野田市つつみ野のお客様で、年数的にも
外壁の塗装メンテナンスを進めたいとのご相談を頂き、先ずは現地調査にお伺いさせて頂きました。 特に
サイディングの彫りが深い場所は汚れの付着が目に付く状況と、更に昨年の雹災害による雹痕が残ってしまっている状態で、それらも気になるとのお話しから、本格的に外壁塗装工事のご検討進めて行きたいとの意向を承りました。
施工内容
外壁塗装 部分塗装 シーリング打ち替え 足場工事 色選び
使用材料
日本ペイント パーフェクトトップ ND-013及びND-342
こちらが
施工前の状況となります。 特に
ベージュカラーのサイディング外壁は経年による汚れの付着が目立ってきている状況です。
玄関のある正面の部分にもなりますので、やはりお住まいの方としては、それが気になってしまうと言う事もよくお聴きするお話しです。
色合いもさる事ながら、
形状として凹凸が横ラインに細めに存在しているので、汚れが滞留し易い形状となります。
更に
換気口の出口にはかなり濃く汚れが付着しております。
これは防ぐ事は困難な致し方ない事象と言えますが、
年数の経過と共に外壁表面が水を吸い易くなってしまう事も一因として考えられ、水はじきを改善する事で汚れ防止対策に繋がります。 そして柄の異なる
木目調の縦貼りサイディングの方は令和4年6月に発生した降雹被害による雹痕跡が多数見られました。
細かく見て行くと
釘周りの部分やサイディングの端側となるシーリングとの取り合い部等に外壁材の剥離も少しずつ始まっている状況でしたので、これらの
症状の拡大防止の観点から、この段階における外壁塗装工事の有効性についてご説明させて頂きました。
お客様にもご検討頂き、
今回正式に外壁塗装工事のお申し込みを頂き当社で施工させて頂く事となりました。 特に今回は御覧の通り建物劣化症状よりも、汚れの付着が目立つので洗浄作業でしっかりと洗い流して出来る限り綺麗にした上で塗装工程の方を進めて参ります。
足場架設後、
作業の一番目の工程は早速洗浄作業となります。
水を充てるとこの様に表面に付着した汚れも或る程度除去出来ます。
但し
換気口の下等のかなり頑固に付着していた箇所についてはマジックロンを使用して外壁を傷つけない程度に手洗い作業で汚れを除いていきました。
通常の汚れの箇所はこの高圧水流で汚れは落とせます。
汚れの落ちた場所は色の差も歴然となり、こうして
塗装前の高圧洗浄作業は建物を満遍なく綺麗にし塗装作業に繋げて参ります。
洗浄作業の方も一区切りでかなり汚れの方も落とせました。
そして次の作業固定に移行して参りますが、塗装作業の前に引き続き
下地作業の一つであるシーリングの補修施工へと進みます。
シーリング補修作業は
目地シーリングについては撤去新設の打ち換え工事となります。
既存シーリングを剥がし、そこに新たなシーリング材を充填して弾力や柔軟性の回復を目指します。
そうする事でシーリングの耐久性向上に繋がります。
シーリングを入れる前にプライマーを塗布して外壁とシーリングとの接着力を高めます。
開口部周りは増し打ち施工と申しまして、既存シーリングの上にプライマーを塗りシーリングを増して打っていく施工法です。
打ち替え同様にしっかりと行い下地調整作業の方も一区切りとなりました。
使用する塗料が日本ペイントのパーフェクトトップとなります。 ラジカル制御形塗料で防カビ防藻機能も併せ持ったタイプの水性塗料となります。
耐久性としても従来の一般塗料であるシリコン塗料よりも強い事からも多くお住まいの外壁塗装工事で使用される人気の塗料となります。
サイディングにおいては下塗り塗料がパーフェクトサーフとなります。
外壁と主剤塗料のパーフェクトトップとの密着性を高める為の下塗り材です。
色は白色の塗料ですので、この様に全体に外壁が一旦白色に覆われます。
パーフェクトトップ(ND-013)による中塗りと上塗り作業
そしていよいよ
主剤塗料であるパーフェクトトップの塗布工程へと進んで参ります。
今回
サイディングの柄ごとに2色分けの塗装仕上げとなります。
従来のベージュ色の方は特に汚れの付着が目立っていた事も踏まえ、濃いめのグレー系ND-013を選択されました。
1回目の工程を中塗り、2回目の工程を上塗りで塗り重ねて行きます。
元々の
茶系の木彫柄のサイディングの方は、これまで同様の茶系でND-342となります。
中塗り、上塗りの重ね塗りを行うと共にグレーのND-013との境界の部分を丁寧に色分けし仕上げて参りました。
