豊島区駒込にお住まいのS様邸にて行った
屋根塗装工事と
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。「築21年で屋根と外壁のメンテナンスを検討している。」と、お問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。
S様邸の屋根はスレート屋根で屋根全体に苔・藻・カビが発生している状態でした。屋根材のスレートは塗膜が剥がれて防水性が低下しているため、雨水を吸収しやすくなっている状態ですので苔・藻・カビが発生してしまうのです。防水性が低下してしまうと耐久性の低下に繋がり、ひび割れや欠け、反り等の傷みが生じてしまいます。続いて外壁の調査を実施するとモルタル外壁の塗膜も剥がれておりチョーキングが発生していました。以前から汚れが気になっていたとの事ですのでチョーキングも発生している事から防水性が低下しており塗り替え時期になります。外壁の一部には外壁タイルが貼られておりこちらも色が褪せてきているのが気になるとの事でしたので屋根塗装工事と外壁塗装工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
S様邸の塗装工事では日本ペイントのパーフェクトシリーズを使用し施工致しました。屋根塗装工事にて使用した塗料はパーフェクトベストで色はダークグレーをお選びいただきました。外壁塗装工事にて使用した塗料はパーフェクトトップで色はND-104をお選びいただきました。パーフェクトシリーズはコストパフォーマンスに優れており、シリコン塗料とほぼ同価格で耐用年数はシリコン塗料以上フッ素未満と言われております。お手ごろな価格で長めの耐用年数をお考えの方にお薦めの塗料です。
使用材料
屋根=パーフェクトベスト:ダークグレー 外壁=パーフェクトトップ:ND-104
調査の様子です。屋根材はスレートになります。スレートを保護している塗膜が剥がれており防水性が低下しているので屋根全体に苔・藻・カビが発生していました。スレートは塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持していますが、紫外線や風雨、塵埃等の外的影響を日々受けていますので塗膜が徐々に剥がれてしまうのです。
スレートが欠けている様子です。スレートは防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますので水分を含むと膨張します。吸収した水分が乾燥する際には収縮するのですが膨張と収縮の際にはスレートに負荷が掛かりますので負荷に耐えられなくなると欠けてしまうのです。その他にも耐久性が低下するとひび割れてしまったり、スレート自体が反ってしまったりと傷みが生じてしまいます。スレートは反ってしまうと屋根塗装工事を行っても平らには戻りませんので、スレートとスレートが重なっている部分の隙間が拡がってしまい雨水が吹き込みやすくなってしまい、雨水が隙間から吹き込むことでスレートの下に敷設されている防水紙の劣化を早めてしまう原因になります。屋根の寿命を延ばす事でお家の寿命を延ばす事にも繋がりますのでので、防水性や耐久性を保持するためにも屋根が色褪せてきたら防水性が低下しているサインですので屋根塗装工事を行う事を推奨します。
続きまして外壁の調査の様子です。外壁はモルタル外壁になります。モルタル外壁も塗膜が剥がれており雨水を吸収しやすくなっている状態ですので汚れが付着しておりました。窓廻りなどには雨だれが発生しており、原因と致しましては窓や換気フードの上に付着した埃などの汚れが雨によって洗い落とされると後に外壁に付着してしまうのです。新築時の外壁は雨だれは付きにくいのですが防水性が低下してくると壁面以外にも雨だれとして汚れが付着して目立つようになってしまいます。
クラック(ひび割れ)の様子です。モルタル外壁はクラックが発生しやすい外壁になり、ヘアクラックと呼ばれる髪の毛のように細い小さなひび割れが発生していました。塗膜が剥がれてくるとモルタルが雨水を吸収しやすくなってしまいます。雨水を吸収するとモルタルは乾燥と吸水を繰り返して膨張・収縮の動きが生じ負荷が掛かるため、クラックが発生してしまうのです。その他にも建物の揺れの影響などが挙げられますがクラックが発生してしまうと雨水が浸入してしまい
雨漏りに繋がる危険性があります。ヘアクラックほどの細い小さなひび割れでしたら塗装で改善できますので早めの対応を心掛けましょう。
