築38年が経過し、外壁のひび割れが気になっていた。
つくば市の
築38年になる2階建ての住宅の現場調査に伺いました。外壁のひび割れが気になっているとのことでした。築年数が経っているので、注意深く調査をおこないます。
屋根はスレート材を使用しています。苔が発生を繰り返し、屋根全体が茶色に変色してしまっています。
スレート屋根は10年から15年ほどで塗替えが必要とされています。スレート屋根は主な原料がセメントです。表面を覆っている塗膜が経年劣化によって剥がれてしまうと、セメントが水を吸収と乾燥を繰り返し、セメントが脆くなってしまいます。塗膜が
劣化してしまうと、苔は発生してしまうのは、水分があるからなのです。
こちらは屋根の一部と破風板(はふいた)の一部が無くなっています。屋根の断面を覆っている木材が破風板です。スレート材がなくなっているところの屋根の基礎、野地板もおそらく影響が出ているはずです。屋根の一部を取り外し、補修する必要があります。
同じ場所を下から撮った写真です。
下から見るとスレート材が無くなっていることがよく分かりますね。早く補修をし、安心して過ごせる状態にしたいですね。
穴が開いていた所以外の破風板と軒天のようすです。
他の破風板は無事でした。軒天も汚れはあるけれど、傷んで穴が開いているなどの劣化は見られませんでした。
こちらは1階の外壁です。この外壁を赤外線サーモグラフィーと通して撮影したものが右の写真です。赤外線サーモグラフィーは、温度が高い場所は赤く、反対に温度が低い場所は青く表示されます。この外壁は赤い部分が多く、外壁が熱を持ち温度が高い状態にあることが分かります。
赤外線サーモグラフィーは、温度の状態を可視化できる機械です。見方を変えると
外
壁のひび割れの状態も確認することができます。左の写真は1階の
サッシの枠からひび割れが発生しているのが分かります。この外壁を赤外線サーモグラフィーで可視化すると、ひび割れも周りと同じ色をしているので、ひび割れから
雨水が浸入している心配はないようです。
こちらも同じようにサッシの枠部分から発生してる、左はひび割れで、右は外壁の表面が剥がれ落ちてしまっています。どちらも補修をおこなう必要があります。
こちらもひび割れです。こちらはヘアクラックです。ヘアという名前の通り髪の毛程の細さの
幅0.3㎜以下、深さ4mm以下の細いひび割れのことをヘアクラックと言います。細かいひび割れは、すぐに雨漏りや建物の構造に影響を与える心配はありませんが、ヘアクラックもそのままにしておくと、徐々にひび割れが大きくなり雨漏りや白アリの被害につながります。
外壁の色あせと表面が剥がれた部分
です。どちらも補修が必要な部分です。色あせやひび割れ、表面が剥がれてしまうと、外壁の状態は良いとは言えません。雨水が染み込んでしまうだけでなく、見た目も疲れた印象になってしまいます。
雨戸と換気フードの写真です。どちらも鉄部と呼ばれる金属部分です。サビが発生しているので、下地調整と錆止めの塗布が必要です。
雨樋と玄関ドアです。雨樋には、紫外線に強い塗料をお勧めしています。玄関ドアは木製です。木製専用の塗料での塗装を使用すると、防腐効果効果の他に、防虫と防カビ効果のある塗料で塗装すると、
キレイな状態を長く保つことができます。
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