
築36年の一戸建てにお住まいのお客様より、「瓦の屋根で耐震性が気になるので、軽量屋根に葺き替え工事を検討しているので、お見積りをお願いしたい」とお問合せがありました。
軽量の屋根で耐久性が高いスーパーガルテクトをご提案させていただきました。瓦の約1/10の重さで、屋根が軽くなることで地震時の建物への負担が大幅に減ることをご説明させていただきました。
また、前回の塗装から8年たっているとのことで、屋根工事をするので一緒に外壁塗装も行うことが決まりました(*^^*)
施工内容
外壁塗装 付帯部塗装 木部塗装 屋根葺き替え工事
使用材料
外壁【日本ペイント パーフェクトトップ(ND010)】【アイジー工業 スーパーガルテクト(シェイドブラウン)】
工事費用
外壁塗装(足場込)¥950,000 屋根葺き替え工事¥1,650,000

【日本瓦の特徴】
耐久性が非常に高く50年以上の寿命を持つこともあります。重厚感と伝統的な美しさがありますね。
しかし、瓦のが重いため、屋根に大きな荷重がかかり、耐震性に注意が必要です。
【モルタル外壁の特徴】
コテで仕上げるため、
模様や質感が多彩で、セメントと砂で構成されるため、
耐火性があります。ひび割れしやすく、
劣化を防ぐ為に定期的な塗装メンテナンスが必要です。
〇モルタル外壁の現状前回の塗装から8年なので、やや色褪せはあるものの目立つような苔やカビの発生、ひび割れはありませんでした。
モルタルは、経年で細かいヒビ(ヘアクラック)が入りやすいです。
また
水を吸いやすい素材ですので、塗装をして防水性を確保する必要があります。
塗装が劣化すると、雨水が染み込みやすくなり、 内部の構造材が腐食・雨漏りにつながる恐れがあります。
〇付帯部(軒天・雨樋・破風・鼻隠し・雨戸)の現状やや色褪せや汚れ(塵など)の付着、木部や雨戸は、塗装が剝がれたいる部分がありました。
付帯部もそれぞれ役割があり、劣化が進行してしまうと建物の耐久性に影響がでてしまうので、外壁・屋根と同様にメンテナンスを行う必要があります。

まず、足場を設置します!(^^)!
大型車両の搬入が可能なスペースを確保し、一軒家の場合は、大体1日で足場を組み立てます。
組み立て・解体時には周辺への配慮が必要なため、事前に近隣へご挨拶と日程連絡をしています。
塗装前に高圧洗浄で、外壁の旧塗膜・汚れ(塵やホコリ等)・コケを洗い流します。
しっかり洗浄することで、塗料の密着性が向上します!
外壁だけでなく、雨戸、窓レール、駐車場土間・階段など外構も高圧洗浄可能箇所は全て洗浄します。
塗装しない箇所は、ビニールとテープで養生し、塗料の飛散を防止します。
またキレイに養生することで、仕上がりにも差がでます。
マスチック仕上げとは?多孔質のローラー(マスチックローラー)をを用いて
ゆず肌のような凹凸模様を作る工法です。
高級感や意匠性を出すことができます。また
厚い塗膜が形成されるため、外壁の劣化を防ぎます。マスチック専用ローラーで日本ペイントのパーフェクトフィラーを塗っていきます(^O^) パーフェクトフィラーの特徴・きめが細かく上塗りの吸い込みが少ないため、従来品に比べて美しい仕上がりが得られます。
・シーラーとフィラーの機能を兼ね備えおり、密着性に優れ、様々な下地の旧塗膜に直接塗装できます。
中塗り・上塗りは、日本ペイントのパーフェクトトップ(ND010)を使用しました。
パーフェクトトップの特徴
・ラジカル制御技術により紫外線からの塗膜劣化を防ぎます。
・防藻・防カビ性・低汚染性などの性能があり、長期間キレイな状態を維持する事ができます!
中塗りを行うことで、塗膜の厚みが増し耐久性が向上され、最終的な仕上がりの色が安定します。
中塗り乾燥後、上塗りも同じ塗料で塗っていきます。
同じ塗料を2回塗ることで、塗料の性能が発揮されます。上塗りは、外観の美しさを決定づけ、また紫外線や雨、温度変化などから外壁を保護し、劣化を防ぎます。
外壁や屋根以外の部分、付帯部も塗装していきます!!(^^)!
