多摩市桜ケ丘でテラス屋根の塗装工事をおこないました。過去に屋根工事をご依頼いただいたお客様で、今回はテラスに設置されている木製の屋根の塗装のご依頼をいただきました。
新築時の時に一緒に作られていて、ご自身で何回か塗装工事をおこなったり、元々塩化ビニル製の波板が貼ってあった屋根をポリカーボネート製の波板に張替え工事をおこなったそうです。
街の外壁塗装屋さんでもテラス屋根の補修工事は以前に行わせていたことがりますが、だんだんと塗膜が劣化して剥がれてしまっているので塗装をおこないたいとご相談をいただきました。木製のテラス屋根で、柱などは吹き込んだ雨などで腐食が進んでいて、過去に接ぎ木したこともあるそうです。
せっかく塗装をおこなうのであれば傷んだ柱の交換も行いたいという事で、柱の交換と塗装工事を同時に行う事になりました。
柱は結構雨に濡れるにことになるので耐久性の高い木材にしたいというご希望もあり、セランガンバツを使用しました。常に雨ざらしになるデッキなどにも良く使用される木材で、比重が非常に高いので重くて固い木です。虫にも強いので外部に使用するには最適なのですが、固すぎる事が難点で細かな加工が杉やヒノキなどと比べて大変になります。柱と梁を補強している方杖も交換しましたので信頼できる大工さんによってしっかりと納める事が出来ました。
柱と方杖の交換が終わり塗装工事に取り掛かります。浮いてしまっている塗膜をケレン掛けで剥がして下地調整して着色していきます。使用したのは日本ペイントのファインウレタンです。元々は白でしたが、建物と雰囲気を合わせるためにこげ茶で仕上げました。
見た目が古くなっていたところ塗装工事で綺麗になり木になっていた柱部分も耐久性の高い木材に交換しましたので、お客様にもこれで安心できると大変喜んでいただけました。
私たち街の外壁塗装やさんでは、
新型コロナウイルス対策としてマスク着用・アルコール消毒の徹底、
オンラインでの打合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。
使用材料
日本ペイントファインウレタン,セランガンバツ
お庭に面したところにテラスの屋根があります。このテラス屋根がある事で掃き出し窓から外に出ても濡れないで済みますので、とても有効に活用が出来ます。
テラス屋根は木製の骨組みにポリカーボネート製の波板が葺いてあります。元々の波板は塩化ビニル製の物が使用されていたそうですが、ボロボロになってしまったために数年前にお客様ご自身でポリカの波板に張替えをおこなっていました。
今回はこの木製の部分の塗装工事をご希望されています。
木部の塗装工事で白く仕上げてありましたが、造膜タイプの塗装工事で所々浮きや剥がれが出ていて見た目にがあまり良くありません。この点が気になるという事で塗装工事をご検討さる様になったそうです。
塗装工事をおこなう際に、屋根を支えている柱の交換もご希望されています。作られてから数十年が経過しているという事で、過去に柱が腐食してしまい、部分的に接ぎ木したり交換したりしていました。そのあともさらに劣化していましたので、柱と梁を支えている方杖部分の交換工事も一緒におこなう事になりました。
交換する柱はお客様がご用意されました。以前に木材を頼んだことがある材木やさんから、耐久性の高い木材を仕入れたという事でその柱を使用していきます。
材料はセランガンバツという木材で、ウッドデッキなどの常に雨ざらしの状態の部分に最適な木材で、耐久性に優れ虫も付きにくい材料です。非常に耐久性が高いのですが、比重が高いのでとても重くて固い木材ですので、加工の際は杉やヒノキなどと比べてやり難い材料でもあります。
一旦古い柱を取り外しますので、梁を支える様に単管(鉄パイプ)と足場に使用するジャッキベースを使用して張りが下がらない様にジャッキアップしていきます。支えが出来ましたので、1カ所ずつ柱を取り外して新しい柱に交換していきます。
取り外した柱に合わせてセランガンバツを加工していきます。
