先日は屋根塗装の2液型塗料の「安全衛生上の注意事項」を掲載しました。本日は外壁塗装用の水性塗料の「安全衛生上の注意事項」をご紹介します。外壁塗装、屋根塗装に限らず、工事は全て安全第一が最優先です。今日も一部を抜粋してみます。
●2液型塗料よりも安全衛生上の注意事項は少ない
溶剤である2液型塗料は非常に燃えやすいので、それに対する注意点が多数記載されています。水性塗料は液体である時は燃えにくいので、それらの注意点は記載されておりません(塗膜となった場合、燃えやすくなる水性塗料もあるので注意)。
・日光から遮断し、換気の良い場所で保管してください。輸送中も50℃以上(スプレー缶の場合は40℃以上)の温度に暴露しないでください。
上記は2液型塗料にも記載されている注意事項です。水性塗料であっても、温度が高くなれば化学変化が進みます。塗料に限らず、どんなものでも涼しく、風通しの良いところで保管するのは基本です。
●水性塗料であっても火災やこぼした場合の対処が塗料ごとやメーカーによって違う
火災時には「消火器を用いてください」と記載している塗料もあれば、何も記載されてない塗料もあります。ということは、どんな場合でも消火器を用意しておけば問題ないでしょう。また、こぼれた時の対処法には「砂などを散布した後、処理してください」という塗料もあれば、「布で拭き取って、水に塗らして保管してください」という塗料もあります。いずれにせよ、発火しないような処理の仕方が求められています。
●水性塗料でも容器に関する注意事項?
・塗料等の缶の積み重ねは3段までとしてください
水性塗料にも積み重ねに関する注意事項がありました。確かにどんなものでも積み重ね過ぎるのは危険です。
・缶の取っ手を持って降ったり、取っ手をロープやフックで吊り下げたりしないこと。
一斗缶に詰められた塗料の重さは約15kgです。乱暴に扱うと取っ手が変形したり、はずれたりして落下事故につながります。
●一番大切なこと
・使用前に取扱説明書を理解して、取り扱ってください。
涼しいところに保管する、火気厳禁など基本的な部分は溶剤系でも水性でも同じですが、各塗料やメーカーによって適切な取り扱い方は製品毎に異なるのです。安全第一のためにはこういった知識の習得も欠かせないのです(写真は全てイメージです)。
記事内に記載されている金額は2021年06月08日時点での費用となります。
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