本日ご紹介いたしますのは調布市で行った外壁塗装前の目地コーキング打ち直しの様子です。
目地とは、外壁材(サイディング)の継ぎ目の部分です。目地は通常コーキング材を使って水分が浸入しないようにシールしていますが、劣化が進むとその効果は薄れます。外壁塗装を行う場合、目地の上からも塗装をすることになりますので、傷んだコーキングも合わせて交換するのが一般的です。
実際、目地のコーキングはどのような状態になったら劣化したと判断できるのでしょうか?
まず見ていただきたいのは左写真です。コーキングがひび割れを起こして、一目で正常ではないことが分かります。また右写真においてはコーキングが経年によって痩せてしまい、サイディングとコーキングの間に隙間ができています。コーキングは年数が経つと硬化し、弾性がなくなります。建物は傍目ではほとんどわかりませんが、温度変化などにより微妙に伸縮を繰り返しています。コーキングはその伸縮に追従するため弾性が必要なのですが、硬化したコーキングでは追従できないので、写真のようにひび割れを起こすのです。
コーキングのひび割れや目地の隙間から水分が浸入する危険がありますので、コーキングが傷む前に定期的に交換しなければなりません。
それではコーキングの打ち替え作業をご紹介します。
まずは目地の古いコーキングを取り除きます(左写真)。この際、サイディングと目地の境目にカッターなどで切れ目を入れておくとスムーズに取ることができます。その後、周辺を清掃したものが右写真です。
マスキングテープ(左写真の黄色いテープ)で塗らない箇所を養生します。そしてコーキングガンという専用の器具を使い目地にコーキングを注入していきます。
注入しただけでは見た目がいまいちですので、ヘラなどを使って余計なコーキングを取り、さらに表面をならしておきます(右写真)。
コーキングが固まる前に養生を外し、コーキングが固まればコーキング打ち直しは完了です。
一般的にコーキングの耐用年数は5年~10年と言われています。外壁塗装を行っても、コーキングがまだ数年持つと考えて交換しなかった場合は、確実に次の塗装時期の前にコーキングがダメになります。そうなるとコーキングを打ち替えるためだけに足場を架設する必要があるので、それだけ出費がかさんでしまいます。そうならないために外壁塗装をする場合はコーキングのメンテナンスもしっかり考えましょう。
外壁塗装センターでは様々なコーキングを取り扱っております。中には耐用年数が通常の数倍というコーキングもありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2021年07月27日時点での費用となります。
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