お隣を工事した時にご挨拶に伺ったところ、知り合いに塗装やさんがいるのでウチはそちらに頼もうかと思っていたとお話してくださいました。
ただ、そのお知り合いがなかなか忙しそうだということで、弊社にお見積りを依頼をしてくださいました。
結果、見積の内容にご納得いただくことができ、工事をすることになりました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 現場調査・点検 足場工事 その他 付帯部塗装
使用材料
【外壁】HBサイディングプライマー,スーパーSDクリヤー無機-JY(クリヤー塗装)【GL鋼板屋根】サーモテックメタルプライマー,スーパーシャネツサーモF(カーボングレー)
工事費用
外壁クリヤー塗装・屋根塗装・コーキング打替え工事・付帯部塗装:185万円
駒ヶ根市で外壁と屋根の塗装工事を行いました。
窯業系サイディングの外壁にはクリヤー塗料を使い、色褪せていたガルバリウム鋼板の金属屋根には遮熱塗料を使いました。
ただ、
クリヤー塗装は出来ない場合もありますので業者さんと相談して下さいね。
では、施工前の点検のようすからお伝えします。
2種類のサイディングで構成されたお宅です。
やはり白い外壁の方が汚れが目立ってしまいます。
うっすらと緑色に変色しているのがカビや苔の付着です。
デザインが豊富で比較的安価に施工できるので人気の「
窯業系サイディング」ですが、セメントを主原料として木材繊維とセメントなどからできている素材ですので、そもそも
防水機能はありません。
ですので、
表面の塗装で防水機能を保つことが重要となります。
また蓄熱性もあるので、工法を工夫するのと共に、遮熱塗料を使用するのも良いと思います。
軒天の黒ずみもカビです。
軒天は直射日光が当たらず湿気が溜まりやすい場所ですので、塗膜の防水機能が落ちるとカビや苔の胞子が付着しやすくなってしまいます。
目地のコーキングは、痩せてひび割れている個所がいくつかありました。
このまま放置するとさらに劣化が進み、雨水が建物内に侵入する恐れがあります。
ひどくなると断熱材にカビが生えて、内部が腐食して白蟻の被害に・・・という事例を見てきました。
できる限り早めの点検と対策を講じることをお勧めします!
ガルバリウム鋼板は、錆に強く高耐久な金属屋根として知られています。
その
耐用年数は25~30年と言われていますが、もちろん、メンテナンスの仕方や環境(海岸沿いか森林に近いかなど)によって左右されます。
錆びにくいとはいえ、ちょっとしたキズや落葉樹の葉などから傷みが発生する場合があります。
できれば
10~15年を目安に点検できるとさらに長持ちさせられると思います。
点検した日がちょうどお天気が悪い日でしたので、屋根の水はけが悪くなっているのが分かりやすいですね。
かなり色あせが進んでいて水が溜まっている状態を見ると、表面の防水機能が劣化しているのが分かります。
また、屋根自体には錆はなかったものの、雪止めが錆びています。
ここから錆が流れ「もらいサビ」という現象が起こる場合がありますので、やはり放っておくのはよくないです。
金属屋根にサビは厳禁です!
まず足場を組むところから工事が始まります。
事前に足場用の図面を作成し、当日は効率的にどんどん足場が組み上がります。
足場ができて職人の安全が確保出来たら、塗装職人が入り、洗浄作業を行います。
この段階で外壁に付着していたコケやカビ汚れ、古い塗膜などをきれいに洗い落とします。
汚れが残っていると、どれだけ良い塗料を使っても施工不良となる可能性が高いです!
まさに、段取り八分なのです。
窯業系サイディングの外壁には必ずある「目地」に充填されているコーキング(シーリング)は、実は
外壁材よりも先に劣化症状がみられる場合が多いです。
微細な建物の動きから建材を守るクッションのような役割と、目地から雨水や湿気などが内部に侵入するのを防ぐ役割があります。
ですので、外壁はまだ大丈夫だとしても、コーキングの打ち替えだけを行う場合もあります。
外壁のメンテナンスの際には、是非一緒に点検してもらってくださいね。
まず古いコーキング材を専用のカッターを使って撤去します。
マスキングテープで養生をし、きれいに掃除をしてからプライマーを塗布します。
適切な乾燥時間を設けて、新たなコーキング材を充填します。
ヘラでならします。
コーキングが硬化しきらないうちにマスキングテープを剥がして完成です。
因みに、今回はクリヤー塗装なのでコーキング材は外壁の色に合わせています。
サイディングに色が馴染んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?
