外壁は四六時中、外部環境の様々な影響を受けています。風雨の他、雪、雹、霧、霜、直射日光に排気ガス、果ては地震などの振動と傷つけるものを挙げたらきりがありません。これだけの原因があるのだから、傷むのは当然です。定期的に外壁塗装が必要なのも分かりますよね。 さて、今回は外壁の劣化の最大の原因とされる紫外線について書いていきます。
紫外線はUVと言われますが、これはultra violett(ウルトラバイオレット) の略称です。可視光線ではありませんので、人間の眼には見えません。そして、この紫外線には、A波、B波、C波の3種類があります。
A波、B波、C波のうち、最も有害なのがC波です。幸いなことにこれまではオゾン層によって吸収され、地上まで届くことはありませんでした。しかし、近年のオゾン層破壊によって危険性が危惧されております。 次に有害なのがB波で、こちらは地上に降り注ぐ紫外線の総量の10%未満になります。しかし、人体に与える影響はA波よりも圧倒的に強く、有害性はA波の600~1000倍近いと言われています。サンバーン、肌が赤くなって水ぶくれを起こすタイプの日焼けはB波によって起こされます。外壁にも大変な悪影響を与えそうですが、B波はガラスを通過することができません。つまり、ガラスと同じ透過性を外壁塗装で実現できれば、防げるということです。ガラスに似た性質を持つ無機塗料も紫外線に強いことが知られています。 さて、一番厄介なのがA波です。有害性はB波の1000分の1程度ですが、ガラスをやすやすと通過します。皮膚の奥深くまで浸透し、しわ・たるみなど老化の原因となります。光の性質上、塗膜に対しても通過率が高そうです。 外壁や塗膜を破壊するのはA波とB波で、樹脂層を劣化させます。樹脂層が劣化すると顔料が分離して壁の表面に白い粉が浮いてきます。これがチョーキング現象です。チョーキング現象が起きたら、外壁塗装を検討しなくてはなりません。
記事内に記載されている金額は2021年06月11日時点での費用となります。
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