木部や金属部材は、ケレン作業を行い密着性を高めます。
ケレン後、日本ペイントのファインパーフェクトトップ2回塗りで仕上げました。
雨戸は、金属製なので下塗りに錆止め(一液ハイポンファインデクロ)を塗布してから、2回塗りを行いました。
外壁塗装が完了しました!(^^)!
外壁の色が白くなり、建物が大きく見える効果があります!
次は、屋根の葺き替え工事になります。
瓦屋根から軽量のガルバリウム鋼板(アイジー工業のスーパーガルテクト)へ葺き替え工事を行います。
スーパーガルテクト屋根のメリット・軽量で耐震性が高い
・高い耐久性、長寿命
・断熱、遮熱性能が優秀
ガルバリウム鋼板は瓦の約1/10の重さで、屋根が軽くなることで地震時の建物への負担が大幅に減ります。
オール電化のお家で、屋根に太陽光パネルが設置されていましたので、取り外しました。
新しい屋根材に葺き替え後、再度、設置いたします。
※工事期間中は、発電できなくなります。(1週間~10日程度)
瓦を撤去すると、その下から大量の土が敷かれているので、この土もキレイに撤去します。
昔の日本の屋根(特に和瓦)は「土葺き工法」が多く使われていました。
瓦の下に大量の土が敷き詰められており、瓦を固定する役割や断熱・防音の効果を担っていました。
現在は土を使わず、防水シートや桟木などで瓦を固定する「引っ掛け葺き」などの工法が主流で、軽量化されています。
この土は手作業で集め、土嚢袋などに詰めて下ろし、分別して処分します。
土の量が多いほど、撤去作業に時間がかかるため、一般的な屋根より工期が長くなります。
まず垂木と呼ばれる木材を取り付けます
この
垂木を取り付けることで、屋根全体の強度・安定性が向上されます。
また垂木がしっかりしていることで、野地板や屋根材を確実に固定でき、雨漏りや台風などの被害を防ぎやすくなります。
野地板は屋根材や防水シートを支える「屋根の重要部分」です。
垂木に沿ってビスでしっかり固定していきます。
垂木と野地板を取り付けつけることで、屋根の隙間に空気層ができ、断熱効果も向上されます。見えない部分ですが、垂木と野地板は、互いに支え合う重要な構造部材です!
下地を補強することで、新しい屋根材がしっかり固定されるだけでなく、建物の耐震性や強度・耐久性が高まります!(^^)!
野地板の上に防水シート
(改質アスファルトルーフィング)を敷いていきます。
・20年~30年程の耐久性。
・耐久性以外にも強風などによる破れにくさも高いことや、製品自体に柔軟性があります。
屋根材だけでは完全に雨水を防げないため、
ルーフィングがあることで雨水を軒先まで排出します。屋根裏や構造材を守り、屋根内部に侵入するのを防ぎます。
ルーフィングは、雨漏り防止の最終防衛線であり、建物の耐久性や寿命を保つために重要な存在です!
ガルバリウム鋼板屋根材『
アイジー工業のスーパーガルテクト』色はシェイドブラウンを敷いていきます。
スーパーガルテクトの特徴・軽量で建物への負担が少ない
・高い耐久性・長寿命 (耐用年数は約25~30年)
・断熱性・遮熱性が優秀で、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を実現。
・耐風性が高く、火にも強く、遮音性にも優れています。
ガルバリウム鋼板屋根材を設置したら、棟板金を取りつけていきます。
屋根面同士の合わさりあう部分に貫板(下地材)を固定し、その上に棟板金を被せていきます。
これで屋根面同士の合わさりあう部分が保護され、雨の侵入を防ぐことができます。
瓦屋根に取り付けていた太陽光パネルを新しい屋根材の上に取り付け工事完了です(^O^)/
瓦からガラリとイメージが変わりましたね!
金属屋根材は、耐久性・耐震性が高いので、お客様のご要望にぴったりの屋根材です!
これで外壁塗装・屋根の葺き替え工事が完了しました!
とてもきれいになり、築36年になるとは思えないと喜んで頂けました♪
ご近所の方からも好評だそうです(*^^*)
記事内に記載されている金額は2025年06月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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