S様邸の外壁にはモルタル外壁に外壁タイルが貼られており、こちらも汚れが気になるとの事でした。外壁タイルはデザイン性に優れておりますがS様邸の外壁タイルは凹凸のあるタイプですので汚れが溜まりやすくなってしまいます。こちらの外壁タイルもモルタル外壁の塗装と一緒に折角ならメンテナンスを行いたいとのご希望でしたので屋根塗装工事、外壁塗装工事と併せてクリヤー塗装のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
外壁塗装と屋根塗装はセット料金プランとして総二階・25坪、屋根面積60㎡までですと833,800円(税込)から承っております。使用する塗料や建物の形状により工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
建物の洗浄作業の様子です。外壁塗装工事では先ず、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してしまいます。
旧塗膜や汚れが付着したままですと耐用年数が短くなってしまう事が懸念されますので高圧洗浄作業を必ず行わなければなりません。洗浄作業をする際の順番としては、建物の高所の屋根から行っていきます。
高所の屋根から洗浄を行い、外壁面を洗浄しながら雨樋等の付帯部の汚れも必ず除去します。外壁塗装工事を行う際には雨樋などの付帯部も塗装する事を推奨します。足場が必要な工事を同じタイミングで実施する事によりランニングコストを抑えられます。
建物の高所から洗浄していきますので、洗い落とした汚れは下へと流れていきます。ベランダの床面や玄関ポーチには外壁の汚れが流れてきますので一緒に高圧洗浄で洗い流しましたら洗浄作業の工程は終了になります。
屋根塗装工事の下塗りの工程の様子です。上塗り塗料に日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストを使用致しますので、下塗り塗料は専用のファイン浸透シーラーを使用致します。塗装工事は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行います。その中でも下塗りの工程は塗装工事において下地と塗料を密着させるための重要な工程になります。接着剤のような役割を果たしたり塗装面の吸い込みを止めますので仕上がりを綺麗にするだけではなく、使用する塗料の耐用年数に関わる重要な工程になりますので必ず行います。
タスペーサーを設置する様子です。屋根材と屋根材が重なる部分にタスペーサーを設置していきます。タスペーサーはスレート屋根を塗装する際に必要な縁切り作業に使用される部材になります。縁切りは屋根材と屋根材の縁を切る作業を指し、塗装の際に縁切りを行わないと塗料で屋根材の重なり部分が密着してしまうため雨漏りや内部結露が発生してしまう原因になります。従来の縁切り作業は塗装完了後、皮スキやカッター等で屋根材の重なり部分の塗料を1枚1枚剥がしていましたので手間と時間の掛かる作業でしたが、タスペーサーは屋根材と屋根材の重なり部分に差し込むだけですので時間も掛からず屋根材を傷める心配がなく、雨漏りのリスクも抑えられます。
中塗りの様子です。下塗りの工程が完了しましたら中塗りを行っていきます。中塗り・上塗りで使用する塗料は日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストになります。色はS様ご希望のダークグレーになります。ファインパーフェクトベストはラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料になります。シリコングレードを超える優れた耐候性を備えており、防藻・防カビ性能も備えていますので藻やカビの発生を抑制し、美観の維持も期待できます。
中塗りの工程では凹凸のない平らで滑らかな下地を作っておくことで仕上げになる上塗りをキレイに美しく仕上げる事に繋がりますので丁寧に塗っていきます。
上塗りの様子です。中塗りと同様にローラーで丁寧に塗装していきます。ファインパーフェクトベストは下地への塗着性が良好でローラー塗装の作業性に優れており、初期乾燥性が良いので足跡が付着するのを防ぎます。
上塗りの様子です。中塗りと同様にローラーで丁寧に塗装していきます。中塗りの上に重ねて塗っていく事で塗料の塗り残しや塗りムラを防ぎます。ファインパーフェクトベストは下地への塗着性が良好でローラー塗装の作業性に優れており、初期乾燥性が良いので足跡が付着するのを防ぎます。屋根全体の上塗りが終了いたしましたら屋根塗装工事は完了になります。
