お隣様が塗装工事をされたことが、きっかけでお電話をいただきました。
弊社が以前に、屋根工事をさせていただいた邸宅のお客様でした。その際の、屋根工事の対応に好感を持ち、ご満足頂いていたようでございます。
そのことから、今回は屋根外壁塗装工事のご依頼を下さいました。
外壁の目地(めじ)の割れを大変気にされており、シーリング工事も同時に承りました。また、塗装工事に「防水効果・撥水効果」を一番にお望みでした。
お打合せを重ね、屋根・外壁ともに防水性・撥水性にも優れ、最新の独自技術で塗膜の劣化を抑制する、ラジカル制御型塗料で仕上がるご提案をいたしました。
弊社の技術力を信頼して下さっており、そこに塗料の性能とコストパフォーマンス高さも加わったこと、大胆なカラーチェンジのご提案が大変お気に召された様子で、安心して工事のご依頼を下さいました。
使用材料
ファインパーフェクトベスト・パーフェクトトップ・ファインパーフェクトベスト強化シーラー・ファイン浸透シーラー
現地調査を行った際の
コロニアル屋根の状況です。
コロニアル屋根とはケイミューの商品の
スレート屋根材です。
写真を見てわかるように、全体的に汚れていますが、
片側だけ特に黒ずんでいます。
一般的には日が当たらい北面、森・林側は汚れやすいです。
これは、
・
汚れやカビ(風や雨の流れ、建物の配置などが影響する)
・
日光(日光が当たる側・当たらない側で汚れや藻類の成長に差が出る)
など、さまざまな理由が考えられます。
また、
破風(はふ)と呼ばれる屋根の側面には、
塗膜がはがれていることも確認できました。
現場調査で発覚・屋根から配線(ケーブル)がぶらさがっていました
屋根からぶら下がるケーブルを発見しました。
実は3枚目の写真のように、ケーブルは
留め具で固定されています。
自然災害や経年劣化により、留め具が外れてしまい、ぶら下がっていました。
放置したままにすると
断線・漏電してしまうこともあるので、こちらも屋根・外壁修繕塗装工事の際に、調整します。この程度でしたら、サービスで配線調整いたします。
次に、現地調査時の外壁の様子です。
この外壁は、
サイディングボードと呼ばれます。
長方形のパネル板のような形をしており、パネル同士の継ぎ目を
シーリングで埋めていきます。
つまり、写真のようにシーリングが
ひび割れていたり、
隙間ができると、雨が降った際に水が建物内部に侵入してしまいます。
梅雨や台風で雨が多い時期には、
雨漏りにつながりやすくなります。
また、外壁には
換気口・排気口も設置されております。
今回は、換気口・排気口へ雨水等の侵入を防部ために取り付けられる
フードカバーの破損も確認されました。
工事が始まると、まずは
足場の設置から始まります。
写真のように建物が足場・メッシュシートで覆われて、今から工事が始まるぞ!という外観になりましたね!
メッシュシートは、
作業員や通行人の安全確保だけでなく、高圧洗浄の際の
汚れ等が近隣宅に付着することを防ぐ役割もあります。
足場の設置は音がする作業のため、弊社は事前にご近隣様へ工事のご挨拶を行い、
必ずご了承をいただいてから工事を行っております。
足場代は500円/㎡、メッシュシートは150円/㎡で平米計算してお見積もりに記載しております。
昇降階段込みの価格で、
屋根塗装(工事)があると、屋根まで1m上げるので、平米が上がります。
足場設置のあとは、高圧洗浄機を用いて洗浄していきます!
一般的に高圧洗浄は、お客様邸の水道をお借りするため、ご協力に感謝いたします。
高圧洗浄は、2枚目の写真のような機械を用いて行います。
屋根・外壁塗装を行う際、高圧洗浄は
必要不可欠な工程です。
なぜかというと、高圧洗浄は
塗装の仕上がりや
耐久性に直結する重要な役割を果たすからです。
まず、高圧洗浄は表面の汚れや古い塗装を1枚目の写真のように除去します。
屋根・外壁は常に
外気にさらされており、雨・風・ほこりなど様々な汚れが付着しています。
これらの汚れや
古い塗膜を適切に除去しないと、新しい塗料が密着せず
、劣化や剥がれの原因となります。
高圧洗浄によって、これらの汚れを根本から取り除き、表面をきれいな状態に整えることができます。
まずは、屋根の高圧洗浄ビフォーアフターです。
写真のように、汚れがたまっている箇所は特にしっかりと落としていきます。
高圧洗浄によって
表面の凹凸や
微細な隙間にたまった汚れも効果的に取り除くことができます。
これにより、この後行う塗装作業において、
塗料が均一に塗布され、
美しい仕上がりを実現することができます。
また、表面が清潔になることで塗料の
密着性が向上し、
耐久性も向上します。
次は、外壁の高圧洗浄ビフォーアフターです。
表面にたまっていた汚れが水で流れているのが確認できますね。
高圧洗浄は化学洗浄剤を使用せずに水圧だけで汚れを落とすため、環境への負荷が少なく、
安全性が高いです。
適切な高圧洗浄を行うことで、塗装の劣化や剥がれを防ぐということは、
建物を長期間維持することが可能となります。
総じて、屋根・外壁の塗装を行う際には、高圧洗浄が欠かせない工程であることが分かりますね!
