今までに他社で2回も塗装をしているとのことでしたが、外壁にも屋根にもコケやカビが多く付着していました。
「そんなに何回も塗装しなくてはいけないのか?」という施主様に、弊社で扱っている塗料の説明をして、ご予算に合わせていくつかのプランをご提案しました。
他社と比較検討された結果、弊社にお任せ下さることになりました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 足場工事 現場調査・点検 色選び 塗料 付帯部塗装
使用材料
【外壁】エポパワーシーラー,シリコンREVO1000-IR(1Fミッドビスケット,2Fライトクリーム),アステックプラスSW【屋根】サーモテックシーラー,シャネツテックSi-JY(カーボングレー)
工事費用
外壁塗装,屋根塗装,付帯部塗装:170万円
伊那市で窯業系サイディングの外壁とスレート屋根の住宅の塗装工事を行いました。
施主様が今までに2回も塗装したとは思えないほど、
外壁にも屋根にもコケやカビが多く付着していました。
早速その詳しい状況からご紹介していきます。
外壁は窯業系サイディングに吹付け塗装をしたものでした。
塗膜の劣化を示すチョーキング現象が出ていて、さらにコケやカビが付着して変色しています。
塗膜が劣化して防水機能が落ちると、こうした凹凸のある外壁では雨水や汚れが溜まりやすくなり、コケやカビなどが繁殖しやすい環境になってしまいます。
その他にも、塗膜が剥がれている個所が多くありました。
窯業系サイディング自体に防水機能が無いので塗装することで保護しているわけですが、塗膜が剥がれてしまうとサイディング自体が水分を吸収して傷んでしまう恐れがあります。
特に寒暖差の激しい地域では、凍害を引き起こすこともあるので注意が必要です!
屋根はいわゆるスレート屋根です。
スレートも主成分がセメントなので屋根材そのものに防水機能がなく、塗装によるメンテナンスが不可欠となります。
広範囲に渡ってコケの付着が確認できます。
軒先にはびっしり繁殖していて、スレートが割れている個所もありました。
コケやカビは水分を好みますので、やはり塗膜が劣化して防水機能が低下していると考えられます。
家の裏手にはこんもりとした山がありますので、コケの胞子も多く飛来してくるのだと思います。
塗膜が劣化して外壁も屋根も湿気を含んでしまうと、コケやカビもそこに定着しやすくなってしまいます。
今回は
低汚染性や耐候性を誇るシリコン塗料を使用し、さらに添加型の防カビ・防藻剤を使用することにしました。
とにかくカビやコケ汚れが目立っていたので、防カビ・防藻材を添加することをお勧めしました。
あとは塗料のグレードですが、ご予算に合わせていくつかご提案させていただき、外壁も屋根もシリコン系上塗材を使用することになりました。
窯業系サイディングの外壁 | シリコンREVO1000-IR(シリコン系上塗材)+アステックプラスSW(添加型防カビ防藻剤) |
スレート屋根 | シャネツテックSi-JY(シリコン系上塗材) |
家のメンテナンスを行う場合、高所作業になるので足場を設置します。
全体をメッシュシートで覆うのですが、これは工具などの落下防止や、洗浄する際の水や塗料の飛散防止のためでもあります。
職人が安心安全に、効率的に作業を行うためにはどうしても必要ですので、未来の施主様方にはどうかご理解いただきたいと思います。
足場設置後、塗装職人が入って洗浄作業から始めていきます。
この段階で、蓄積された汚れや古い塗膜をきれいに洗い落とします。
特に軒先にこびりついていたコケ類は、ワイヤーブラシなどを駆使してきれいに取り除きました!