塗装工事をおこなう際にはあまり大工工事をおこなう機会はありませんので、久しぶりに大工さんの仕事が見れるのも楽しみです。柱はただまっすぐ切れば良いという訳では無く、梁の中に刺さる様な加工をする必要があります。そのため指矩(さしがね)を使用してカットする部分の炭出しをおこなっていきます。
セランガンバツは比重が高いので、重くて固くて加工がしにくい木材です。手で引くのこぎりではなかなか切れませんので、電動の丸ノコを使って切り落としていきます。
梁に刺さる部分は『ほぞ』といいます。柱の出っ張りを梁の凹みにはめ込んで固定するのですが、昔は新築の時も大工さんが1か所ずつ刻んでいきました。今は新築では工場で全て加工するプレカットが主流ですが、この様な手刻み加工は大工さんの腕が良くわかる作業ですので、見ていて楽しくなります。
屋根の下地になっている垂木も1カ所傷みが激しかったので交換しています。
法杖部分は柱と梁の間に斜めに取り付けて支えています。左右の揺れに対する強度にもかかわってきますので、方杖が有る事でがっしりとした作りになり強度も増します。
柱は全部で5カ所あり、全て交換が完了しました。根元で接ぎ木していたり腐食していた柱がセランガンバツに変わり、これで下地は問題なくなりましたので、これから塗装工事で綺麗に仕上げていきます。
柱の交換工事が終わりましたので木部の塗装工事を開始します。まずは塗装工事をおこなう前に養生をおこないます。塗装を行わない部分や塗料が飛び散らない様にビニールを被せていきます。塗装するのは柱・梁・垂木・板受け部分のみですので、外壁や床などに養生していきます。
養生が終わりましたので、塗装工事に取り掛かります。
使用するのはウレタン塗料です。1液の塗料で木部にも使用できる塗料です。元々はホワイトでしたが、新しい仕上げはこげ茶にします。建物の外壁などが板張りでこげ茶になっていることと、汚れがあまり目立たたない色という事で、255(チョコレート)で仕上げていきます。
ケレンとペーパー(マジックロン)で古い塗膜の浮いている部分を剥がしていきます。塗膜が浮いたまま塗装してしまうと新しく塗装をしても同じように剥がれてしまう事になりますので、丁寧に下地処理をおこなっていきます。
ウレタン塗料で木部を2回塗り仕上げていきます。梁・垂木・板受け部分はウレタン塗料をそのまま塗布して表面を塗膜で覆う造膜仕上げにしていきます。
セランガンバツで交換した柱と方杖部分は、そのままの状態でも雨によって腐食などはしませんが、柱だけ色が付いていないと目立ってしまうので、同じように塗装を行います。
柱部分は塗膜で覆う造膜仕上げにせず、浸透仕上げにしていきます。色を吸い込ませて着色する事で木材の調湿性を損なわないため、塗膜が浮いたり剥がれたりする心配もありません。浸透させる塗装も2回塗装してしっかりと色を付けていきます。吸い込みはそれほど酷くありませんので、色が綺麗についていきます。
木部の塗装工事が完成しました。
元々の梁や垂木の塗装と、セランガンバツに交換した柱部分の塗装も完了しました。柱の根元はピンコロというコンクリートの塊が基礎石になっているのですが、元々そこも白で塗装してありましたので柱などと同様にこげ茶で塗装しました。
塗装工事で見た目も綺麗になり、傷みが進んでいた柱も耐久性の高い木材に交換しましたので、これで暫くはメンテナンスが必要なりました。お客様にも仕上がりを大変満足していただけました。今回行った柱交換や
木部の塗装工事は、使用する材料や傷み具合によって工事方法が変わりますが、税込み44,000円から承っておりますので工事費用などはお気軽にご相談ください。
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記事内に記載されている金額は2022年04月22日時点での費用となります。
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