住宅を塗装する際に、養生はとても重要です。
養生とは、塗装作業を行う際に
周囲の環境や建物を保護するための作業を指します。
塗料には、化学物質が含まれていることが多いです。
周囲の環境(地面や植物など)に塗料が付着すると、
清掃が困難になるだけではなく、環境にも悪影響を与えます。
また、ガラス等の建物自体や、建物内部に塗料が付着すると、後々の修復が難しくなる可能性もあります。
塗装作業の効率が向上し、環境や健康への影響を最小限に抑えるためにも養生が不可欠です。
弊社は写真のように、
地面・玄関ドア・窓・窓枠・バルコニー床・バルコニー手摺など作業しない箇所にもしっかり養生をかております。
周囲の環境を保護するために養生をかける場所として挙げられるのは、
植物(草花)・地面などです。
建物では、窓やドア・付帯部など、塗料の色が違ったり、
塗装しない部分を保護するために、養生をかけます。
養生は、ビニールシートなどで覆う方法が一般的です。
1枚目の写真は、塗料が地面につかないようににするため足場に養生をかけました。
細かい箇所は、2枚目の写真のように
マスキングテープや
マスキングフィルムを使用して、塗装しない部分をしっかりと覆います。これらの作業を行うことで、塗装作業を安全かつ効果的に進めることができます。
①当たり前ですが、玄関ドアは開閉に支障が出ない様に養生しております。
機能性を落とさずに、養生をかけたのはエアコンの室外機などもそうですね。今年の夏は、エアコンなしでは過ごせそうにない猛暑ですので、工事中も運転に支障なく使えますのでご安心下さい。
②は、
出窓です。
ビニールシート・マスキングテープで丁寧に養生をかけ、出窓枠・窓本体に塗料が付着することを防ぎます。
外壁を塗装する際だけではなく、軒天井(のきてんじょう)を塗装する際にも、塗料が垂れてしまう可能性があります。
そのため出窓の上部もしっかりと養生をかけます。
お施主様が気にされていた、目地シーリング工事を行います
シーリングは、建物の部材等の
接合部分や隙間を埋めるために施す充填剤のことです。
家の壁や窓などの接合部分にシーリングを打つことで、
・
防水性(雨水や湿気・虫などの侵入を防ぎ、建物内部のカビ・腐食の被害を防ぐ)
・
気密性(外気が建物内部に浸入するのを防ぎ、暖房や冷房等の効率を向上させる)
・
断熱性(外部からの熱や冷気の侵入を防ぎ、室温を安定化する)
など、様々な役割を果たします。
シーリングの劣化が進むと、劣化して
ひび割れてしまったり、固く
肉やせが生じます。
影響としては、まず第一に、
水漏れのリスクが高まります。
シーリングの劣化によってひび割れて隙間ができると、雨水が家の内部に侵入します。
これによって
壁や天井の雨染み、
カビ・腐食が進行し、建物自体の
劣化が加速します。
雨漏りが起きてしまうと、家具や床にも影響が及ぶため、梅雨・台風前にメンテナンスしておくと安心ですね。
シーリングの劣化は、更には
断熱性能の低下が引き起こします。
断熱性能が低下することにより、一体何がおこるのでしょうか?
それは、シーリングの劣化により、外気・湿気が家の内に浸入しやすくなります。
これによって暖房や冷房の効率が悪化し、
光熱費の増加や
室内の快適性の低下が生じる可能性があります。
※窓サッシ周りのシーリングは、結露の発生で余計に痛みが出易い部分なので注意が必用です。
外壁の目地シーリングの劣化は、外壁の耐久性の低下により、
建物の安全性の低下につながります。
シーリングが劣化することで、建物全体の構造強度が低下し、風災(台風や強風雨)・地震などの
自然災害に対する耐久性が低下します。
シーリングは防水面は勿論のこと、柔らかく弾性があり、外壁のクッション部分として建物の耐震性の強化にも貢献している大事な部分です。
ついに、塗装工程へ移ります!