外壁塗装工事では先ず養生作業から行います。塗料が飛散したり、跳ねたりして汚れてしまわないようにする為、マスカー(ビニールシート)等で塗料が付着してはいけない箇所に養生をしていきます。細かい隙間や境目もマスキングテープ等で塞ぎ塗料が入らないようにしていきます。
養生の工程は、塗料による汚れ防止の他、仕上がりを左右する重要な工程でもあります。塗る部分と塗らない部分を明確に分ける事で作業効率も上がります。お家の玄関や窓だけではなくお客様の自転車も塗料が付着してはいけませんのでしっかりと養生を行います。
下塗りの工程の様子です。外壁塗装工事も屋根塗装工事と同様に主に下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程で塗装を行います。下塗りの工程は外壁に仕上げ塗料を密着させる重要な役割を果たします。中塗り、上塗りに日本ペイントのパーフェクトトップを使用致しますので下塗り塗料には日本ペイントのパーフェクトフィラーを使用致します。
パーフェクトフィラーは水性系なので環境に優しく、ひび割れ追従性に優れています。きめが細かく上塗りの吸い込みが少ないのも特長です。下塗りの工程も養生の工程と同様に外壁塗装工事の仕上がりを左右すると言っても過言ではありませんのでムラなく丁寧に塗っていきます。
中塗りの様子です。下塗りの工程が終わりましたら十分に乾燥させ中塗りの工程を行います。専用のローラーで塗布していき、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗っていきます。中塗り・上塗りにて使用する塗料は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップになります。パーフェクトトップはコストパーフォーマンスに優れシリコン塗料とほぼ同価格で耐用年数はシリコン塗料以上フッ素未満と言われています。お手ごろな価格で長めの耐用年数をご希望の方にはお薦めの塗料になります。塗料の色はパーフェクトトップのカタログに載っている標準色の中からS様のご希望のND-104をお選びいただきました。
上塗りの様子です。中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されています。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、耐用年数も短くなります。
外壁タイルを塗装する様子です。ローラーや刷毛、ガンスプレーを使用しタイル表面だけではなく目地も丁寧に塗っていきます。外壁タイルを塗装する際に使用した塗料は日本ペイントのファイングラシィSiクリヤーになります。強固なシロキサン結合により高耐候性を発揮し、特殊セラミック成分により超低汚染性を発揮します。施工前に気になされていた汚れもこれで気になりません。
外壁以外の付帯部と呼ばれる部分を塗装する様子です。外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる水切りや雨戸、雨樋等の塗装も行います。建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。
付帯部の塗装では、先ず下地調整を行い、雨樋などを塗料の密着性が良くなるように表面に凹凸の傷を付ける目粗しを行います。水切りや雨戸などの鉄部は汚れや錆を落とすケレン作業を行います。
付帯部の塗装は2回塗りになります。下塗りの上に仕上げの塗装を塗りムラの無いように行い綺麗に仕上がりました。付帯部の塗装は外壁塗装工事と併せて行う事で防水性や耐久性の保持、美観の維持にも繋がります。
全ての塗装が終了致しましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行います。また、塗料が飛散したり跳ねていないかの確認もしっかり行います。
最終確認が終わりましたら、お客様お立会いの元、ご一緒に確認をしていただき屋根塗装工事と外壁塗装工事が完了となります。以前から気になされていた汚れも無くなり綺麗に仕上がりましたのでS様に大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き
新型コロナウィルス対策を行っており、飛沫感染のリスクを防ぐためマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
記事内に記載されている金額は2022年05月13日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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