千葉県の多くの地区は海に近い場所に居を構えている方が多いと思います。 昔は遠浅の海で海路交通も盛んだったようですし。というのは江戸時代のお話でしょうか。 でも、県南部の主要都市は海岸沿いにあることは今も変わりません。 今日は最南端、館山市にお住まいのM様邸の塗装工事前の調査にお伺い致しました。
外壁はサイディング、屋根は薄型スレートの屋根でした。 海の近くのお住まいにとって一番の敵は潮風のようです。 M様邸は築27年ということでしたが、やはり気になることは西からの強い潮風と鉄部の塩害とのことでした。 早速お客様と一緒に建物を確認致しました。 外壁の塗装はところどころ、ヒビが入っているところもありましたが、素地自体に強度があるので すぐに塗装をしなくてはいけない緊急事態というわけではありませんでした。 もちろん、塗装をしても良い時期にさしかかってはいましたが。
そしてお客様の気になさっている鉄部の状況です。 先ずは雨戸。これだけ錆びていると塗装での対応は不可能です。 下のサビをキレイに落とすと雨戸自体に穴があいてしまうでしょう。
そしてベランダ。55mm×60mmの角材の柱を使用していましたがいたるところにサビで腐食が見られます。
中には穴があいてしまっている箇所もありました。 柱の太さからいってすぐに崩れたりする心配はないのですが、腐食はどんどん進行するでしょう。 ケレンをしてサビを落とし、錆止めを塗ったあとで塗料で仕上げることは可能ですが正直に言うと 数年でサビが浮いてきてしまう可能性がとても高い状況です。
お客様は心配していなくて今回の施工希望に入っていなかった屋根も念のため調査しました。 勾配は5寸で施工をするには足場の架設が必要な傾斜です。(2m以上の高所作業には原則、足場が必要ですが)
遠目で見るのとは違い、コロニアルの浮き、塗膜のハガレが出ています。 前回の塗装の仕上がりがあまり良いとは言えず、縁切りもされていませんでした。 屋根塗装は次の外壁塗装でとお客様はお考えだったようです。
今回の施工方針として、壁は数年伸ばしても大丈夫な状態、屋根は数年内にやらないといけない状態、鉄部は直ぐにでも処置が 必要な状態でした。 以上を踏まえてお客様に数パターンのご手合いンをすることをお約束して現地をあとにしました。 暖かい南房の地、次回お伺いするのも楽しみです。 時間があれば釣りがしたいのですが、残念です。
記事内に記載されている金額は2021年06月05日時点での費用となります。
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