無事
下塗りから数えて塗りの3工程も終え外壁の塗装は完了となります。
後は外壁に取り付いた箇所である
雨樋や破風板、その他木鉄部塗装となる付帯部塗装へと進みます。
付帯部塗装最後にベランダのトップコート施工を行いました。
こちらは防水工事では無く表面の保護膜であるトップコートの塗布施工となり、塗装の延長線上の作業となります。
手順としては洗浄始めとした下地調整を行いトップコートの塗布前にプライマーを入れて下塗りを行います。
外壁等と同様に中塗り、上塗りで2工程重ねてトップコート仕上げとなります。
この様に塗りのみの工程となるので、塗装工事の施工時にそれと同時に行う事が多い作業となります。
仕上がりがこちらです。
かなり艶感も回復して綺麗な仕上がりとなります。
何よりも
表面保護膜が再形成される事で、下の防水が守られこの先の劣化防止に一役買ってくれる事に繋がります。
シーリングのフラットな面を利用して真っ直ぐにラインを出して色分け
最終の完了チェックで
色分けのラインがしっかりと真っ直ぐに取れているか確認致します。
サイディングで色分けを行う場合、凹凸のある場所では真っ直ぐな色分けラインが出せないので、このシーリングのフラットな面を利用して色を分ける事となります。 そうは言っても細かい作業となりますので、なかなか大変ですが細かい修正も行い、きちんとした境界線で色分け施工が完成致しました。
足場を解体し施工の方も完了です。
当初の色はベージュ系の明るいカラーリングでしたので、だいぶ建物の印象も変わり、シックないでたちに様変わり致しました。
やはり
白色系統の色の場合、年数が経過した時にどうしても汚れの付着は目についてしまいます。 そう言った観点からこの様な濃い系の色合いの方が確かに汚れは目立たなくなる事に繋がります。 お客様もその辺りを考慮され今回のこの配色での選択と至りました。
今回は
定期点検でのご訪問報告となります。
以前に外壁塗装工事を施工させて頂きましたお客様につきましては、その施工保証年数に応じてアフターメンテナンスを実施させて頂きます。 パーフェクトトップによる外壁塗装工事は、塗装前のその下地の状態にもよりますが通常5年~8年の施工保証をお付けさせて頂いております。
こちらのお宅では、
サイディング外壁の2色分け塗装を行わせて頂きましたが、濃いめのND-013とND-342による塗装施工になります。
先ずはグレー系のND-013の方の確認からとなりますが、色、艶感共しっかりと維持されており問題は無い様です。
更にND-342の方も特に問題箇所は見受けられません。
既存が木目調のサイディングでしたので、その色合いに合った茶系のND-342による施工でした。
確かに塗装を行うと木の質感は失われてしまいますが、この茶系の色合いですとそれ程違和感なく仕上がります。
実際、年数を経過してもこの通り、その状態はしっかりと維持されております。
こちらの
施工で拘った点はやはりこの2色分けの塗装施工の部分でした。
色を分ける箇所がこのシーリングの細いフラットな部分でしたので、そのラインが極力一直線になる様、細かい手直しも加えつつ仕上げさせて頂きました。 こうして改めて確認にお伺いしますと、その施工の際の事が思い起こされます。
色の分け方も様々な方法が有りますが、一般的な分け方の例としては幕板等の分割する建材が存在する場合においては、こちらのお宅の様にその幕板の上下で分ける事が多いです。 この分け方は塗装施工もし易く、比較的仕上がりも綺麗に納められる利点が有ります。
しかし今回のお客様の様に
幕板等の分ける基準が無いお住まいについては、シーリングの部分等の僅かでもフラットな場所でライン取りを行い、そこで色を分けて施工する事となります。
こうして
今回も無事、メンテンナス点検の方も終了となります。
私たち街の外壁塗装やさんでは、その保証に応じたアフター点検も実施させて頂きながら、取り組ませて頂いております。 外壁塗装工事の事でしたら、何なりとご相談を頂ければと思いますので、皆様もお気軽にお声掛けの程、どうぞ宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2024年08月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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