まずは、外壁材と上塗り塗料の密着性を高めるための
下塗りを行います。
下塗りにはシーラーやプライマーと呼ばれる専用の塗料を使用します。
今回は日本ペイントの「
ファインパーフェクトシーラー」を使用しました。
パーフェクトトップはラジカル制御型塗料であり、外壁塗装において人気のある塗料です。
パーフェクトトップはコストパフォーマンスが高く、価格がシリコン塗料とほぼ同じくらいでありながら、耐用年数がシリコン塗料よりも長いからです。
具体的には、シリコン塗料の耐用年数が10〜13年であるのに対し、パーフェクトトップは約12〜15年と言われているため、コストと耐用年数のバランスが良いと言えます。そのため、長い目で見たランニングコストを抑えることが可能です!
下塗りが乾燥し終わったら、
中塗りを行います。
中塗りは上塗りの下地となるため、色ムラが出ないように
均一に塗装することが大切です。
写真のように
ローラーを使ったり、細かい箇所は
刷毛を使い、丁寧に塗り進めていきます。
使用した塗料は、日本ペイントの「
パーフェクトトップ」という
ラジカル制御型の塗料です。
最後に、仕上げの
上塗りを行います。
上塗りは、中塗りと同じ塗料を使用して丁寧に塗り重ねます。
3度塗りを行うことで塗膜が厚くなり、外壁の耐久性が大幅に向上します。
これにより、塗装の剥がれや劣化を防ぎ、長期間にわたって建物を保護できます。
また、写真のように、中塗りと上塗りでは色の濃さが変わります。
上塗りを行うことで、より綺麗な外観になります。
完全に乾燥させたのちに、塗り残しやムラがないか確認し、必要に応じて手直しを行い完成です
塗装前の外壁の色はどこにも残らず、明るいグレーの外壁に大変身しましたね!
屋根は外壁同様、
3回塗りをします。
1回塗りや2回塗りよりも
耐久性を向上させる・
見た目を良くするために3回塗りをおすすめしています。
まずは屋根表面に
下塗りを施します。
下塗りは、屋根の表面を均一にし、塗料の密着性を高めるための重要な工程です。
今回は日本ペイントの「
ファインパーフェクトベスト強化シーラー」を使用しました。
通常下塗りには、「プライマー」と呼ばれる塗料を使用しますが、今回は屋根の劣化が進んでいるため「シーラー」と呼ばれる塗料を使用しました。
下塗りが完全に乾燥した後、2回目の塗りとして
中塗りを行います。
中塗りは、下塗りで補った表面の不均一さをさらに均一にし、塗料の密着性を向上させる役割を果たします。
また、中塗りによって塗料の色や仕上がりを均一にします。
今回は日本ペイントの「
ファインパーフェクトベスト」を使用しました。
写真のように、ローラーや刷毛を使って塗布します。
乾燥後、ファインパーフェクトベストを重ね塗りします
中塗りが完全に乾燥した後、最後の仕上げとして
上塗りを行います。
上塗りは、耐候性やUV保護、美観性を向上させるために施されます。
ローラーを使い丁寧に塗布することで、屋根の仕上がりを美しくします。
屋根を塗装する際は、
塗料の選択・塗布方法に注意を払いながら、
丁寧に作業を行うことが重要です。
住宅の付帯部(ふたいぶ)も屋根外壁同様、適切な点検や塗装メンテナンスが必用なので、塗装の際はカラーチェンジすることも可能です。
一体感を出すために外壁と同じ色にしたり、アクセントをつけるために全く別の色にする方もいます。
色選びに迷ってしまった際は、お気軽にスタッフへご相談くださいね!
まずは写真の
シャッターBOXの塗装の様子です。
シャッターBOXとは、通常シャッターの上部に取り付けられており、シャッターが巻き上げられた際に、その巻き取り部分を収納する部位です。
シャッターが内蔵されない、単純な窓専用の小型の窓は庇(ひさし)と呼びます。
まずは
表面を清掃します。
その後、錆びている場合は錆を取り除き、サンドペーパーで軽く擦ります。
サンドペーパーで表面を軽く擦って
ザラつきを出すことにより塗料の密着が良くなります。
次に、塗装しない箇所はマスキングテープなどでしっかりと
養生した後、
下塗り・上塗りを行います。
写真のように、
ローラーを使い塗り進めていき、細かい箇所は
刷毛で塗り込みます。
次に
破風(はふ)・鼻隠し(はなかくし)の塗装の様子です。
破風は一般的に、屋根の側面(切妻部分や寄棟の端部など)を指します。
鼻隠しは、屋根の軒先部分を指します。
破風・鼻隠しは高圧洗浄により表面の汚れや古い塗膜を取り除き、サンドペーパーで軽く擦ります。
その後、
下塗り・上塗りを行います。
鼻隠しは雨樋の裏側なので、塗料の付着を防ぐために刷毛などを使い、細心の注意を払いながら塗装します。
次に
水切りの塗装の様子です。
水切りとは建物の外壁や窓の
下部に取り付けられる部材で、屋根や外壁を流れる雨水を適切に排水するために設置されます。
主に雨水を効率的に排水し、雨水が建物内部に侵入するのを防ぎ、
建物の基礎や外壁の劣化を防ぐ役割を果たします。
水切りはとても細い部位なので、写真のように
ヘラを使用し表面を清掃し、汚れや錆を取り除きます。
必要に応じて、サンドペーパーで表面を整えます。
その後下塗り・上塗りを行います。
今回はホワイトからブラックへカラーチェンジし、建物のアクセントになりました!
