雨漏りを見てほしいというお問い合わせを頂いたのがきっかけです。
点検に伺うと、ベランダが原因だということが判明しましたが、実はサンルームがあるのでもう使っていないとのことでした。ベランダは解体するということで、一緒に外壁と屋根のメンテナンスもお見積もりを出させていただきました。
何社か見積もりを取られたそうですが、その見積の内容や担当者の態度などを総合的に見てくださり、弊社にご依頼くださいました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 防水工事 足場工事 現場調査・点検 ベランダ解体・改修工事
使用材料
【ベランダ】ガルバリウム鋼板【外壁】エポパーワーシーラー,超低汚染リファインMF-IR【屋根】サーモテックシーラー,スーパーシャネツサーモF
工事費用
ベランダ解体・改修,外壁・屋根・付帯部塗装:約205万円
ベランダが原因の雨漏りというのは、実は結構多いです。
特に屋根や庇がなく、ずっと風雨に晒されているベランダは劣化も早く、傷みやすいところです。
ご自宅にベランダがあるという方は、しっかり防水機能が生きているか、水はけに問題がないか、是非チェックしてみてくださいね。
雨漏りが発生しているという1階のお部屋の上にベランダがありました。
ベランダの床は樹脂製のパネル材で、外壁の塗料が付着し、黒くカビが発生していました。
ベランダの外壁も反り返って剥がれかかっており、ドレン配管の周辺の軒天も傷みがひどい状態でした。
床材を取り除いてみると、雨水が回り込んで下地が傷んでいました。
ちょうど雨が降っている日に点検したのですが、
窯業系サイディングの外壁も防水機能が落ちているようすでした。
雨水を弾くことなく、外壁の色が変わっています。
このまま放っておいても、自然に回復することはありません。
外壁だけでなく、さらにその内側に雨水が入り込むと、大きな工事が必要になってしまいます。
そこで、家じゅうを点検させてもらい、外壁と屋根のメンテナンスもご提案させていただいた次第です。
工事が決まったら、足場を組み立てるところから始まります。
最後に取り付けるメッシュシートは、作業中の材料や工具の落下防止や、洗浄作業時の水や塗装作業時の塗料が飛散するのを防ぐ役割があります。
足場設置後、改めて屋根の症状を詳しく見られるので、劣化症状をここでご紹介します。
屋根は
スレート屋根で、やはり全体的に色あせ、コケなどの症状がありました。
スレート瓦は、セメントと繊維材料でできたものなので、定期的な塗装によるメンテナンスで防水機能を保つことが必須です。
また、屋根材自体の寿命が一般的に20年くらいと言われていますが、定期的にメンテナンスを行っていれば30年以上もつスレート屋根もあります。
劣化症状が進んでしまい、塗装が出来ない場合もあります。
そうした場合は葺き替えか、カバー工法による工事をお勧めしています。
現在はサンルームを設置してそちらを使っていて、雨漏りの原因となっていたベランダは使用していないとのことで、ベランダは解体して雨漏りの修理をすることになりました。
解体を進めていくと、外壁サイディングを取り除いて見えてきた木下地の一部がすっかり傷んでいました。
ベランダ下の軒天を外してみると、ベランダの床になっていた部分も全体的に傷みが激しく、外壁面にも影響していました。
このお宅ではまだ大丈夫でしたが、木材が腐食して白蟻の巣になっていたという事例もありました。
異変を見つけたら、とにかく早めに、
信頼できる専門の業者に点検してもらってください!
袖壁と床の下地になっていた部分を一部残して解体工事が終了です。
袖壁の小口部分には、木下地を取り付けます。
最終的に板金で仕上げるためです。
傷みがひどかったサイディング部分はカットして、こちらにも木下地を設置し、防水処理をして、新たなサイディングを取り付けます。
この後は、プライマーを塗布してコーキングを充填し、表面を整え、外壁塗装を行います。
ベランダはただ解体して終わりではありません。
しっかり雨仕舞を施します。
雨が入らないように塞ぐことも大切ですが、まず
雨をきちんと流して外へ排水できるようにしなくてはなりません。
これを板金工事で行いました。
ベランダの板金工事後は、先に外壁塗装を行い、最後に板金に保護塗装をして仕上げました。
これからはこの場所はベランダではなく、屋根の役割を果たします。
これで雨漏りの心配なく過ごしていただけることと思います。
塗装工事の前に、まず洗浄を行います。
今回は屋根も塗装するので、屋根の上から下へと順に洗っていきます。
この時点で、古い塗膜や汚れを落としてしまいます。
汚れが残っていると塗料がうまく乗らずに、施工不良を起こすことがありますので洗浄も大事な工程の一つです。
しっかり乾燥期間を設け、窓枠やサンルームの屋根などに養生を行い、下塗りに入ります。
下塗りに使用したのはアステックペイント社の「エポパワーシーラー」です。
白い下塗り材を使用することで、元が濃い色の外壁でも次の色がきれいに入ります。
細かいところはハケで、広い面はローラーで、丁寧に塗装していきます。
上塗材に使用したのは同じくアステックペイント社の超低汚染シリーズ「
リファインMF-IR」です。
無機成分配合のフッ素塗料で、親水性、緻密性、防カビ・防藻性を兼ね備えた高性能な塗料で、メーカー発表の
耐用年数が20~24年と長期間にわたります。
また弊社では上塗り材に「
アステックプラスSW」というさらに高性能な防カビ剤を添加しています。
日当たりの悪い面は、経年劣化で防水機能が落ちるとどうしてもカビが付着しやすいので、塗り替えの際にこうした添加剤を加えるのも良いと思います。
外壁と屋根以外のたいていの部分はまとめて「付帯部」と呼んでいます。
軒天もそうです。
張り替えの必要のない部分は、全て塗装しました。
雨樋、鼻隠し、出窓の屋根なども以前と同じ白で塗装しました。
ただ外壁の色が全く変わったので、白のアクセントの印象も変わりました。
屋根の塗装も3回塗りで仕上げました。
下塗りに使用したのはアステックペイント社の「
サーモテックシーラー」です。
下地への浸透性が高く、下塗り材ですが遮熱性もあるので、同じ遮熱性のある塗料を上塗りに使用することで、より効率的に近赤外線を反射できます。
屋根の塗装も、各工程で適切な乾燥期間を設けて施工していきます。
下塗りの後は、上塗り材を2回塗って仕上げていきます。
上塗材は同じくアステックペイント社の「
スーパーシャネツサーモF」という遮熱フッ素塗料です。
チタン複合特殊無機顔料というものを使用しており、高い遮熱効果を発揮し、優れた耐久性を有します。
またメーカー発表の
耐用年数は16~20年と、外壁に使用した塗料と同じく長期に渡ります。
足場を撤去し、完成です!
屋根も外壁も美しくコーディネートされた色味で統一されました。
色を変えるとこれほどにイメージが変わります。
今回使用した塗料は外壁も屋根もハイグレードなものなので、この美しさが長期間維持されることが期待できます。
これから先、アフターメンテナンスもかねてお伺いする機会があるかと思いますが、私どもも楽しみです!
弊社ではカラーシミュレーションも行っておりますし、雨漏り診断士という資格を有した社員が在籍しております。
お困りのことがあれば、是非お話を聞かせていただきたいと思います。
遠慮なくご連絡くださいね。
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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