コーキング材を撤去した際に見えていた青い部分は「ボンドブレーカー」というものです。
3面接着にならないようにするいわゆる「絶縁テープ」です。
しっかり接着するので、3方向から力が加わると余計にひび割れや剥離が発生しやすくなってしまうのです。
もちろん、動きが少ない窓廻りや誘発目地などは3面接着で施工する場合もあります。
屋根の塗装に使用したのは、アステックペイント社の「
サーモテックメタルプライマー」という金属屋根外壁用の下塗材です。
防錆効果、遮熱効果のある下塗材です。
錆が出ていた雪止めもしっかり下地処理をして塗装します!
中塗り・上塗りに使用したのはアステックペイント社の「
スーパーシャネツサーモF」という屋根用
遮熱フッ素系上塗材です。
「チタン複合特殊無機顔料」を使用していて、高い遮熱効果と優れた耐候性を有し、さらに長期間にわたって色彩と光沢を保つことができるという優れものです。
メーカー発表の耐用年数は16~20年とされています。
常に紫外線に曝される屋根ですので、できれば、こうした耐候性の高い塗料を使用するのがおススメです。
外壁塗装の際には、塗装しないところ、違う塗料を使うところをあらかじめ「養生」します。
この作業を行うことで、塗料が余計な所に付着する心配をすることなく、集中して塗装作業をすることができるのです。
外壁と屋根以外の部分を「付帯部」と言います。
ここで紹介する軒天や破風板・鼻隠しの他にも、雨樋や水切り、霧除けなども「付帯部」です。
ですので、見積り書に「付帯部一式」とあって何も説明がなかったら、具体的にどこなのかを打合せしておくと良いと思います!
軒天はアステックペイント社の「
マルチエースⅡ-JY」という塗料を使いました。
下地の深部まで浸透して付着性が高くなるので、シーラーレスでの施工が可能ということで、2回塗りで仕上げています。
また防カビ・防藻性に優れているので、湿気が溜まりやすい軒天にはぴったりな塗料です。
破風板や鼻隠しの塗装には「
マックスシールド」という弱溶剤系の塗料を使いました。
この塗料も防カビ・防藻性を有し、高耐候性のある塗料です。
こうした付帯部に黒系の塗装をすることで、家のアクセントにもなります。
クリヤー塗装はその名の通り、透明な塗料で施工する方法です。
ですので、外壁の劣化症状が進んでチョーキング現象が著しい場合や、欠けやひび割れが出ている場合はお勧めできません。
築10年を目安に、初めて塗り替えるという住宅には適していると思います。
また、光触媒などの特殊塗料が施されている外壁には塗装できません。
通常下塗り・中塗り・上塗りという3工程が必要な外壁塗装ですが、クリヤー塗装は下塗りと上塗りの2工程で済みます。
コストと工期を抑えられるので、費用面でもお得な塗装方法です。
まず「
HBサイディングプライマー」という専用の下塗り材を使用して塗装します。
下塗りをしただけでも、外壁がしっとりと艶を取り戻します。
上塗材は「
スーパーSDクリヤー無機-JY」というクリヤー材です。
無機成分を豊富に配合しており、紫外線などの劣化要因に対して高い耐候性を発揮します。
メーカー発表の耐用年数は20年以上ですので、早めに塗り替えを検討するのも悪くないと思います。
施主様にもチェックしていただき、問題がなければ足場を撤去して完成となります。
黒ずんでいた外壁も軒天も艶やかになりました。
打ち替えたコーキングもしっかり外壁に馴染んでいると思いますがいかがでしょうか?
色あせていた屋根も美しい光沢を放っていますね。
外壁の色は変わっていませんが、つやつやに表情が変わりました。
クリヤー塗装はどんな住宅にでも適応できるという塗装方法ではありませんが、サイディングの柄が気に入っているから塗りつぶしたくないとか、早め早めに家のメンテナンスを考えたいという方にはお勧めできます。
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記事内に記載されている金額は2024年08月18日時点での費用となります。
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