッ素塗料、サーモアイ4Fを使用しました。トタン部となるので下塗り材料はサーモアイプライマーになります。外壁については水性サーモアイウォールSI。下塗り材はサーモアイウォールサーフを使用していきます。
屋根塗装から着手していきます。先ずはケレン作業で下地を調整、その作業を経て下塗りを入れて参ります。サーモアイプライマーとなりますが、この材料には錆止め機能も有しているので、塗装の密着性を持たせる効果と共に錆止め効果も期待出来る下塗り材です。
中塗り、上塗りと主剤となるサーモアイ4Fを2度重ね塗りしていきます。写真で見ても判る通り、主剤の2度塗りを掛ける事で塗り残しや色ムラを防ぐと共に艶感も増して防水性機能もしっかりと持たせた塗装となります。
屋根塗装が完了しました。曇天では有りましたが、にも拘らずかなり艶感があります。さすがはフッ素塗料のパワーを感じます。屋根塗装もっしかり終える事が出来たので、続いて外壁塗装へと作業は進行していきます。
外壁塗装も同様に下塗り材による下塗り、主剤による中塗り、上塗りの3工程です。先ず下塗りです。下塗り塗料は白色の塗料ですので、下塗りを終えると外壁が一旦白色となります。
下塗り後、主剤である水性サーモアイウォールの塗布工程となります。その1度目の塗布作業は中塗りと呼ばれます。この色のがお客様が選ばれた本来の色の塗料です。中塗りで満遍なく塗り込んで上塗りへと作業を繋げて参ります。
中塗りと同色塗料で上塗りを掛けて行く事で塗り残しや色ムラの防止、更に艶感が産まれて行くのは先程屋根塗装の項でご紹介した通りです。上塗りを掛けるとパッと見でも艶が増していく様子が判ります。
これで外壁塗装の方も仕上がりました。メッシュシートが貼られてはいますが、それでもこの艶感が有ります。これで防水性も有した外壁塗装になった筈です。
外壁塗装が一区切りすると付帯部等へと移ります。特にこちらのお宅では破風板に症状が見られましたのでしっかりと念入りに仕上げて行きます。表面の細かい剥離症状が見られたので、ケレン作業でしっかりと下地を調整して下塗りを入れて参りました。
外壁同様に下塗りから中塗り、上塗りの3工程は部分塗装でも同様の仕上げとなります。こちらの破風板も艶感のあるいい仕上がりとなりました。
雨樋や軒天、更には鉄製の被災屋根の塗装も行い、最後は雨戸の塗装工事で本当の意味での仕上げ工事となります。鉄部塗装となりますのでケレン作業からの下塗りはトタン屋根塗装等と同じ仕様となります。
中塗り、上塗りで仕上げて行きますが、大概雨樋の場合このよう段々で重なっている形状となりますので、ローラーと刷毛を使用しながら塗料をしっかりと奥まで塗り込んでいきます。
塗り残しが無い事を確認して養生テープを剥がせば完成です。重ね塗りの効果でしっかりと色も乗って雨戸も艶やかに仕上がりました。
雨戸の仕上がりをご覧になって当初予定はなかったガレージのシャッターも塗装する事になりました。但しお客様にもお伝えしましたが、シャッターの場合巻き込み部分がどうしても早い段階で剥離し易くなるのでその辺りのご了解の下塗装をさせて頂きました。
これで無事塗装工事の方も完成です。外壁については既存の色と近い色で選択されましたので、遠目には変わりなく映りますが、雨戸や破風板が明らかに綺麗になったのでだいぶ印象は変わりましたねとのお言葉を頂きました。
足場解体日、最後に屋根塗装の状況、足場解体後の外壁塗装の状況を点検し問題は無い事を確認致しました。
更に最後にドローンでの空撮で異常がない事も確認してお客様にお引渡しとなります。
私たち街の外壁塗装やさんでは、点検調査から工事のご提案、準備、施工、完了お引渡しまで手順に沿って取り組ませて頂いております。今回の様に遮熱塗装施工時の自治体への助成金申請の代行なども含めたご対応も出来ます。寒さもだいぶ厳しくなり新型コロナウィルスも増加傾向にありますが、我々も
コロナ対策を継続しながら引き続き業務を進めて参ります。皆様も是非お気軽にご相談下さい。
年度も変わり本年度も葛飾区では遮熱塗料による塗装メンテナンスにおいて、かつしかエコ助成金の申請が可能となります。代表的な塗料としてはこちらのお宅でも使用した
日本ペイントのサーモアイシリーズです。屋根のサーモアイは表紙にETVの表示が示す通り、環境省の認証を受けております。外壁のサーモアイウォールについても試験結果表を添付して申請すれば助成金の対象となります。
葛飾区ではこの環境省の技術承認を得ている事が条件ですが、その他の自治体でも助成金制度が有り、所によっては色によって異なるこの全日射反射率の数値が基準となるケースも有りますので、予め確認をしておく必要があります。
報告の際は使用済みの空き缶の写真等も必要になります
また葛飾区の助成金のお話しに戻りますが、助成金制度は申請のみならず当然工事後の報告も必須条件となります。今回の申請においても工事の前後や経過写真と共に、使用済みの塗料缶の写真も必要ですので、この様に抜かりなく報告させて頂きました。そう言った意味でも助成金を活用したメンテナンスは、確実にこの様なノウハウを熟知している会社に依頼する事が非常に重要と言えます。私たち街の外壁塗装やさんでは、葛飾区を始めとする各自治体の助成金について間違いの無いご対応をさせて頂いております。更にその他様々な塗装工事(
価格帯はこちらから)についても何なりとお問い合わせ頂ければ、親切丁寧をモットーにお応えさせて頂きますので、皆様もお気軽にお問い合わせ下さい!
記事内に記載されている金額は2022年04月28日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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