できればまた繁殖する前に、定期的に点検していきたいところです。
屋根塗装の下塗りに使用したのは、アステックペイント社の「
サーモテックシーラー」です。
洗浄作業後、しっかり乾燥期間を設けた後に施工します。
「サーモテックシーラー」は下地に浸透しやすいので、下地をしっかり浸透固着させることができます。
事前の調査でひび割れしていた箇所もすべて補修を行いました。
またこの下塗り塗料には遮熱性があるので、上塗材に遮熱塗料を組み合わせることでより高い遮熱性を発揮することができます。
スレート屋根の場合、必要に応じて「
タスペーサー」という縁切り部材を取り付けます。
この重なり部分が塗料で埋まってしまうと通気性がなくなり、雨水がうまく排出されずに毛細管現象が起こり、屋根の内部に水が入り込んだままになってしまう恐れがあります。
ただ、スレート屋根の状態によってはタスペーサーが必要ない場合もありますので、専門の業者さんにしっかり聞いてみてくださいね。
中塗りと上塗りには、アステックペイント社の「シャネツテックSi-JY」という遮熱シリコン系の上塗り材を使用しました。
遮熱顔料と熱放射セラミックの2つの遮熱性能と、従来のシリコン塗料をしのぐ耐候性を有する屋根用塗料です。
上塗りも、ハケとローラーを使い分けて塗り残しのないように丁寧に塗装します。
カーボングレーという色を使っています。落ち着いた王道のグレーです。
タスペーサーもきちんと取り付けられ、美しく仕上がりました。
外壁塗装の前に、養生という作業を行います。
サッシ周りだけでなく、給湯器やガスボンベなど塗装しないところをすべて専用のビニールで覆います。
こうして塗装の段取りをすることで、余計な手間を省いて作業に集中することができます。
仕上がりを左右する大事な作業です。
準備が整ったら下塗り作業から入ります。
外壁の下塗りに使用したのはアステックペイント社の「
エポパワーシーラー」です。
窯業系サイディングのみならず、モルタルやALCなど幅広い下地に適応している有能な下地材です。
樹脂サイズが非常に小さいので下地の奥まで浸透し、樹脂と下地、樹脂同士の付着力を向上させます。
屋根と同じく、中塗りと上塗りは上塗り材を使います。
使用したのはアステックペイント社の「
シリコンREVO1000-IR」という塗料です。
ラジカル制御型白色顔料というものを採用しており、「ラジカル」という紫外線に影響されて発生する劣化要因の発生を抑えることができます。
また一般的なシリコン塗料の約3倍ものシリコン成分が配合されており、高い耐候性を発揮します。
この塗料自体にもカビ・藻の発生を抑える性能があるのですが、さらに「アステックプラスSW」という防カビ防藻剤を添加しました。
今回のお宅のように胞子が付着しやすい場所で、コケやカビの繁殖を抑制してくれることを期待したいと思います!
一般的な防カビ・防藻剤が約32種の菌に対する阻止効果があるのに対し、アステックプラスSWは検出頻度の高い60種を含んだ約2000種ものカビや藻類に効果を発揮します!(※カタログより抜粋)
また、有効成分が流出しづらいという特長もあり、効果が長期間持続します。
こまめなお手入れも大切ですが、いつも同じような場所にコケやカビが付着してしまう・・・とお困りの方がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談いただきたいと思います!
屋根と外壁以外の場所はまとめて「付帯部」と呼ばれます。
軒天も「付帯部」です。
屋根や外壁と同じく、ハケとローラーを使って仕上げます。
正直、雨樋は塗装しなくてはいけない場所ではありません。
ですが、外壁や屋根を塗装してきれいになった時に、色褪せた雨樋が悪目立ちしてしまうことがあります。
また、濃い色にしたり逆に白くしたりすると、建物のアクセントになります。
塗装することで、雨樋の劣化を遅らせるという効果も期待できますので、見積りの際に業者さんとご相談ください。
帯板も建物のアクセントになります。
雨樋や水切りなどと同じ色にするとトータルコーディネートできて素敵だと思います。
こうした庇がない家が最近は増えてきましたが、窓や壁などを汚れから守るという大切な役割があります!
家のメンテナンスをご検討中の方は、こうした付帯部についてもしっかり業者さんに確認してくださいね。
最終的に施主様にチェックしてもらい、問題がなければ足場を撤去して完成です!
外壁に使用した色は、2階が「ライトクリーム」で1階が「ミッドビスケット」です。
「明るくなって良かった」と笑顔を頂きました!本当に、家が明るくなりましたね。
屋根に繁殖していたコケ類も全て除去され、割れていた箇所もきれいに補修できました。
もう「そんなに何回も塗装しなくてはいけないの?」という疑問が払しょくできるかと思います!
また様子を見にお伺いするのが楽しみです。
ここまで見てくださりありがとうございました!
何かお悩みの事がありましたら、遠慮なくご相談くださいね!
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記事内に記載されている金額は2024年06月29日時点での費用となります。
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