外壁塗装・屋根塗装前の「目荒らし」、または「足付け」といった作業をご存知でしょうか。趣味で模型作りを楽しむ「モデラー」の方なら、すぐにピンと来るのではないでしょうか。
「目荒らし」、または「足付け」と呼ばれる作業は塗装前の下地処理、「ケレン」の一つに含まれます。「ケレン」では一般的に塗装面の汚れや錆、古い塗膜を取り除きます。一方、目荒らし(足付け)では新品を塗装するために加工することを指すことが多いようです。棟板金などの金属製品、雨樋などの樹脂製品は表面がツルツルです。これらの表面に細かい傷をつけ、ザラザラにするのです。
●ツルツルをザラザラにする理由 表面がツルツルのものに塗装した場合、乾燥するまでは塗料が流れやすいのです。また、乾燥しても剥離しやすいリスクがあります。ザラザラのものに塗装した場合、表面に凹凸があるので、塗料が流れにくくなります。また、凹凸がある分だけ、塗料が食い込んでいますので、剥離しにくくなります。凹凸がある分だけ表面積が増えるので、塗料と接している面積も増えるので、剥がれにくくなるのです。上の画像でそのイメージが分かると思います。 余談ですが、車などのエンジン内部はツルツル・ザラザラ論争が耐えません。「ピストンなどの躍動面は鏡面加工して、極限まで摩擦を下げた方が良い派」と「ある程度は凸凹させておいた方が凹部分にオイルが保持されるので、結果的に摩擦力が減る派」に分かれます。 凸凹というとマイナスのイメージがありますが、外壁塗装や屋根塗装では欠かせないものだったりするのです。
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