最後に
雨樋(あまどい)の塗装の様子です。
雨樋には
軒樋(のいどい)と
竪樋(たてどい)があり、屋根に降った雨水が
軒樋→竪樋→地面へ流れるように設計されています。
他の付帯部同様、清掃後はサンドペーパーで表面を軽く擦ってザラつきを出したのち、下塗り・上塗りを行いました。
雨樋には
塩化ビニール(PVC)・
アルミニウム・
ステンレス・
銅など、さまざまな素材で作られています。
適切なメンテナンス方法も違うため、皆様の住宅にとって最善最適なメンテナンス方法をご提案いたします!
フードカバーは破損していたので、新品交換しました!
今回の現場は、
フードカバーの交換をしました。
「フードカバー」とは換気装置のことを指します。
主にキッチンに設置され、調理中に発生する煙、蒸気、臭い、油分などを排出するために使用されます。
「
換気フード」「
レンジフード」とも呼ばれます。
破損が見られたため、新品交換をしました。
屋根外壁だけではなく、付帯部の不具合・破損が見つかった場合も、お気軽に弊社にお任せください(*^^*)
建物全体を見比べてみました。
施工前と完工後を比べると、建物の印象がガラッと変わりましたね。
施工前は、屋根外壁以外にも、
・
シーリングの劣化・
破風(はふ)
・
鼻隠し(はなかくし)
・
軒天上(のきてんじょう)
・
雨樋(あまどい)
・
シャッターBOX・
フードカバーなど様々な部位に劣化が見られました。
このまま放置しておいた場合、強風雨や台風で被害が出ていたかもしれません。
メンテナンスをきちんと行い、被害が出る可能性を低くすることで安心して過ごせますね。
屋根はお客様のお望みの、防水・撥水・高耐久屋根です
屋根のビフォーアフターです。
完工後のお写真は
ドローンを使用し撮影しました。
調査の目的によっては、現地調査でもドローンを使用します。
施工前は
コロニアル屋根(スレート屋根)の劣化・汚れがとても目立っておりますが、
完工後は美しい
ダークグレーになりました。
配線はサービスで調整しておきましたのでご安心下さい!
外壁は
ブラウンから
明るいグレーに変わりました。
屋根は見えにくいですが、外壁は目視できるため、塗装後の美しさに感動される方もたくさんいらっしゃいます。
外壁(シーリング含む)以外にも、
軒天・雨樋(軒樋・竪樋)・シャッターBOXの色にツヤが出ているのが分かりますね。
また、今回は
配線(写真1枚目参照)
がぶら下がっていたため、サービスで調整しておきましたので、安心してお過ごし下さい!
屋根と壁とのバランスが、シックで近代的な仕上がりです
完工後にドローンを使って、お施主様にもご一緒にご確認いただきました。
なんとも凛とした清潔感のある邸宅に仕上がりましたね。お施主様も出来上がりに、満足して頂けました。また細かい部分の仕事が丁寧、だと仰っていただけました。細かい部分の仕事にこそ、情熱を注いで良かったです。
弊社では工事の後に、ココもこんなに綺麗に仕上げてくれている!とお客様からお電話を頂くことも多いです。気付いて下さるだけで嬉しいのに、お電話まで下さるなんて本当に励みになります。
弊社では、圧倒的な長寿命、長持ち塗装を常に考えて工事をしております。
もっと高い技術を、、もっと良い塗料を、、もっともっとを創業以来積み重ね、この段階まで来ることが出来ました。更に、お客様に塗装工事で付加価値を感じてもらえるように、日々研鑽して参ります!自分達の施工する工事にプライドを持って、
お客様満足度ナンバー1を目指しております!
弊社は甲府市の外壁・屋根修繕塗装工事を得意としております!
記事内に記載されている金額は2024年07月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
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